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ストレスがないことが逆に不幸になるってどういうこと?

ストレス!って聞くと
肯定的に捉えられる人は少ないと思います。

ですがストレスってそう否定的でもないという意見もあるのです。

スタンフォード大学の心理学者
ケリー・マクゴニガル博士によると
「ストレスと生きがいは強く結びついている」
と言うではありませんか。

さらにケリー博士は著書の中でこうも語っています。

「多くの人はこんなに忙しくなかったら、
もっと幸せになれるのにと思っていますが、実際は正反対なのです。
やるべきことが多過ぎるくらいでも、
忙しい人のほうが幸せを感じています。
だからこそ、
急にやることがなくなって暇になってしまうと、危険なのです。」

なるほど。

よく、定年退職したら急に認知症や鬱になった…
な~んていう話を耳にすると思いますけど、まさにそれ。

人は社会や組織といった何かに属していたものから外れると
バランス感覚を失って自己欲求が乱れちゃうわけですな。

ここでいう自己欲求というのは
「認めて欲しい」 という「承認欲求」のこと。


人間は「承認欲求」が満たされていることでバランスを保つことができ
自己実現に向かって人生を歩んでいくらしいです。

つまり
「相手が居て認められることで自己が確立している」と…。

相手からから認められるためには
必ず「誰か」と関わりあう必要があります。

そして相手の願いに答えるためには
自分の心身や時間を犠牲にする必要があるので、
そこには必ず、ストレスが発生してしまいます。

つまり、誰かに必要とされることを望みながらも
背中合わせでストレスが寄り添ってしまう
ということ。

なんとも皮肉なもんですなぁ、、、

だけど達成感や幸福度を得るにはこのストレスが一定数必要で
ストレスに比例して喜びの度数が高まることが脳科学で解っています。

だから喜びを得るためには
ストレスは切っても切り離せないものというわけ。

ハラハラドキドキもしない映画がつまらないように
ストレスのない展開には
達成感も高揚感も得られないのと一緒です。

赤ちゃんのために寝る間も惜しんで世話をする
ママさんたちは見ていればそれがよくわかります。

睡眠不足になりながらも
世界で一番幸せ
ってくらい喜びを感じてます。

ボクも我が子が小さいときはそうでした。

世界中のママさんが睡眠不足になりながらも喜びを感じるように
ストレスを感じたときは
ストレスから逃れようとするのではなく
ストレスを受け入れる方が
幸福度が高くなるのかも知れません。

そう思うことが出来れば
少しはストレスとの向き合い方が変わることができそうですね。


ありがとうございます!お気持ちは寄付させていただきます。