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HP5 PLUSと夜のライカスナップ

ここ最近の個人的定番フィルムになりつつあるのがイルフォードのHP5 PLUS。

フィルムらしい写りとISO感度400の万能さ。ビックカメラでPayPay支払いをすれば36枚撮り1本が実質600円ちょいでコスパもなかなか。また最近になってパッケージを変更するなど「まだまだフィルムを作りますよ!」という姿勢もうれしい限り。

そんなHP5 PLUSにライカ M3とズミクロン 50mm F2 1st。このセットで夜の東京をスナップするのが至福の時間です。

歩き慣れた道でも見える景色は毎回違う。「1ヶ所に留まってじっとタイミングを待つ」みたいなストイックなことは出来ないので、目についたものをささっと撮っています。

夜のスナップをするのはほとんど会社終わり。仕事とは違う頭を使うのがちょうどいい負荷になります。凝り固まった脳の筋肉がほぐれていく感覚です。

最近は現像〜スキャンまでのフローも整い、余計な迷いを感じることも減りました。好みの写真も変わってきて、モノクロをしっかり撮ってみたいという欲が芽生えています。

とあるフィルムカメラのムック本の中で、名のある写真家さんたちが愛用するモノクロフィルムについて語っている部分があります。そこにはフィルム選びから現像に渡り各々のこだわりが書かれているのですが、ただ1人、セイケトミオさんだけは文章がやたらと短くなっていて。

フィルムは印画のトーンを左右する基礎なので、気に入ったものを充分に使いこなすことが自分のスタイルにもつながる大切なポイントと思っている。
(現像について)
ほとんどメーカーのマニュアルに従う。特別なことはしない。

アマチュア機材大好きマンの自分には突き刺さるお言葉。精進しなきゃいけませんね。

そういうわけで、しばらくはこのHP5 PLUSで撮り続けてみます。

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今さらながらセイケさんがブログを書かれているのを知り、暇さえあれば過去記事を読み漁って勉強中です。

ちなみにセイケさんの使うフィルムはほとんどがコダックのTRI-X。増減感もせず、暗い室内であっても三脚は使う。SSの限界は1/15。ライカやシグマなどデジタルでの作品も素晴らしすぎます。写真がめちゃめちゃ良い(値段も)とも聞いたので、noteのサポートはセイケトミオ写真集貯金にしようと思います。

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今回の機材の関連noteはこのあたり。お時間のある方はぜひ。

Summicron 50mm F2 1st - ぼくが偏愛する沈胴ズミクロンのこと
ILFORD HP5 PLUSというモノクロフィルムを試した
HP5 PLUSのモノクロポートレート

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