日本代表 AkatsukiFive について

(これは11月フィリピン戦でのエース)

FIBAワールドカップ2019 アジア1次予選
これまで見てきてつらつら雑感です。当たり前のように偏りあり。

とにかくシュートを狙う辻選手
チャイニーズ・タイペイ戦での驚異的なスリーもあり、フィリピン戦では執拗にマークされていました。それでもボールを貰ったら絶対にシュートを第一に考える姿勢が、スリーのシュートファウルを2度も獲得できたのだと思いました。辻選手はパスも冷静でうまいので、この辺りもうちょっと連携強化したかった。古川選手はスポットのディフェンスにいくつかのリバウンドは悪くなかったと思うんですけど、やはりシュートを狙って決めて欲しかったという単純な思いがあります。

中2日で空回りを修正した篠山選手
チャイニーズ・タイペイ戦で恐ろしいほどの歯車の噛み合わなさ(RSでもときおり見るやつ)には驚愕しましたが、フィリピン戦ではすっかり地に足のついた篠山選手でした。責任感の強い篠山選手、あまり気負わず思い詰めずに挑んでほしいです。「楽しまなきゃ」ではなく「楽しもう」と自然に思ってほしい。

比江島選手のフローターは決まり、他選手のレイアップはブロックに遭う
経験の差はあるかも知れないけど、この辺りをセンスの差で片付けたくはない次第。全試合通して、比江島選手の安定したプレイはやはり素晴らしかったです。ディフェンスもよかったよね。だからこそ、その奮闘を勝利に繋げてあげたかった……。

リバウンドに行かなかったのではなくて、リバウンド意識が違う方向に働いてしまったのではないか
フィリピン戦では3〜4人がゴール下にかたまり、シュートをした選手に飛び込んでこられリバウンドを取られたり、ボックスアウトが不充分だったりといった様子が見られました。チップしたボールを奪われたりというシーンもあり、リバウンドに行こうという気持ちがまるで無かったわけではなく、チームとしての形や共有がうまくいかなかったようにも思えました。

ミスマッチがあまり生じない相手に宇都選手はどう動くか
11月の硬すぎた動きから今回、見事な切り替えを見せた宇都選手でした。スピードも充分通用するのではと思わせてくれたので、あとは決め切りたい。さほどサイズの違わない相手でも積極的に向かって欲しい。フリースローは本当に去年よく練習したのだなあ。

頼れるアイラ選手
調子の波がそこまではなくなったアイラ・ブラウン選手の辛い時間帯を、精神面でも物理的にも誰かがフォローしてあげたい。張本選手も永吉選手も出場するとグイグイいっていて良かったと思いました。ブロック痺れた。

A東京組
もっともっと積極的にいってほしかったのは勿論あるけど、DFで踏ん張れた思います(と、いうと妹に「大貴は点が取れない人じゃないんだから、DFだけじゃダメでしょ!」と言われる)(ごもっとも)
ご本人も比江島選手不在の時間帯への課題を再確認したご様子なので、攻守のバランスに期待したいです。確かにスマートではあると思うけど、わたしは綺麗にまとまってるだけのプレイとは感じませんでした。

これからに期待すること
・ゴール下、ファウルアピールする前にディフェンスに戻ってほしい。そういうのがやりたければ、時計が止まってからきちんと審判に確認すべき。
・1試合めの立ち上がりのソフトさを改善してほしい。間がちょっと空いて反省を活かせなければ意味がない。
・海外組に過剰な期待をしないでほしい。合流して本来ポジションと違うところに配置され、さあ結果出してねよろしく!にだけはならないようにしてほしいです。
・国際試合の経験不足はずっと言われてるので、そのあたりどうにかならないものか。

生まれたてに近しい男子日本代表、変化は痛みを伴うなあと思いつつ。今の代表は間違いなくこの選手たちなので、自信を持って輝いてほしいと感じました。これからも、とても楽しみです。

#AkatsukiFive #日本代表 #男子バスケットボール

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