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子どもから「りんご病」をもらい、異世界に迷い込んだ話

みなさんは「りんご病」知っていますか?

子どものほっぺたが赤くなるあの病気です。

主に低年齢の子どもがかかり
症状が現れるときに感染力がなくなっているので
学校などを休む必要はありません。

特に困った症状は出ないので
なんともちょろい病気です。


そんな「りんご病」に
長男がかかったことがあります。

元々ほっぺたが赤いので、
なんだかいつもよりも少し赤い気がするなぁ
その程度でした。

その日、学校から「りんご病」かもしれないので
病院に行って確認してくるようにと言われました。

診断受けたらまた戻って良いと言われたので、
一体何のために病院に行くのか
???な頭で病院に行き
無事「りんご病」と診断を受けました。

特に治療も必要がないので、
学校側に「やっぱりね」と安心させるための
受診だったような気がしました。


その数日後
私は風邪のような症状に、見舞われました。

体の怠さ

節々の痛さ

それがひどくなり
足がゾウのようにパンパンに。

たった一歩
歩くだけでも痛みが起きて
完全に歩行困難者になりました。

何かにつかまりながら
そろりそろりと歩くのがやっとでした。

夜になると今度は
急に笑いがこみ上げてきて
ケラケラと大笑いし始めました。

笑いが収まってくると
今度は大きな声で

「うえーーーん、うえーーん」

と泣き出してしまいました。

それから、笑っては泣き、笑っては泣き
何度も何度も繰り返していました。

自分では止められなくて、なんだか不思議な気分でした。

ちょうどその最中に夫が帰ってきて、

慌てた様子の夫に
「すぐに寝たほうがいい」
と言われました。

あとで聞いたら、
気が狂ってしまったと思って
恐怖を感じてたそうです。

そのまま、
私は布団の中でも時折り「うふふふ…」と笑いながら眠りにつきました。


そして翌朝には正常な私に戻っていました。


神経は正常に戻りましたが、
痛みは数日続き、体の痒みも出たりと、
1週間くらいしんどい思いをしました。


『赤いほっぺにご用心』


今日もあなたに心の安らぎと幸福感が訪れますように♪



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