新チームとなって2回目の練習試合を見学してきました。だって串本は遠かったんだもん…

カズはいなくなったのに
津海浜公園には100人に届きそうなくらいの観客が。ワイヴァンさんの関係者、サポの方々もいらっしゃったにしても、この時期のTRMにこれだけのサポが集まるのは僕の記憶に無いです。
鈴鹿にも少しずつサッカーが根付いてきたのかも、と思わせてくれました。

試合不出場組は試合前練習。
海斗、健人はさすがのひとこと。
昇格した年の北野・小澤にも似たそのコンビネーション、存在感。
今年もよろしくお願いします。
既存メンバーの練習見てて感じるのは
安藤がコンディション良さそうなのと、俊貴がなんだかどっしり感を増したような。オーバーウェイト…では無いはず。
昨年以上のパワーアップを見せてくれそう。

さてTRM。
ワイヴァンさんは東海2部を破壊的な強さで東海1部昇格を決めた強豪。
しかも刈谷市長杯の公式戦も迎えててチームとしてはウチより仕上がりがいい状態のはず。
ウチはチーム始動間も無く新メンバーも多い。そうなると押し込まれる展開も多くなりそう、そんな中でどれだけいい形を見せてくれるかなと思ってました。

えーっと、まずびっくり。
ビルドアップがしっかりしてる。
適当な放り込みは一切無し。
くさびが入れられないならGKも使って後ろで組み立て直すorサイドを変えてやり直す。
くさびが入る、またはサイドプレーヤーにボールが入るとボランチが近くに寄って横を作る。で、短い距離でテンポよくワンツーで狭いスペースを突破。
まだまだチームとしてのやり方が確立してないからこそ、最少2人でもできる最高最大のコンビネーション、ワンツーパスでしっかり相手を崩そうとしてる。

無理せず安定した攻め手を模索しながら
選手同士が近い距離感を保って
短いパスワークで突破を図る。

今日のTRMは「安近短」が心地よかった。

で、新メンバー
皆速い。

去年までのゲームスピードより
ほんの少し速いだけかもしれない。

でも、サッカーでは「少し速い」の積み重ねが圧倒的な速さに繋がる。
動き出し、トラップ、パススピード
ネガトラ、ポジトラ
全てが速い。
カズさんがいなくなったことで、ポゼッションにこだわらず縦に速いサッカーができる。
前からのプレスもしっかり掛けれる。
で、ここにフィニッシャーとして海斗が入る。
今年はサーキットの街に相応しい
「超速」の鈴鹿に期待していいんじゃないかと。

2本目、3本目は練習生中心。
皆合否がかかってるから全力で戦ってるのが外からでも伝わる。
その姿を見たら新加入メンバーも負けてられない。得点シーンはそんな気持ちごと押し込んだ気持ちの溢れる泥臭いゴールでした。

練習生、もう全員合格でいいと思うなぁ。

試合後、サポのとこに渡邊新社長と朝田新GMが来て下さいました。
こんなクラブに来てくれてありがとうございます。問題は山積してると思いますがよろしくお願いします。

個人的に気になった選手を何人か。

・No.6　小野寺亮太
フィールドのどこにでも顔を出して（相手の攻撃を）スクラップ&（自軍の攻撃を）ビルドできるタイプと見ました。
健人がパスセンスとキック精度で好機を生み出す堀河俊大のようなチャンスメーカーだとすれば、小野寺亮太は何度もボールに触れてゲームとチームを動かす藤田浩平のようなプレーヤー。
きっと小野寺のプレーを見た多くの鈴鹿サポを唸らせるはず。
安藤もコンディション良さげだったけど、これはうかうかしてられないぞ。これは高いレベルでの中盤争いになりそう。

・No.14 鈴木翔太
ナカニシさんが小澤司に例えたのがよく分かる。サイズはそんなに大きくない。
だけど技術があって、なおかつボールの置き所が良く、多少のコンタクトでは崩れない体幹の強さもあるからしっかり拠点になれる。
健人とのコンビネーションが高まれば
すぐにレギュラー狙えるかと。

・No.21 桑原海人
こちらも身長は高く無いけど、見ただけで馬力があるのがよく分かる。左利きのサイドバックで、上田駿斗とは全くタイプが違うけど、よりサイドバックらしさを感じました。単独でオーバーラップしてサイド突破する、というよりは味方に使われながらチャンスメイクするタイプかな？と思ったので、左SHとのコンビネーションや相性がカギになりそうですけどポテンシャルは相当高いと思います。

No.28 練習生
某地域リーグからのトライアウト参加組。
サイズもある。潰すとこは確実に潰しにかかる、カバーに回る時はしっかりカバーできる。攻撃面は今日はそんなに見れなかったけど、たぶんアンカーでもなければゲームメーカーでもなく、元フランス代表のヴィエラみたいなボックストゥボックスタイプだと思う。早く正式契約してください。

他にも見てて「おっ！」って思う練習生多かったです。
次のTRMが楽しみになりました。
ワイヴァンさん、ありがとうございました。