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2020-08-01 「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」で現場をやさしく攻略する #devlove

2020/08/01 に開催された 「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」で現場をやさしく攻略する のイベントレポートです。メモが取れない環境での参加だったので、スライドのリンクと感想です。

●イベント概要
いちばん、やさしい、アジャイルの本を、さらに、いちばん・やさしく補完します。現場でアジャイル開発を実践する際のトラブルや戦々恐々とした状況を攻略する道標を、執筆の3者からお伝えします。

書籍 「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」 が5月1日に発売され、手にした方、積ん読の方、購入を迷っている方々も、緊急事態宣言の中で迷い・悩み、でも前進せざるを得ない状況のなかで試行錯誤していることと思います。

アジャイル開発に対する期待や面持ちは、読者の方々にそれぞれに存在することでしょう。我々3者の実践記から、ハードルをさらに下げ、そして、やさしくあるために、今回のイベントを企てました。

「現場から立ち上がり、小さくとも変化への一歩を踏み出す」、その足掛かりとなる本として、この「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」を活用していただきたく思っています。

本イベントでは書籍執筆に込めた三者三様の思いと、執筆後の現場での実践の歩みを交えてお伝えします。


■現場トランスフォーメーション​~アジャイル導入5つの壁を越えろ~

小田中 育生さん [ナビタイムジャパン]

●感想

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よくありますね!ファイブフィンガーでも常に3「ふつうです」。個人的にこの状況に出会うのは、現場や仕事を諦めてしまっている人の印象です。話を聞いていくと、言っても変わらなかった経験を重ねてきた結果、問題を見ないくせがついてしまっていて、気づかなくなっている様子でした。フォーフィンガーに変えたり、ふりかえりに観点を明示したり、考えるフレームと時間ができると、少しずつ気づきの幅が広がってくることがありました。

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これもありますね!アジャイルでなくても、検知や可視化のしくみを入れると、この状況になることが多い気がしています。どうしても新しく入れたものを怪しんでしまい、やめる、戻す力学が働いてしまう。

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ほんとに、これですよね!うまくいったものがあっても、それはその時の状況や環境に最適化されたもので、時間とともに問題は場所と形を変えていく。だから継続的に計測・分析して、常に変化する問題を追い続けていく。共感をたくさん頂けました!


■開発以外のどんな現場でも役立つチーム運営の鍵

新井 剛さん [レッドジャーニー]

●感想

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「味見のタイミング」のたとえ、すてきですね!任せられるから最後だけ。まだ慣れてないから少しずつ。タスクをステップに分解して、ステップごとに認識を合わせる流れを、すっと説明できずにいたことに気づきました!

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Refineのタイミングを明示しておくのは良さそうですね!イテレーションごとのふりかえり、クォーターごとのふりかえり・むきなおりで必要に応じて差し込んでいましたが、事前に合意しておくと考えの整理もできるし、スキップしてしまうことも避けられそうです。

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観点が型になっていると、問題や抜け漏れの把握、時系列や他チームとの比較もできて、学びの幅が広がりそうですね!


■アジャイルを標榜する本人にではなく、それを受け止める側のあなたに伝えておきたいこと

市谷 聡啓さん [レッドジャーニー]

●感想

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みんなより良くしたいのは同じで、立ち位置や経験が違うから、守るものがぶつかってしまう。対話を進めれば思いは同じことに気づけるけど、はじめの一歩までが遠い。味方であることを認識することがスタート地点なのかもしれませんね。

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「あの部署は」「あの会社は」と荒い解像度で捉えている間は対話が始まらないのと同じなのかもしれませんね。「うちの部署は」「うちの会社は」と捉えている間は上司や自分の「個」が見えてこない。見えないから相手や自分のナラティブを捉えられずに、慣習や前例に拠り所を求めてしまう。

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周りのみんなが味方であることを認識して、集団の中の個を見ることができれば、自分の状況にも気づいて、変化を起こす当事者として進んでいくことができるかもしれませんね!


共感と気づきをたくさんいただけました!登壇者の皆さん、運営の皆さん、ありがとうございました!!


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