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大好きなロボットプラモデル。


寄り道大好き人種としては、冬に行く買い物は楽しい。例えうっかり冷凍食品を買ってしまっても、公園に寄ってあったかい缶コーヒー飲みながら、のんびり休憩できるので。

雨が降ったあとの空を見上げるのも、楽しい。

タイムラインで消えてゆくSNSならお散歩iPhoneでも充分だけど、ブログ系統に載せるのなら、一眼レフ写真のほうが楽しい気がする。今度は持ち出してみますかね。特に、冬は。
ミラーレスを未だ持っておらず、重いので大変なのですが。

一眼レフで撮るのは人間でなくモノばかり。
美味しいよね…バターしょうゆ味…

写真を撮るなら人形や建物、金属の錆、木の幹、アスファルト、空。
好きになるなら石やガラスや機械たち。
子供の頃からどうにもそういうものばかりが好きなようです。

これは散歩道の樹木のウロ。

前回は手帳&ノートでしたが今度は雰囲気一転してプラモデルの話を。
車、人形、カメラ、裁縫、編み物、ルース集め、ウィスキーなど、少しずつかじっただけの趣味をいろいろ持ってますが、そのうちのひとつにロボットプラモデルがあります。

ロボットが好き、といってもロボットアニメやゲームを総なめにしているわけでもなく。ロボット機構に関しての知識もあまりありません。
だけども例えばエンジンのピストンとか、ロータリーエンジンのおにぎりとか、ショベルアームの腕とか、工場のロボットアームとか。ああいうのが好きなのです。延々働くさまを観ていられます。
伸び縮みもせず非常に硬い金属の集合体が、組み合わせ次第で柔軟に動いて人間に不可能な仕事をこなす。それが非常に好きなわけです。

へえ、それで。ロボットプラモデルってガンダムでしょ?と聞かれるのがこの世の常。
そこが違いまして、私が好きなのはコトブキヤのオリジナルシリーズ、「フレームアームズ」ブランドです。
最近再販が止まってしまっているのでなかなかお気に入りの機体を簡単に買えなくなっているのですが、先日久しぶりに新品で轟雷を手に入れました。最近中古品に頼らざるを得なくなっていたので非常に嬉しい。

先日久しぶりに新品の轟雷を買えた。

このシリーズ、10年前から今まで5-60機体近くが発売されてきましたが、私はほぼほぼすべてを所持しております。※価格に換算すると遠い目になりそうなのでやめておく
買いだしたのは数年前くらいからで、持ってないのはそれ以前での限定販売機体ですかね…。
元々コンプリートする気はなかったのですが、興味があると買っちゃうもので、最近は「できればやるか」程度には。

ここまで集めれば、さすがにロボットプラモデルが趣味であると豪語しても良かろう、という状況でして。
で、何故このフレームアームズがコンテンツプロダクトとして一番好きなのかといいますと、

単体で完成稼働するこの骨格に、

共通の骨格仕様があって装甲がある。
その構成に尽きます。

ブロックみたいに装甲を取り付けてゆく。

全機種共通の骨格に、装甲を被せて違いを出していくシリーズです。
この骨格の元仕様故に関節が弱かったりポロリしやすかったりという弱点も多々ありますが、私としてはホネに装甲を被せていく組み立て過程が、まるで本当にロボットを組み立てるように感じられて楽しい。それが一番。
模型趣味にとって原初の必須である「組み立て」が楽しくないと、さすがに重複して買ったりしませんって。
そもそもパイロットより整備士になりたい側の人間なので、それでよかろう。

弱い部分をボンド接着したり、別売の強化関節や未使用ポリキャップと入れ替え。

今回入手したREシリーズの骨格には、いくつかの改良が施されていますが、はじめから骨格が工場で組み立てられているものは関節がゆるゆるになっていることが多いので、いっぺんバラしてゆるいポリキャップを新しいものに交換しつつ、再調整して組み立てます。
本気モードで作品作るときは、FAユーザーは結構やってるんじゃないかな。たぶん。いやきっと。

できたー 角ばっているけどスタイリッシュな良いデザイン。
オリーブのトラベラーズノートの色合いが、妙に似てたのでおそろにしてます
貼ってるデカールは轟雷・改というキットに付いてきたもの。

この轟雷は戦車をモチーフにしたロボットデザイン。
プラスチック製なので、ユーザーレベルで切ったり貼ったりの加工が安易にできるのもプラモデルの魅力です。
さらにメーカーさんからは数多くの武器や装甲キットが発売されていますから、それと取り替えるだけでも自分好みのロボットを仕立て上げることができます。

過去作ですが、上記のキットを大好きな国鉄色に塗って長銃を追加したもの。

好きな色に塗装したり、関節を増やして変形ロボットを作ったり、いろんな機体の装甲を組み合わせてまったく新しいシルエットを作り出したり。
今時だと3Dプリンタでオリジナル装甲を作る人も。
FAユーザーさんにはいろんなテクニックを駆使して自分独自のロボを作っている方が多数。私はとてもそこまで至れてませんが。
デフォルトを作れれば、それでも充分楽しく満足。

この轟雷はベースキットなので、ストーリーは載っていませんが機体解説はあります。

最後にこのシリーズ、派生機体の取説にはちょっとしたショートストーリーが載ってます。個人的にはこれを読むのが非常に楽しみです。
キットモデルの機体に乗った、個性豊かなパイロットたちが登場し活躍する物語なのですが、これがまた…どこか語り口が擦れているといいますか、このプロダクトを作った人たちの苦労や悲哀が盛り込まれていたりするどこか大人な内容なので、とても面白いのです(それが機体解説にまで及んでいることが多々あります)。

たとえ映像になったとて、なかなか上手く再現できまいよ、この物語たちのなんとも言えない空気感は…とにかくこれがいいのよ。大好きよ。
二次創作するくらい好きなので、今度気が向けば語るとして。

このnoteには今後私の好きなものだけを詰め込もうと思っているので、万年筆の話をしたと思ったらプラモの話、ガジェットの話だと思ったらいきなり酒の話、シルバニアを愛でていたと思ったら車のこだわりを話す、ものすごいごった煮の内容になるかと思います。
タグで分けていきますのでたぶん…事故は起こり難いと思うんですけど…

共に仕事する上司にも「コイツ変なんで」と周りに紹介される嗜好範囲なのですが、ただただ、型やセオリーにとらわれず、自分が好きなものを自由に語り、手を動かし作っている。
そういうのもいいんじゃないかと。

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