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若者よ! 7つの習慣 は絶対に読んではならない

成功したい。
人生を変えたい。

総じて
金持ちになりたい。

誰でも一度はそう思ったことがあるのではなかろうか。
いつの時代も男女にとって最高のバイタリティになり得るひとつである。

 ・そういった気持ちに寄り添う本。
 ・会社でもセミナーが開かれ説明されるほど有名な本。
 ・そして本気の行動、実行、計画中、である人は確実に目にする、紹介されるであろう本。

それが7つの習慣である。


7つの習慣は人生の公式が書かれている。
人生は1+1=2だよと
良い人生を送りたいならこうすれば良いんだよと教えてくれるのだ。

ここまで聞けば全員がなんて素晴らしい本なんだ。
ぜひ読みたい!と思うのではなかろうか。

しかし、残念なことに人生は本のようにはいかない。タイミングを間違えるとえらいことになるのだ。
出会って初日に告白を決行してしまった時の様に。


さて私は20代中盤で7つの習慣と出会った。
当時様々な自己啓発本を読み漁り、
切れそうになる緊張感を本によって呼び戻すと言うルーティンがあった。

そこで出会ったのがこちらの本だ。
内容はものすごく良かった。他の追随を許さない圧倒的説得力。
感銘を受け、本に書かれたように行動をしたのである。


この本は自己啓発本であると同時に、バイブル的な側面もある本当に素晴らしい本だ。

是非読んで欲しい。
50歳以上で、家族子供がいて、なんらかの上位の役職に就き、社会的地位が高く、権力を握っている人に

つまり
すでにドメスティック、
ソサイエティのその両方で何かしらの役目をお持ちになる方、その役目が上位に位置する方

もしあなたが読んだなら
実利的に
今ある地位、権力をより盤石にし、家族から尊敬され、上司としての器が確実に大きくなり人もついてくるようになる。

本当にお勧めできる本である。



もっと言うと
すでに何者かである人は一旦全員目を通してくれと言いたいぐらいだ。
老害と言われない為に。あるいは老害であったと自覚する為に。


老害とは
経験が時代に則していないにも関わらず、
自らの年齢、役職、自身の古い成功体験などを利用し合理的な手段、結論を捻じ曲げること。
また感情が直接的になり我慢が効かず相手に不快感を与えること。

私は赤ちゃん回帰現象と呼んでいる。
感情のコントロールが効かない、頭でっかちな赤ちゃんへと戻っていく現象のことを。


例えば
10メートル先に白いカラスがいたとします。
若年者は目がいいから白いカラスだと分かる。
しかし、目の衰えた年配者はあまりよく見えていないのにも関わらず経験則から白いカラスなどいるはずない。
あれは鳩だというのだ。
若年者が、いやあれはカラスですよ。にも
耳をかさず歯向かってきたと感じる奴のことだ。


そして実際近づいて見てみるとやはりカラスだった場合、
自身の失敗はヘラヘラ笑って誤魔化す。
にも関わらず部下へはそれを許さない。
ダブルスタンダードを平然とやってのけるマインドを持っている奴のことだ

あるいはそれはカラスだろうが鳩であろうが結果に影響を及ぼさないのを知っているのにも関わらず説明もせず、見下し嘲笑うパターンだ。
わかったところで何?と意地悪くマウントを取りたがる奴のことだ。


そんな難聴になった耳と、ジャイアン理論、権力を使った論点すり替えに嫌気が刺すのである。


いつの時代も年配対若年の構図は伺えるが、
老人、年配者というだけで若年者が嫌悪感を感じているわけでは無い。

年配者自身も
上記例の若年者を主観に置いた場合、年配者のような奴はゴメン被るはずだ。

それを自身がしているのである。
そして自覚がない。むしろ育ててやっているなどと傲慢さが滲み出ているのだ。

その様はまさに老害。なんの疑いがあろうか。


一つ語弊があるといけない
老害であることと日本の発展に貢献した尊い先人であることは区別してほしい。
同一人物であっても、尊敬してるし、軽蔑してるは同時に成り立つのである。



本題ではないところでヒートアップしてしまった。
本題へ戻す。



7つの習慣を読めば自分の人生のあり方を見つけることができる。

読むことによって人生を豊かにできるのだ。

読んで損はない人は下記のような方だ
 ・社会的地位が高い方

それと
 ・一生サラリーマンと決めており、出世欲も強く無い人
 ・長期的にうだつが上がらない人

はお勧めしたい。
人生が好転すること間違いなしだ


題名と齟齬があるがご愛嬌。
若くてもそこそこのポジションで一生サラリーマンでいいや、と言う人はガンガン読んでくれて構わない。


本は下記から購入できる。
7つの習慣 Amazon


7つの習慣の各項目は次のとおりである。
 第1の習慣: 主体的である
 第2の習慣: 終わりを思い描くことから始める
 第3の習慣: 最優先事項を優先する
 第4の習慣: Win-Winを考える
 第5の習慣: まず理解に徹し、そして理解される
 第6の習慣: シナジーを創り出す
 第7の習慣: 刃を研ぐ


