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台風の日に仕事をするブラック企業批判をする前にそのコメントの真意が知りたいわ。

美容院で髪を切ってもらっている時、
みなさんは会話する派でしょうか? しない派でしょうか?

ボクは基本はしない派なんですけど
今日は台風の影響もあって「大変ですよね」ってな感じで会話が進みました。

美容師さん曰く
今日ツィッター上で
「こんな日に働かせる会社はブラックだ」
という記事があったそうです。

それを聞いて
「じゃあボク(美容師)も働いているからブラックだね」

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なんて笑いながら仰ってましたが(画像はイメージです)
なんでこんなクソみたいな投稿が存在するのか本当意味不明です。


誰かに感謝するとか誰かのおかげで成り立っているという
社会構造自体に

「残念だけど誰も気づかないんだよね」

と笑いながら悲しそうに世間を憂いていました。


もちろん人命最優先で、身の安全を考えて
仕事をするかしないか、営業するかしないかを考えればよいと思いますが
安直に「こんな日に働かせている会社はブラック」なんて
くだらない括りでまとめてしまうのは如何なものかと思います。

そしてそんな発言が簡単に世に飛び出してしまうことが
とても悲しいことですね。


ボクもこんな日に美容院が営業していたから髪を切ることができました。
とても感謝しています。
同様にこのような状況でも働いている方がおられることで
社会が成り立っていることを忘れないで欲しいですね。

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電車やバス、タクシーなど交通機関で働く人たちがいなくなったら
交通網が完全にマヒします。
お家に帰れない人が続出したり旅行者だって困ります。

サービス業が停止すればコンビニ、スーパー、ドラッグストアが閉店し
万が一の物資を買う場所が無くなります。

電気、ガス、水道、などライフラインが機能しなくなったら大混乱し
通信販売が主流になった今では運送業が止まれば壊滅的なダメージを負います。

そんな中で働く人たちが居るから我々は災害が起きても
通常と変わらない生活を送れることができています。
人知れず支えてくれる方々な居てくれることを忘れてはいけません。

もっと言えば通信業が機能しているから
そんなクソみたいな投稿もできるわけで
「通信業界に働く人も全員お休みにしたれよ」とすら思います。


言い出せばキリがないですが心許ないブラック発言は怒りを通り越して
悲しさと情けなさを感じますね。


「ブラック企業」という言葉が定着し
なんでもかんでも世間はブラック企業に定義したがりますけど
そもそもブラックを生み出したのはお客さんのワガママからじゃないですか。

企業が完全にホワイト労働にのみ徹した場合
ほぼ間違いなく消費者へのサービスは低下します。

配送業で言えば「当日出荷」「翌日着」「代引き」「時間指定」「再配達」
これらのような便利なサービスはなくなるでしょう。
同じようにどこの業種でも基本的に
顧客を満足させるためのサービスは消えていきます。

お客さんのワガママを現実化させるために
企業は付加価値を付けていますが
その付加価値の範囲が労働規定に係るようであれば
これからは提供できないってことですからね。

あしからず言っておきますが
ボクはブラック企業というものを肯定しているわけではありません。

不当な労働や精神を崩壊させるまで働かせるのはいただけないことです。
人間の尊厳を尊重させる働き方をするべきだし
その部分を改善させていくことはとても大切だと思います。


ただあなたが受けているサービスのほとんどは
ブラックと呼ばれるモノサシの上に乗っています。

ブラック撲滅を進めていけば
間違いなく今の与えられているサービス環境は低下します。
それを分かった上での発言なら社会問題を解決する意味で
ひとつの意見として参考にはなるでしょう。

だけどきっとその程度の発言しかできないやつに限って
通信が遮断されると
「くっそネット繋がらね~クソ○○!」
なんて言い散らすんでしょうけどね。

ブラック企業を撲滅させる最大のポイントは
ユーザー(消費者)のワガママを我慢させることなんだけどな。


このような過酷な状況下でも賢明に働いていらっしゃる方に敬意を表します。どうか安全を最優先に。

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