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悠々自適な美容師さんが寄付をしていたお話。

ゴルフが大好きで毎日ゴルフ練習に行っている。

練習場に居るお客さんと馴染みの仲になっている。

お休みの日はゴルフで
ゴルフに行きたいときは仕事も休む。

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これ…ボクのことじゃないです。

ボクが通っている美容師さんの事です。

先週の日曜日に美容院の予約入れようしたら
ゴルフで臨時休業になったため却下されました(笑)


その美容師さんは音楽も大好きで
サマソニでレッチリ観るから休み

この前もマイケルモンロー観るから休み

今度はU2観るから休み

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別に予約の取れない売れっ子美容師でも何でもないのですが
自分のやりたいことを思う存分楽しんでいる変な美容師です。


そんな気まぐれ美容師さん
以前からボクと気が合うなぁと勝手に思っていたので今回、
ある質問をしてみました。


「寄付してます?」


唐突な質問でしたが何のためらいもなく

「してるよ…誰にも言わないけどね」

やっぱりな。
ボクの確信がまたひとつできました。

本当これって不思議なんですけど、お金や時間の巡りの良い人って寄付してるんですよね。寄付してるからそういう事が良くなっているのか因果関係までは分かりませんが本当不思議…。

美容師という職業柄いろんな方々とお話しされるそうですが
その美容師さん曰く

「成功したり人に支えられて生きている人って絶対寄付してるよね
社会貢献って大袈裟なものじゃないけど気持ちじゃない…そういうのって」
困っている人を助けるのは当たり前だと思うけど
自分に返ってくるって言うか、困った時に助けて欲しいって思うから
最終的には自分にためにやっているって感じかな(笑)」


…と笑いながら少し照れた感じで語ってくれました。
若い時は色々尖ってたみたいですけど
多種多様な方々に出会ったことによって年々変化してしてきたようです。


こんなお話しもしてくれました。


先日奥さんの実家の屋根が経年劣化で雨漏りしたそうです。

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知り合いの大工さんにお願いして修繕してもらったそうですが
その時に「火災保険入ってるか?」と聞かれたそう。

「入ってますけどこれ火災じゃないんですけど」

「ええんや、任せとき」

そういって知り合いの大工さんは何をしたのか分かりませんが
30万円の保険が降りることになったそうです。(画像はイメージです)

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そのときの修繕費用が17万円だったそうで
13万円が余分に浮いてしまいました。
なんか自分だけ得することが大工さんに申し訳ないと思い
「どうせ保険のお金なので残り13万円を工賃で貰って」と言ったそうです。

ですが大工さんは…

「そんなん貰えるかい!残りの金でええもん喰うて残りは寄付でもせえや」

と言われたそうです。

どうしても大工さんは受け取ってくれなかったので
地元の地酒の一番高いやつを買って大工さんの元に送り届け
残りを先の館山の被災地へ全額寄付したそうです。

浮いたお金とはいえ一旦自分の懐に入ったものを
なかなか切り離して考えることってできそうでできませんよね。
もう登場人物全員いいやつすぎる!


その他にも気が向いたら市役所に1万円持って行って寄付したり
ボクの予想を遥かに超えるくらい積極的に寄付をしていました。

「こんな事、聞かれたの初めてだし
こういう事って黙ってやるものだと思ってるから
誰にも話したことないんだよね…」


と言いながらもけっこう赤裸々に寄付談義に話が弾みました。


「寄付ってお金がある人がするってイメージあるけど違うんだよね。
自分が困っている時や調子が悪いなと感じた時にするといいのよ」


寄付って困っている誰かを助けるという側面がありますが
その美容師さんは自分のバロメーターを整えるために寄付しているそうです。

人間いいときもあれば悪いときもある
その悪いときに人助けすることで、
いざという時に踏ん張れる馬力がつくんですって。

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そうやって自分の心にゆとりをつくっていくんだそう。

ゆとりがないから寄付しないのではなく
ゆとりがないから寄付をして
自らゆとりを造りにいくってこと。


ボクの統計(あくまでも個人的な)でも精神のような見えないものをコントロールしている人ってほぼ間違いなく寄付のような社会貢献や人助けをしています。

効果に関しては何も立証できる科学的根拠もないですが
「している人」と「していない人」
統計学から見たときに圧倒的な偏りがあるのはとても不思議です。


確率論からいっても偶然を超えた何らかの因果関係があるんじゃないかと思ってしまうくらい見えない何かが存在している気にさせてくれます。


尽きない話はこの後盛り上がったのは言うまでもありません。

美容師さんとのお話しの前編はこちら


ありがとうございます!お気持ちは寄付させていただきます。