各々素晴らしい。
深入りしなければ各項目自体は覚えておいて決して損はない。


しかし、
上昇志向が強く、向上心が高く、今まさにがむしゃらに行動を起こそう、努力している人は絶対に見てはならない。
なぜなら読むことによって行動にブレーキがかかるからだ。

(ここからは上昇志向、向上心が高く、今まさにがむしゃらに行動を起こそう、努力している人を スタートアップの人 と呼ぶことにする。)

この本はスタートアップの人にこそ眼に留まるようになっている。
注意が必要だ。


具体的になぜ読んではいけないのか。
スタートアップの人にとっての7つの弊害

・読むと勢いが削がれることになる為スピードが鈍る
・相手の立場で考えすぎる。人を信じすぎる傾向になる為、負けに鈍感になる。
・何者かになっていない人は、実践してもただただ人が良いで終わる。
・分け与える余裕がない時に、分け与えることを強要される為、身がもたなくなる。
・常に善で押さえつけようとする圧力がある為、発想が希薄になる。
・攻撃的でなく防御的になる。
・人間の醜さを許せない潔癖気味になる為、自身の汎用性が低くなる


最も大きい弊害は
勢いが削がれることだ。

逆説的に上昇志向がある人は
鼻息荒い状態で攻撃的に突き進んだ方が良いと言うことだ。シールズでなくソードだ。
バランスは取る必要があるが反応でなく反射でいいと私は思っている。


ではなぜ弊害が起こるのか
7つの習慣は後半部分から

 1. 理解してもらえない人がいたら自分から理解しよう!そうすれば相互理解を得られる
 2. winwinの関係を築こう

と書かれている。

そこに大きな問題が含まれている。

ここでの問題とは
スタートアップの人の知るタイミングが問題 
と置き換えて欲しい。

問題とは文字通りの問題ではなく、
本来は問題ではなく正しいこと、正しいとされることだ。厄介なことにだからこそ思考にへばりつく。


私自身守り的プログラムを修正するのに相当な時間を要した。


まず
1. 理解してもらえない人がいたら自分から理解しようだが

これはざっくり言うと
主に軋轢が生じた相手でも理解されないと嘆くのではなく
まずこちらから真摯に理解すれば徐々に相互理解関係になりシナジー効果が出るという様な内容だ。

この内容の私の結論は
今今は
理解されない人を理解する必要が無い。
シナジー関係を作る必要もない。

気が合わない人もいれば気が合う人がいる。気の合う人とシナジー関係を作ればいい。

いつ氷解するとも分からないものに時間を無駄にしてしまう必要はないだ。


相手を理解すると言うことは
基本的にこちらが概ね折れることを意味している。
だから知らず知らずのうちに負け癖がつく。

負けることに鈍感になるのだ。


仮に
いったい何年かかるかは分からないが、
仮にどうしても 相手に理解されたいから相手を理解する を実行したとしよう。

相手が理解しようと言う姿勢を感じとってくれて、
ではこちらもあなたを理解してみようとなる人は、、、残念だがいないと思って良い。


一方で相手を理解しようとすると
効果的に上げられるものがある。

それは相手を調子に乗らせる確率だ。

勝ったと思わせることができるからだ

誠心誠意徹しても相手が7つの習慣を読んでいない場合、本の中の公式が成り立たないのである。
あるいは成り立つかもしれないが時間がかかりクソ面倒くさいのである。


相手を理解するのが無駄と言っているわけではない。
生き急ぐものにとって
わざわざ軋轢がある人にリソースを割くのが無駄だといっているのだ。

それに大体は放っておけば労せずとも時間が解決することも多い。



次に
2. winwinの関係を築こう
であるが、これも注意が必要だ。
Win-Winを意識するあまりlosewinと言う状態が続く可能性が高まるからである。

なぜ?
負けるが勝ち、最初は負けても後で返ってくる。と

スタートアップの人は相手にWinさせてやることが難しい。だからLOSE-NOMALへ持ち込み相対的に相手を勝たせる方法をとる。

しかし残念ながらそこまでした見返りは
経験上なかった。あるいはかなり小さかった。
これは自身の問題でもある。
なぜなら相手にとってはあくまでノーマルのことだし、スタートアップ時は大きなWinを相手に与えられる力がないからだ。

そして
スタートアップの人は
一度のLOSEでも再起不能の致命傷になりかねない。
負けをコントロールをする必要があり、そんな綱渡をしていく。

それに
スタートアップは時間との勝負の割合が高い。
だからこそ
 理解してから理解される
 今回は負けてあげるから次勝たせて
では遅いのだ。
気付いたら少ない資本の全てを絞りとられていたなんてことは割と起こる話だ。

莫大な資本があるならば別だ。
そうでないなら
心苦しい気持ちを抑え相手を負かしてでも勝たなければいけない。
ホームレスさながら足元の小さい金を拾いにいかなければいけない。

