Hasselblad 500C/Mがやってきた
中判カメラを買いました とnoteに書いてから約3週間。ようやく手元にカメラがやってきました。中判カメラの頂点、Hasselblad 500C/Mです。
時間がかかったワケと、購入のいきさつ。
「中判カメラとは?」とか「ハッセルブラッドとは?」についてはここではいったん語りません。まだ手にしたばかりというのもありますし、そもそもこのnoteを読んでいらっしゃる方はすでに相当な知識を持っているはず。
というわけで、今回は自分がハッセルを購入した経緯を書いていこうと思います。
このハッセルは、SNSで交流させていただいている方から譲り受けました。その方はたくさんのカメラをお持ちなこともあり、ハッセルの出番は少なかったようです。
そんなタイミングで見つけたのが、「中判欲しい...」とつぶやく私。お声がけをいただき、ハッセルを譲り受けることとなりました。
実はこれは9月くらいの話です。
こうして使い始めるまでに時間がかかったのは、ハッセルを分解整備に出していたから。
もちろんこれは「個人間取引で不良品を摑まされた!」みたいな話では決してなく、譲り受けた時点でじゅうぶんに撮影可能な状態でした。整備をしてくださった方からも「程度はかなり良いですよ」とのお墨付きをいただきました。
だから言うなればこれは、カメラを使っていくうえでの礼儀です。ですきっちり整備されていないことで思わぬ機械トラブルが発生することもありえますし、カメラ本来の実力を発揮できないこともあるでしょう。
それをnoteで「ハッセルは意外と巻き上げが重いんです」とか書いちゃうかもしれません。麺が伸びきって本来の味とは違うラーメンを食べながら「人気店とのことでしたが、麺はイマイチでしたね」とレビューするようなものです。
こういうのはハッセルに興味を持つ人にとって良くないなと思ったので、まずは整備をしてから使おうと決めたのでした。
ぼくのハッセルを見てください
肝心の写真はまだ未現像なので、とりあえずぼくのハッセルでも見てやってください。
端正な外観。このフォルムも購入の決め手のひとつでした。
名前は500C/M。500Cの改良版(C Modified)で、C/Mです。
(追記:500の前に星が付くのは当時の正規輸入品の証だそうです。このnoteを公開したあとにフォロワーさんが教えてくれました)
レンズはPlanar 80mm F2.8。これがハッセルの標準レンズです。
焦点距離は35mm判換算で約44mmとなります。
絞りとシャッタースピードはレンズが担います。ゆえによくハッセルは『ボディはただの暗箱』と言われますね。
そのボディには製造年を示すシリアルが付いていて、ぼくのハッセルは1977年生まれということがわかりました。1985年生まれのぼくより少し先輩です。
一応1977年のニュースをwikiで調べたのですが「ドリフ大爆笑が放送開始」とか「コロコロコミック創刊」など、あんまりイメージがつかない出来事ばかりでした。古いんだか新しいんだかわからない感じ。
フィルムマガジンの着脱ボタン。特撮ものに出てきそうなマークです。
そしてなんと言ってもこのファインダーです。中判カメラの大きくてクリアなファインダーは、一度覗くと忘れられない魅力があります。
さぁ、どんどんハッセルで撮っていくよ
良いカメラを買ったので、このポテンシャルを無駄にしないようどんどん使っていきます。せっかくの中判なので、これまであまり撮っていなかったポートレートにも挑戦していきたいなという気持ちもあります。
ハッセルでのフォトウォークも楽しそうだなぁ。まずはテンポよく撮れるように一通りの作法を体に染み込ませないといけませんね。どんな写真が撮れるのか、今からワクワクしています。
最後に
今回のハッセルの整備を頼んだのは松村カメラサービスさんです。ライカを点検してもらったご縁もあって、ハッセルの整備もお願いしました。
ツイッターアカウントもお持ちなのでコミュニケーションも取りやすいし、気軽な相談にものってもらえます。ぜひ。
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最初の1本は自宅で撮りました。
・初めての中判フィルムと母の写真
フォトウォークに持ち出してスナップしてみたり。
・Hasselblad 500C/Mで初めての夜スナップ
・ハッセルブラッドが見た六本木ヒルズ スカイデッキの夕景
家族との思い出を撮ってみたり。すごく良いカメラでした...!
・フィルムカメラで残す2018年12月の家族写真
・子供と休日 | ハッセルブラッド
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