ここにきてのゆさぶり/愛していると言ってくれ

まってまってまってまって。
愛していると言ってくれ(韓国リメイク版)13話である。

このドラマは良くも悪くも静かで、固まっていたものがすこしずつ剥がれ落ちてくるようなドラマだと思っていた。見ていて感情が大きく揺さぶられることがなかったし、もちろんストレスを感じることもなかった。

しかしだ。

女館長が出てきたあたりから少しモヤっとするものがあった。
かつて恋人だった人を(どんな理由があったとしても)
聞こえない人に対して、一方的に別れを告げたような女が、
何をいまさら戻ってきて、寄りかかろうとしているのか、と。
いい年して自己憐憫の塊みたいなこじらせ女だな、と思ってた。
これがストレスその1である。

そしてその2。ジヌ。
モウンがそのことを気にしているというのに、ただびしょぬれになった元カノを、深夜に自宅に招き入れるその神経である。
いやいやいや。人として分からんでもないが、さすがにそれはなくない?
真昼間ならまだしも、夜よ? コンビニがないわけでもないのに、傘をささずに歩いてくる女よ? 入れる!? なぁ入れる!!??

その3。
そのことをモウンから切り出されて、「僕でも誤解すると思う」
もう、ハァ!?の極みである。
誤解とかそんな瞬間的なものではなくて、もっと積み重なったものがあって、我慢しきれなくなって、「何言うてるかわからんわ(本編、断じてこんな大阪弁ではなかった)」という彼女に対して、それ…?そしてあれだけの会話で本当に解決したなんて思ってないよな!!??(誰に対しての怒りだよ)

そんな中の!!ジョハン!!!
もういいヤツすぎて、画面のこっちでわたしは大号泣である。
友達だからこそ言い出せない気持ちや、これ以上の寄り添いはダメだ、自分の思いは実らない、とわかっていながらのアレは!!!最高すぎる!!!!全世界の幸福が彼のもとに降り注いでほしい…!!!マジで!!!これはきっと報われないとイチ視聴者の私も思うけれども。

もうここにきて、なんだか煮え切らない押しの弱い子だなぁ…から
めっちゃええ奴やんに二階級特進どころではない騒ぎである。

はぁー。そのことを思うと、姉の友達であるジユに、真向からいったモダム、マジでやりよるわ。末永く幸せになれよ!!!一年で別れるんじゃないぞ!!!!絶対お似合いやと思うけど!!!!!

それにしてもモウン。
言葉にしなければいけないことや、ある時はお互いに徹底的に話し合う姿勢がなければ、「楽だから」だけで彼氏を(というか、ただ寄りかかれる人を)探しているだけなら、ずっとあのままだよなー。
13話ラストで、ジョハンに対して「すごく楽だから」というセリフがあったのは、大分危険信号だった。

恋だと思っていたものは、もしかすると、これまで近くにいたことのない「聞こえない人」に対しての、新鮮な驚きを勘違いしてしまったものなのかもしれない。
ジヌに対して積もっている思い(不信感や、物足りなさ)は、それを彼の前に並べたところで、本当に伝えたかったこと、思っていることとは遠い、変なところに着地することは目に見えているから、話し出せない気持ちもわからないでもない…。分からないでもないけど…!

はぁー!!!!マジでここにきて特大感情に揺さぶられている。
最終回の配信を待って、あと3話を一気に見ようか、今配信しているところまでを見切ってしまおうか、本当に迷う…!!

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