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『ママ友』という幻想

息子が生まれてから孤独な環境での育児に狂いそうになり、
「育児とかのこともフランクに話せるママ友がほしいなー」
なんてのんきに思っていた。

それは『ママ友=こどもの友達のママ=ママになってできた友達』になると信じて疑わなかったから。

もちろんそういう関係を築ける人と出会える人はいるだろうし、出会えたらすごく幸運なこと。
そういう人と出会えたあなたはすっごくラッキー!!

少なくとも私は出会ったことがない。
赤ちゃんの時期から
「うちの子はもう○○ができるけど、息子くんはまだできないの?」
「うちの子はもうできていらないから、これ息子くんに練習させてあけて」
などと親切の押し付けや優越感に浸る言葉を何度投げ掛けられただろう。

そうかと思えば、ほかのママの悪口やらほかの家庭事情をペラペラ話し出す人も多く、
「これはうちのことも他人にペラペラ話しているんだろうな」
と想像できることが多々あったし、今もある。

生まれ育った環境も家族構成も違う。
ただこども同士がその瞬間仲良くなった(かもしれない)だけの関係。
言葉にするとなんとも希薄な関係だ。
友達になんてなり得るわけがない。
ましてや上記のようなことが大なり小なりどのママ友との間でも起きると、信頼もなにもできない。

息子の幼稚園ではいつもニコニコ、すこぶる明るい人だと思われているが、私は息子関係で出会った『ママ友』とは一線も二線も引いている。

ママ友なんて、幻想にすぎない。

そう息子が幼稚園に通う3年間で痛いほど感じ、嫌ってほど学んだ。


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