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部品と実機を眺めれば/Rebell 1:144 F-14A BLACKTOMCAT

 最近買ったプラモ。Rebellのブラックトムキャット。航空機のプラモデルは自分にとってはまだまだ未知の領域である。

奇しくも同スケールの黒いプラモデルたち。

 同じく真っ黒な成型色のエコプラガンダムマークⅡと一緒にランナーを並べてうっとり眺めるなどした。プラモデルってランナー状態でもカッコいいよね。

 ならばこそ、美しい黒の成型色を楽しむべく、今回はほぼ素組みに近い形で組み立てていく方針に決定。要するに、あんまり難しいことはしないつもり。

↑あまりにも小さい。

 いきなり1/144スケールの操縦桿。説明書では先に接着することになっているが、「これは先に座席を取り付けてからの方がいいだろう」とその場で判断して作業工程を入れ替える。こういった"ライブ感"は面倒でもあり面白味でもある。

 コックピットブロックを機首外装で挟み込む。内壁に付いた位置決めの突起の下側に来るように挟み込んでみるとなんとなくカッチリ固定された気がしたので、そのまま先端側を接着。
 この時、なんとなく勘が働いて後ろ側は接着せずに後の工程を待った──が、一抹の不安。

キャノピー取付工程のイラスト。

 説明書の別の画像を見てみる。座席の高さが違うような気がするが、確証は持てない。

↑ちょっと埋もれ気味?

 実機の画像検索をしてみる。座席のヘッドレストは埋もれないようになっていそうである。そりゃそうだ。視界確保のためだろう。となると──

「これ、突起の上側が正しいのでは?」

 先ほどの勘が早くも役立った。後ろ側は分離されているので少しずつ開いて内側のコックピットブロックを外せる。危ないところだった…!

↑さっきよりも座席位置が高くなった。

 破損させることなくリカバリー完了。なんともスリリングな体験である。

 物体をよく見るのも良し、元になった実機を観察するも良し…というより、必要不可欠であるようだ。何はともあれここからは少し凝りて、より慎重に組み立てていくことになる。

 こういった事前には気にも留めなかったような情報をリアルな物体から得られるというのも未知のジャンルの模型の楽しさのひとつ。まぁ、失敗しても怒られないし、記事のネタになるからね!

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