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有馬記念 有力馬考察

有馬記念、有力馬(想定1~5番人気)の考察をまとめてみました。

◆クロノジェネシス(想定1番人気)
 鞍上北村友 全成績(6-2-3-1)

 血統面と鞍上もあって毎回2~3番人気が多い馬が今回は1番人気想定、12月の中山は時計がかかるタフな馬場、宝塚記念1着、普通に考えれば馬券内の確率は高いと思います。
ただ不安材料は、2つあります。
・1つ目は【レース間隔】
 馬券外になった昨年のエリザベス女王杯では、中4週で使い結果は5着、今回のレ―ス間隔は中8週、レース間隔だけ考えたら、パフォーマンス落ちもありそうです。当日2桁のマイナス体重での出走なら確実に割引が必要だと思います。
・2つ目は【鞍上不安】
 北村友一騎手の今年の中山の芝の成績は0-0-0-9、中山での出走回数が少なく、馬券内もゼロ、今回乗り難しい中山2500mという舞台設定がこの騎手にとって良いとは言えないですよね。
当初、軸でも良いと思った馬ですが、枠順、当日の馬場を踏まえて考えていきたいですね。

◆フィエールマン(想定2番人気)
 鞍上Cルメール 全成績(5-3-1-2)

 昨年の有馬記念は、凱旋門賞明け海外帰りの中での出走で4着、昨年の同舞台と比べれば状態は今年の方が上なのは明らかですね。前走天皇賞秋でも直線で外出しした分仕掛けが遅れ2着も上がり3F32.7秒はメンバー最速、鞍上含め頭まで考えた時は、現時点では最有力候補になります。
ただこの馬にも不安材料は、2つあります。
・1つ目は【5歳末ディープ産駒】
 ディープ産駒で絶頂期のパフォーマンスを期待できるのは、個人的には4歳までと考えています。使い減りを考慮しながら使っているとはいえ、5歳末となるとギリギリの時期かなと思います。加えて当日、稍重以上になることがあれば、セオリー通りディープ産駒は割引が必要だと思います。
・2つ目は【中山苦手説】
 中山の成績だけみると(1-1-0-1)と苦手とまでは言えないですが、やはりベストは平坦京都の天皇賞春3200m、ラスト2Fから瞬発力を活かした競馬がこの馬には合っているかなと思います。また今回キセキが出走することからペースも流れて道中ペースが乱れて消耗してしまうと直線伸びずの展開もあるのかなと思います。

◆ラッキーライラック(想定3番人気)
 鞍上福永 全成績(7-4-3-4)

 3歳時、将来を期待されていた素質馬が今回早くも引退レース、今年はまさに覚醒したと言っていい成績、馬券外になった宝塚記念も伸びない内を通っての6着と負けて強しの内容、前走エリザベス女王杯では状態はそこまでという中で1着、牡馬との力差がどれほどなのかなと考えた時、大阪杯では、クロノジェネシスとクビ差ではありますが1着、安定感という点では、牝馬らしく今一信用できない部分もありますが、オッズ妙味とういう点では狙ってみたい馬になります。

◆ワールドプレミア(想定4番人気) 
 鞍上武豊 全成績(3-1-3-1)

 昨年の有馬記念では向こう正面、最後方からの捲り競馬で3着、冷静沈着な武豊騎手の神騎乗と言ってもいい内容、4歳末のディープ産駒であれば、ある程度のパフォーマンスを期待できますし、今回内枠確保で外が伸びる馬場であれば、昨年と同様の競馬で2.3着までならあると思います。

◆カレンブーケドール(想定5番人気) 
 鞍上池添 全成績(2-6-2-2)

 前走ジャパンC4着、陣営からも本番は有馬記念ということからも期待でき、鞍上は有馬記念男の池添謙一騎手、オッズ妙味からも必ず買いたい馬になります。またディープ産駒ながら重馬場までこなせるのは母父のScat Daddyの影響もあり、この時期の中山も合いそうな気がします。瞬発力で勝負する馬ではないので道中の位置取りがかなり重要、中段~前の位置で競馬できれば粘りの競馬で2着までならあると思います。

まとめると、頭までありそうなのは、クロノジェネシス、フィエールマン、ラッキーライラックの3頭、2.3着候補がワールドプレミア、カレンブーケドールの2頭かなと思います。

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