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人類史上最大の敵がやってくる。

何かと忙しい現代人にとって
「時間」はとても大切なものです。

お休みが欲しい、残業したくない。
とにかく自分の時間が足りない生活を送っていますよね。

そんな現代人に朗報です。


ベーシックインカムがやってくるぞ~!

すでに「ベーシックインカム」なる制度がすでに外国ではスタートしているようですが、いよいよ日本にも導入される動きが出て来ているそうです。

「ベーシックインカム」ってなんやの?

これは貧富の格差を無くそうという
格差是正や失業対策のひとつであり
一定額の所得を定期的に受け取る権利を認めるという考え方のことです。

シンプルな話。
働かなくてもお金が入ってくる仕組みってこと。

な~んにもしなくても毎月国から一定額の支給を
国民全員が受け取ることができちゃう夢のような制度。

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これは言い換えると、
「生きるために必要なお金が0円になる時代」がやってくるってこと。


やべ~マジで!
めっちゃ嬉しい!
働かなくてもええやん!

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そう思った人は多いと思いはず。

だって
「お金が政府からタダで支給」されて、
しかも全世界でも注目されている制度なんて
そりゃあ胸躍りますわな。

「ベーシックインカム」がどういうもので
それについての是非はここでは割愛しますが
ボクの意見は賛成でも反対でもありません。


「ベーシックインカム」の導入で
どうしてもお金の事ばかり目につきますが、個人的にはお金ではない側面…
人間の心の部分の方が心配だと思っています。


仮に働かなくても生活できるようになったとしましょう。


最初は
好きなだけ寝て、
好きなだけテレビを観て、
好きなだけ食べて、
好きなだけ遊んで…。

やりたいこといっぱいあって休みがいくらあっても足りないわ~
と思っていた人も
そんな生活、いつまで続きますか。
おそらく一週間で飽きます。

人生の大部分を占める仕事がなくなると、人間は急に「ヒマ」になります。

もうヒマでヒマでしょうがなくなるはずです。
だってやることないんですもん。

ヒマでええやんか。
仕事するよりよっぽどどええわ

と普通ならそう思うことでしょう。

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しかしこんなデータがあるんです。

会社員の

「60歳以上の高齢者だけで毎年約1万人が自殺」
「定年後13か月目に自殺率が急上昇」
「定年後の“燃え尽き症候群”」
「定年後うつ病」

そのほとんどが「ヒマ」からきているものでは?と言われています。

そんなバカな!
お金が無くなって自殺したんじゃないの?
という声もありますけど、もし経済的な理由が原因であれば定年後すぐには起こり得るとは考えにくいと言われていますし、お金が直接的な原因ではない説が有力となっています。

ということは

ベーシックインカムが導入されると
この現象が定年という括りではなく
全年代に起こり得る可能性があるってことになります。


さらに現代はAIの進化が飛躍的に進んでいます。
AIが人類の仕事をどんどん奪っていき、
人類は歴史上、初の強制労働がなくなる時代がやってきます。

働くことから解放された結果、訪れる未来の姿はやはり「ヒマ」です。


ヒマを通り越して人生を持て余す人が続出すると言われています。
生きがいを失い、時間間隔も麻痺して
頭も体も使わなくなるので見たことない病気もいっぱい出てくるでしょう。

「先生…ちょっとしんどいんですわ」

「うーん。これは退屈病ですね」

なーんてことになるかも。

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あんなに欲しかった時間なのに
持て余すようになったら自らの人生をも破壊するなんて…。

「ヒマ」「退屈」の連続に人生の覇気が感じられなくなり
何のために生まれ存在しているのかすら
わからなくなる可能性だってあり得ます。

産まれてから死ぬまでずっとヒマだった人間って歴史上いますか?


これはまさに
人類史上最大の敵がやってくるかも?なのです。


人類史上最大の敵が「ヒマ」なんて、そんなアホみたいな話と思うかもしれませんが、大袈裟でも何でもなく
案外遠くない未来にそれがやってくるかも知れません。

「お金」「時間」が欲しいって
それらがどのくらい増えるかばかりに目がいきがちですが
本来はそれらをどう使うかの方が数倍重要。


だから今後は、ますます「お金」「時間」の使い方というものが
間違いなくクローズアップされる時代になってくると思っています。

そういう本やメディアも増えてくるのも確実。

否が応でも気付かされる日が来るのかも…。
ついに人間は自ら堕落した人生を手に入れるのかも知れません。

未来社会は「脱労働社会」。

人はベーシックインカムなしには生きられなくなる可能性すらある?


ありがとうございます!お気持ちは寄付させていただきます。