自分を生かす、従業員を生かすことが目下の目的だからだ。大それた目的は安定した売上がたってからだ。


7つの習慣は
分け与える余裕がない時に、分け与えることを強要する。まさにホームレスからカツアゲするのと変わらない
だから絶対に見てはいけない理由の一つとなる。


話は少々ズレるが
しばしば狡猾な人がいる。
シナジー関係、Win-Winの関係と言いつつよくよく読み解くと明らかにこちらの負け戦を提案をしてくる人だ。
7つの習慣を読むことによってそういった人に食い物にされやすい状態になる。
理由は理解の後の理解だ。


食い物にされない為に金言を授けようと思う。

契約しない限り金は出て行かない。

当たり前だが、このことは強く心に留めておく必要がある。
なんとなく流されて、、、押し切られて、、、とかがなくなるから。安心して必要かどうかに焦点を当てられる。
交渉の際に常にこの言葉を心に置けば相手優位にことが進まない。
あまりにもしつこければ一度持ち帰ると伝えればいいだけだ。

世の中には、今だけ!や、今なら!や、今日中のご契約で!など程度の低い煽り謳い文句が溢れている。大企業であってもだ。


身を守る為にも
自身を冷静な判断できる状況に置き、再考の後契約をして頂きたい。


大抵今日中まで!だったことが
1週間、1か月までなら特別に となるから。

これにより私はこれにより不必要な契約をすることはなかった。
当初300万で持ち込まれた話が終わってみると42万になったこともある。


また契約ついでに私ごとを、、
私はマルチやネットワークビジネスはこれまでもこれからも手を出す、あるいは契約するつもりはない。

それは私の思いである
周りの人から幸せにする
から大きく逸脱しているからだ。

理由は
ヒエラルキーの下からの利益の吸い上げは私の哲学に反するから
金はあくまで上から下だ。下から上ではない。
小気味のいい理由をつけ下から搾り取り不幸にする構造は不愉快だ。

大衆に向けた真っ向勝負を。
私はそう思う。

なんとも正義感の強い自己紹介が完了したところで契約の話に戻る。


契約するときの注意点
・契約はその場で行わない。
・ほぼ必ず持ち帰るのが鉄則である。
・ほぼとしたのは本当に必要なものの場合に期を逃さない為。決定にスピード感が必要な場面もある。

以上が契約の話。




7つの習慣は
終活に焦点を当てていると思うと合点がいく。
鼻息の荒い青年に即したバイブルとはなっていない。

一方で
 第1の習慣: 主体的である
 第2の習慣: 終わりを思い描くことから始める
 第3の習慣: 最優先事項を優先する

は誰であってもここまでなら見ておいて損はない。

題名2度目の齟齬だ。
読んではいけないと言いつつ、第三までは読むことをお勧めしている。ご愛嬌ということで

3項目の中で特に 主体的である は自己啓発としては素晴らしい章だ。是非一読を。
あとは本を寝かしておき50代に差し掛かったらじっくり目を通せば良い。


要点をまとめると以下の様になる。

7つの習慣は
 第1の習慣: 主体的である
 第2の習慣: 終わりを思い描くことから始める
 第3の習慣: 最優先事項を優先する
 第4の習慣: Win-Winを考える
 第5の習慣: まず理解に徹し、そして理解される
 第6の習慣: シナジーを創り出す
 第7の習慣: 刃を研ぐ

の章で構成され

特に
 ・社会的地位が高い方
 ・一生サラリーマンと決めており、出世欲も強く無い人
 ・長期間うだつが上がらない人

が読んだら人生を豊かにできる


しかし
上昇志向が強く、向上心が高く、今まさにがむしゃらに行動を起こそう、努力している
人にとっては

・読むと勢いが削がれることになる。
・相手の立場で考えすぎる。人を信じすぎる傾向になる。
・何者かになっていない人は、実践してもただただ人が良いで終わる。
・分け与える余裕がない時に、分け与えることを強要される。
・常に精神を押さえつけようとする圧力がある
・攻撃的でなく防御的になる。
・人間の醜さを許せない、潔癖気味になる。


の様な弊害が起こる可能性がある。


しかし一方で
 第1の習慣: 主体的である
 第2の習慣: 終わりを思い描くことから始める
 第3の習慣: 最優先事項を優先する


は誰であっても見ておいて損はない。
きっと今の状態からさらに良い状態へと導いてくれるであろう。



人生には段階がある。
 あと先考えず熱中するとき
 目的を決め行動するとき
 欲が限界を迎えるとき
 守りの人生に向かっていくとき
 人に分け与えることができてくるとき
 後継者を育てる時
 人生を思い返す時

最後は良い人生だったと思える様に


以上となります。
長すぎる文章、歯に衣着せぬ物言いが多い為
ここまで辿り着ける方は限られているとは思いますが、


最後までお読みいただきありがとうございました!

7つの習慣 Amazon

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