見出し画像

【講座レポート】京都ライター塾(動画視聴コース)「新規仕事を獲得する方法」受講~ライター歴17年の講師・江角悠子さんによるライターを目指す人のための講座~

京都ライター塾とは

こんにちは。ローカルライターのすずき・ちえです。
先日、京都ライター塾の中の1コマを単発受講しました。

京都ライター塾は、その名の通り京都を拠点に活躍されている、ライター・エッセイストの江角悠子(えずみゆうこ)さんが主宰する、全6回のライティング講座です。

「ライターになって幸せになる」をコンセプトにしているのが特徴で、主にこれからライターを目指す人を対象にしています。
内容はインタビュー講座、企画の立て方等ライターの仕事に必要なことが6回で学べる仕組みになっています。

詳しくは江角さんのホームページをご覧下さい。


受講の仕方は2種類。グループで開催されるオンライン講座と、後日その様子を撮影した動画を視聴する「動画視聴」講座があります。

さらに、ピンポイントで受講したい単元だけを受けることも可能で、講座の様子を撮影した動画に加えて、講師・江角悠子さんとの一対一のオンラインセッションを受けることができます。

私は、「第6回目 新規仕事を得るために」を単発受講しました。

なぜ受講したのか


私は2021年2月から半年間にわたり、江角さんの「半年間継続 ライティングコーチ」という講座を受講しました。

講座では、受講者が自由にテーマを設定できるようになっており、企画の立て方やインタビューの方法などを学びました。

その後、ローカル記事を書くライターとして活動を始めました。すると書き始めた頃にはなかった悩みが出てきました。

それは知人に記事執筆を依頼された時に、価格を聞かれ答えられなかったことです。

私は今まで、自営業やフリーランスの経験がなく、自分の仕事に価格をつけるという概念がなく。何を基準に価格をつけたら良いかがわかりませんでした。

せっかく依頼して下さった相手も相場がわからず、かえって気を遣わせてしまい申し訳なく感じました。

そこで今後はそのようなことにならないように、価格設定について知りたいと思い、受講しました。また、講師の江角さんとお話したかったのも大きな理由でした。

講座動画を視聴。新規仕事を得る方法と、お金について

講座は、講座の様子を撮影した動画を視聴後、日を改めてマンツーマンのオンラインセッションという流れで進みます。

まずは京都ライター塾の6回目の講座動画を視聴しました。どのようにして新しい仕事を得ていったか、お金についてなど、遥か先を行く大先輩の江角さんが自らの経験をもとにお話してくださる貴重な回です。
大まかな内容は以下の通りです。

《主な内容》
・フリーライターのメリット、デメリット
・仕事を依頼してもらうためにできること
・仕事の流れについて(依頼から入金まで)
・見積もりの出し方
・交渉について
・先輩のお話を聞く

私が最も興味深かったのは、価格設定を含む、仕事依頼を受けてからの流れについてでした。

いざ仕事の依頼を受けたら?~流れから価格設定、交渉まで~

初めに、ライターとして仕事を依頼されてからの流れについて説明がありました。

《仕事の流れ》
① クライアントから仕事の依頼
② 見積書を提出(もしくは先方からの金額提示)
③ 取材
④ 原稿執筆
⑤ 先方校正。修正があれば何度かやりとり→原稿OK
⑥ 納品
⑦ 入金

まず、①依頼の時点で「締切日、拘束時間、予算についてなどわからないことは確認すること」というアドバイスがありました。

②の「見積もりの出し方」については、巻頭にも書いたように個人的にとても知りたかった部分でした。そのために受講したといっても過言ではありません。
ここでは詳しい話は控えますが、「自分の仕事に価格をつける方法」という今までの私にはなかった新しい発見がありました。

また、受講生の「価格設定の目安や根拠がない場合、どのように値段をつけますか?」という質問に対し、江角さんの「“自分がその仕事をしたときに得たい金額”が軸で良いですよ」という答えは目からウロコが落ちました。

「納得できない金額だと、依頼された仕事自体が嫌だと思ってしまうので、相手にも失礼になる」との言葉に思わず納得。さらに交渉の仕方も教えていただけました!

そして、⑦の入金について。
江角さんの「入金までがお仕事です」という言葉に。子どもの頃、先生に言われた言葉「家に帰るまでが遠足です」を思い出しました。

入金については、「クライアントによって締め日や振り込み日が異なるので要確認」、また「請求書を提出しないと入金はないので忘れないようにする」というアドバイスがありました。

江角さんは入金の有無を忘れないようにするために「提出した請求書を印刷し、入金があり次第、日付を書き込んでおく」とのこと。私も真似したいと思います…依頼が増えたらの話ですが。

ライターとして活躍中の先輩のお話を聞く

講座の最後,京都ライター塾卒業生お二人のお話を聞く時間が設けられていました。

《質問内容》
・ライターとして活動を始めてどうですか?
・提案が通るコツを教えてください!
・講座で聞いていたことは、実際どんな風に役立ちましたか?

以上3つのテーマでお話がありました。ライターとして活躍されている先輩方のお話はとても興味深いものでした。

中でも印象に残ったのは、提案が通るコツとして「相手にとってどんなメリットがあるかを提示できること」という言葉です。

企画を出すときは、自分の視点だけではなく、クライアントや読者といった多角的な視点で見ることが必要だと実感しました。

やる気につながる!江角さんとの30分間のセッション。

日を改め、江角さんと一対一でセッションをしていただきました。今回ご相談したのは、新たに取り組んでみたい仕事と、先日依頼があった案件についてです。

地域情報や取材記事を書いていく中で、「地元企業や学校などのパンフレットのクレジットを書く仕事をしてみたい」と思うようになりました。
進路選択や、商品・サービス購入のヒントとなりうる情報を提供できることや、地元に貢献できることに魅力を感じたためです。

江角さんからは地元商工会議所への入会や地元編集プロダクションの応募など、道筋を提案いただきました。

もう一つの依頼案件については詳しいことは書けないのですが…自分にとっては荷が重いけどやってみたいと感じていました。

ですが、進め方の検討が付かずにいました。江角さんの経験からのアドバイスをいただき、勇気づけられ、依頼を受けることにしました。

まとめ


今回の講座を受講して良かったことが2つあります。

一つは「仕事を作り出すための道筋を知ることができた」点です。これまでは受け身で、「自分で仕事を作り出す」という概念が希薄でした。仕事は会社にあるもので値段もあらかじめついているものだと思っていました。

講座で新規仕事を得るための方法や仕事を得た後の流れ、価格の設定の仕方、時には交渉が必要なこともあることがわかりました。

しばらくは会社員と並行してのライター活動になりそうですが、万が一依頼された時には万全の態勢で受けられるようにしていきたいです。

二つ目は「講師・江角さんとの30分のセッション」です。
一対一で個人的なことを相談できたのがありがたかったです。江角さんは否定せずに「それをできるようにするにはどうすればよいか」という視点で答えて下さるので、私もやる気がわき、前向きな気持ちになりました。

単発受講は、「すでにライターとして活動を始めている方」が「ピンポイントで学びたい」「ライターの先輩でもある講師とマンツーマンでライター活動においての悩みや今後の方向性について相談したい」という時にとてもおすすめだと思います。

講座とセッション後は、文章を書きたい気持がわき上がること間違いなしです。
今、お悩みの方はぜひ受講されることをおすすめいたします。

【京都ライター塾主宰 江角悠子さんURL】