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『スクールオブロック』について

2023.09.17 ソワレ
楽しかった〜!がまず出てきました。ロックのことを知らなくても大丈夫。予定調和のお話で少しご都合でもとっても暖かいお話でした。
西川さんは2010年のザ・ミュージックマン以来。思えばこれも騙す役でしたね。

冒頭でアンドリュー・ロイド・ウェバー氏より「劇中で子どもが本当に演奏しているの?と聞かれることが多いが、もちろん本当に演奏しています」とメッセージあり。あんまり知らずに観に来たので、その時はそうなんだと思っただけでしたが、なるほど。みなさん素晴らしかったです。特にベース!あの小さい体ででっかいベースを弾きこなし、もの凄かったです。
ALWらしいナンバーもそこかしこに。先生たちの歌う重なり合う曲とか。レッツ・ハブ・ランチを思い出しました。
西川さんのニセ教師が、資格なんて何も持っていないんですけど段々子どもたちに真剣に向き合い、それぞれを認めて自立させていく姿が先生で。だからこそ生徒たちも「分かってくれた」になったのかと。悪びれない感じがとても似合ってました。「世界的ロックバンドは優勝なんてしたことがない!」とは何にでも通ずるのかもしれない。
そして濱田めぐみ校長の高音が美しすぎる。ずっと聴いていられる。厳格で融通が効かない先生かと思いきや本当はとてもチャーミング。

キャッチーな音楽に子どもたちにいろんな大人に、とたいへんバランスの良い舞台でした。

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