大野HCへの感謝について(2021-22シーズンを終えて)

6thman clubアクキー

毎年この時期になると「大野さんいてくれるかな」「大野さんいなくなっちゃわないかな」と身内では合言葉のように行き交っていました。今年は、その不安が真実になってしまいました。
ニュースを見た時は衝撃で頭が真っ白になって、大野さんのコメントを読んで、あれっ本当なのかも……?とじわじわ来ました。

わたしが千葉ジェッツを応援するようになったのは、確かB.LEAGUEが始まる1年くらい前でした。高校バスケばかりで時々大学、たまにbjリーグを見ていたので、その流れで「そろそろNBLも見ておくか」くらいの気持ち。bjで見たことのあった富樫選手がいるらしいということと、船橋アリーナは千葉インハイで連日通ったから親しみがあったこと。千葉を見に行った理由はそんなものでした。
だから、そこから千葉ジェッツというチームが気になり始めて見に行っていてもHC事情に詳しいわけではなく、ただ、最終年度に佐藤HC代行というかたちで終えたので新しい方が来るんだろうな……と漠然と考えていただけでした。佐藤HC代行?佐藤元GM?が、大野さんを連れてきてくれて本当によかった。わたしは、あんまりよく知らなかったからこそ最初から大野HCを当たり前のように信じてついて行くことができました。

大野さんはすごくストイックな人で、妥協をしない人で、それはやっぱりご自身が選手だった時に後悔があったからなのかなと思っていました。選手に自分のような思いをさせないためでもあるし、HC人生には後悔を残したくなかったのかなと。千葉の6年間が大野さんにとって、やり切ったものであったらいいな。

大野さんの好きなエピソードは、原選手に「シュートが入る薬」と言ってミントタブレットをあげてたやつ(2年目か3年目のファンブックに載ってた気がする)。大野さんの苦肉の策感がとてもよい。原選手は、多分もう暗示がなくシュートもドライブもガンガン決めてチームを支えてくれてます。
マスコット選挙でジャンボくんに投票してね、と慣れない感じで言ってるのも、タイムアウト取って60秒間なんも喋らなかったという話も、入場の時にただ階段を登って降りる姿も、どれも大野さんの人柄がちょっとずつ垣間見えて好きなところです。無愛想なんじゃなくて、いらん愛想を振りまかないだけですよね。人に厳しくするのって、厳しくし続けるのって、すごく強い意志と大きな情が必要なことだと思います。千葉ジェッツというチームに気持ちを傾け続けてくれてありがとうございました。

大野さんが何年も掲げてくれた「Be Professional」というスローガンは、ムラっけのあるチーム(そこが魅力でもあるんですが)をいつも引き締めてくれました。重ねてきたものはそのままに、新しいものをこれから積み上げて行くと思うと、まだ寂しさは残ってるんですが、今後の千葉が楽しみにもなってきます。大野さんの新しい挑戦も、どうか素晴らしいものになるようお祈りしています。

どうなるかは分かりませんが、もしB.LEAGUEで対戦する時は更なる成長を見せて、大野さんに悔しい思いをしてもらいます!!

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