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寄付業界活性化させるには…。

寄付業界を活性化させたいっ!


…なんて大それたことを考えているわけですけど

どちらかと言えばボクは沢山のお金を集めて援助金を必要としているところへ沢山のお金を届けたいと考えているわけではありません。

もちろん結果的にはそうなるのですが
ボクはお金の流れよりも寄付というものを通じて得られる心の豊かさの方が
社会に与える影響は大きいと思っているので
そういう側面から「寄付業界が活性化すればいい」と思っています。

そんな折に
お笑いジャーナリストのたかまつななさんが中田敦彦氏と対談している記事を読んでいまして、これが寄付業界を活性化させるひとつのヒントになるような気がしたんですね。


たかまつななさんとはお笑い芸人でもありながら選挙の大切さや政治、社会問題を身近に感じてもらえるように全国の学校に出張授業に行ったり
若者に政治への関心を持ってもらう活動を行っている方です

そしてこの対談の中でたかまつさんが中田敦彦氏に

「若者はどうやったら政治に興味を持つと思いますか?」
と問いかけました。

すると中田氏は

「若者に政治に興味を持ってもらうには、スターを輩出するしかない」

と言い放ちました。
続けて

「若者に政治に興味を持ってもらうことにフォーカスするのであれば、
政治の世界でスーパースターを一人つくることですよ。
それは、フィギュアスケートとか他の世界でも同じですよ。
羽生結弦という一人のスーパースターが生まれるとみんな憧れて盛り上がるでしょ。
でもフィギュアスケートの良さや競技の面白さを画像や文章で伝えても誰も動かないんですよ。」

まさにその通りだと思います。


スーパースターの登場は業界を変革させる


ひとりのスーパースターやカリスマの登場で
その業界がピックアップされるのはスポーツの世界では良くあることです。

スポーツに限らず芸術、映画、文学あらゆる業種も同じですが
たった一人のスーパースターの登場で
業界に光が当たり、憧れの的になって新規参入者が急増するっていう構図は歴史的に証明されています。

ディープインパクトが無敗の三冠馬になったときは
競馬に全く興味のない女性たちが競馬に興味を持ったのは本当に驚きでした。この現象こそまさにそれです。

ディープインパクト

つまりスーパースターの存在は業界を変革する影響力があるってこと。

たった一人のカリスマの登場で今までの価値観を激変させてくれる可能性を秘めているってことです。

結論は寄付業界にスーパースターを誕生させることが
業界を活性化させる最も力強いアプローチになるのではと…。


寄付業界のスーパースターになり得る人物とは


そういう意味でスター性とカリスマ性を兼ね備え
寄付業界を変革させてくれる期待を抱かせてくれる人物と言えば

今は間違いなくYOSHIKIさんでしょう。

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ミュージシャンとしてだけでなく幅広くマルチな才能を発揮しているYOSHIKIさんは寄付活動にも盛んに参加されています。


自身の運営する米国非営利公益法人「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を立ち上げ国境を越えてさまざまな慈善活動に積極的に参加しているので
その一部をご紹介します。

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2011年、「東日本大震災直後の復興支援チャリティーオークション」
X JAPANのラストライブで使用したクリスタルピアノを出品し、落札額1,100万円を寄付。
2016年、「熊本地震」では1,000万円を寄付。
同、「震災復興チャリティーオークション」では愛用ドラムセットの落札額600万円を寄付。
2017年にはアメリカで起きたハリケーンハービーの被害を受けた米テキサス州に2万5000ドルを寄付。
2018年7月の「西日本豪雨災害」に1,000万円を寄付。
同年9月の「北海道胆振東部地震」に1,000万円を寄付。

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X JAPANとしても、「東日本大震災の義援金」として
11年のa-nation出演料を全額寄付。
15年には「宮城・石巻の震災復興ライブ」の収益金2828万9358円を全額寄付


最近では8月の「京都アニメーション」へ、一早く1,000万円を寄付

24時間テレビでは盲目の子供ドラマーと出演しノーギャラで300万円寄付。

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6月には米国フロリダ州のマイアミ大学フロスト音楽校を訪れ、
音楽教育に150,000ドル(約1,600万円)を寄付。

4月には
韓国で発生した大規模な山火事により被害を受けた子どもたちを支援する財団に1億ウォン(約1000万円)を寄付。

これには韓国のネットユーザーからは
「かっこいい」「感動した!感謝してもしきれない」
「日韓関係が悪い時に寄付するのは簡単なことじゃない。彼の勇気に感謝」など称賛の声多数。

それ以外にも
日本赤十字、メイクアウィッシュ財団、米ポインツ・オブ・ライト財団、
米グラミーファンデーション、
その他の多くの団体へも継続的な支援を行っています。

凄まじい活動ですよね。

寄付が普及しない理由…。


その一方で
日本はまだどこかで寄付や慈善事業、ボランティアのような活動に対し
「偽善者」「売名行為」といった辛辣な言葉も聞こえます。

現に豪雨被災地に寄付したYOSHIKIさんは「売名」扱いされ
その声に対してこう反論しています。

「(被災者が)助かるのであれば、僕は堂々としたい」と。

当事者がこういうコメントをしなければいけない事、自体情けない話です。


そして日本には古くから
「善い行いは人知れずやるもの」みたいな風潮があり
それが美徳とも考えられています。
ある側面ではそれは正しい考え方とも言えますが
それは寄付という行為がまだ一個人の行動レベルでしか
捉え切れていないからだと思うのです。


寄付の文化レベルそのものが上がれば個人の活動が
さもスポーツ選手の活躍のように見えてくればいいと思います。


スポーツ観戦をしていて活躍した選手に対し誰も「偽善者」とは思わないでしょう。

むしろ「すごい!」「頑張った!」「感動した!」「日本の誇り!」
のように自分ごとのように喜びワクワクしているはずです。
それはスポーツという文化が成熟し自分ごととして見ているから。

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スポーツに限らず、芸術、アート、文学、将棋、エンターテイメントなどの世界でも文化レベルが成熟しているからこそ活躍に対して感動が生まれているんです。

寄付の活動もスポーツ観戦やエンターテイメントと同じように
共感、感動を呼ぶ文化レベルまで高まれば
活躍している人に対し辛辣なコメントなども減ってくるのではないでしょうか。


社会貢献している人はカッコイイ!



このように文化レベルが上がり知名度が向上すれば
人々に与える影響力はとてつもなく大きくなっていき
その活動が人々の心を打つようになってきます。

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そのためにはYOSHIKIさんの素晴らしい活動はもっともっと世間に知られるべきだし、マスコミもくだらないゴミ報道をしているくらいなら
このような活動をもっとクローズアップするべきだと思います。
その方がマスコミの社会性としての存在意義もありますし
社会貢献にもなります。

そしてその取り上げられた活躍を見た視聴者が
素直に「カッコイイ」「感動した!」という憧れのような眼差しを持ち
その意志がどんどんと新規参入者を呼び込むキッカケになることで
その業界を活性化させる。

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ヒーローやスーパースターとは子供たちの憧れの存在です。
社会貢献している人はカッコイイ、オシャレ
そんな憧れの存在になる社会になるべき。

そして政治家や国家権力が社会を変えるんじゃなく
スーパースターの存在が寄付業界を活性化させる起爆剤になると思います。


ありがとうございます!お気持ちは寄付させていただきます。