夏休みと言えば…旅行

旅行と言えばガイドブック。
ガイドブックと言えば図書館。

「なんでやねん！」

とツッコミを入れたくなるかも知れませんが実は旅行のガイドブックも
図書館に置いてあります。
だから、わざわざ旅行の度に本屋で買わなくても図書館で借りちゃえば
お金の節約にもなるし本棚の肥やしにならなくても済みます。

だけど難点がありまして…
それは最新版が置いてないことが多いので情報通や新しいスポットにこだわる方はちょっと物足りないかもです。

しかし

本当に旅行前に図書館の利用をオススメしたい理由は
ガイドブックじゃあないんです

それは
ぜひとも旅行先の
地理、歴史、自然、産業、文化などを一緒に調べて欲しいのです。

そうすることで普段の旅行が100倍楽しくなります。

確実に押さえておきたいのは行先の地理、地形ですね。
地理を知ることで移動が予想以上に楽しくなります。

車にしろ電車にしろ目に映る景色は何気ない風景だったものが
地理や地形を事前に知っておくことで

「あ？ここ地図に載ってたとこ！」

「実際本物見ると地図と違うなぁ」

って発見があり風景が立体的に見えるようになるんです。

「このトンネルめちゃくちゃ長い」

「この畑めちゃくちゃ広い」

その程度でもいいので事前に知っておくだけで時間と距離感覚が地図の上でも掴めるようになってきます。そうなると旅行の楽しさが驚くほど倍増しちゃいます。

これだけでも移動が楽しくなりますが、地形から気候や天候も推測できるようになったりそこで育まれた自然や農作物が想像できるようになると超絶に楽しくなってきます。

「はは～ん、だからここの野菜は美味しいんだなぁ」

な～んて地形と農作物がリンクしてくると
旅行先のお食事がめちゃくちゃ楽しくなります。
家族や恋人との会話も盛り上がること間違いないので是非おすすめ。

次に歴史

歴史を知るということは旅行を数倍楽しむ上の必須要素です。

歴史と言っても難しく考えず
例えば京都なら
「1000年の都」というフレーズがあります。

「1000年」もの間、栄えてきた都市は世界には京都しかありません。
なぜ京都は1000年もの間、人々の中心であり続けられたのでしょうか。
魅了してきた要素って一体何なのでしょう？

今、自分が住んでいるところの1000年前って
どういう状況だったのか知っていますか？
多分知らない人がほとんどだと思います。

この程度の興味でも調べてみると次々と知らないことがでてきて十分すぎるほど旅行が楽しくなってくると思いますのでぜひ歴史を知って旅をすることをおすすめします。

歴史を紐解くことでその地域の発展、移り変わりを体験でき
街が生き物のように感じることができるようになるので
こうなったら本当に面白いですよ。

次に人物の歴史。

その人物が育った環境に思いを馳せるのも旅行の醍醐味のひとつと言えます。そこで活躍した人物や文化が浮かび上がり教科書で見聞きしたことと、どんどんリンクしてより想像を掻き立てる要素が広がりをみせます。

この辺はガイドブックにも結構載っているので興味を持ったらぜひ図書館で深堀りしてみましょう。
掘り下げた分だけ楽しみ要素が倍増するのは間違いありません。

ここまで、地理、歴史、人物と見てきましたが、どれかひとつでも深堀してみてください。ひとつのキッカケが芋づる式のように繋がって次々と新しい発見の扉を開かせてくれるので旅行の前にはガイドブックにない情報に触れてみることをおすすめします。

そして図書館の魅力と言うのは
これらの情報を一緒に調べられる資料が揃っていることです。
文献から写真集、関連資料に至るまで「知りたいっ！」と思う情報がその場で手に入りますのでこれを活用しない手はありません。

特に夏休みを利用しての親子旅行であれば
事前に親子で図書館を利用してみてください。

「これ本物見たらすごそうだね」
「これ社会の時間に習わなかった？」
「こういうところに行きたいね」
「あそこにこんなのあるよ」
「行く途中でなんかあるかな？」

のように事前に親子の会話をしておくと
単なる遊びに行くだけの旅行がまた違った楽しみ方ができます。

脳科学的にも旅行の楽しみを最大限に引き出すには
「計画すること」とあります。

計画とは時間通りキッチリ動くということではなく
事前に下調べしておくという意味です。

一緒に事前準備することでお子さんとの学びの機会を持つことができますし共通の話題を共に知っていく喜びは大人も子供も純粋に楽しいものです。

そしてお父さんお母さんの
好きだった場所、好きな場所、行きたい場所
好きな食べ物、好きな人、好きな文化
もぜひ子供たちに伝えてあげましょう。

親子の会話を通じて
旅行を感動を共有できる体験にしていきたいものです。

たくさん時間がある夏休みこそ、
図書館を最大限に利用するチャンスです。