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東京大学きらら同好会 Advent Calendar 2023 第5日目 京都きらら満喫記2

 本記事は、東京大学きらら同好会 Advent Calendar 2023 第5日目の記事です。

 昨日の記事は、小生:すずか山麓の「京都きらら満喫記1」でした。
 今日は、昨日に引き続き、「京都きらら満喫記2」を掲載させていただきます。
 明日は、ちさとしさんによる「恋アス同好会活動」です。
 私も今日、恋アスの記事を書きますが、ちさとしさんの前座です。明日の本番をどうぞお楽しみに。

 2023年6月2日夕方、ニュースは不気味な天気を伝えていました。
 活発な前線により線状降水帯が発生し、近畿地方から東海地方にかけて、局地的に台風並みの大雨が降り始めたのです。
 私の住む鈴鹿山麓地方にもこの雨が降り始めたら、否応なく職場へ呼び出されて、避難所設営・徹夜。雨が降り止み、しばらく経ってから川の水量も落ち着き、洪水の危険が過ぎ去ったと判断されるまで、家には帰れなくなります。

 翌6月3日は、2023年1月28日より続いてきた、京都の「叡山電車」と「恋する小惑星」のコラボレーション企画の最大の山場。
 コラボ当初から続いてきたヘッドマーク掲示に加えて、
① コラボきっぷの発売開始
② 1/2スケールコラボヘッドマーク缶バッジの販売開始
③ コラボイベント「えいでん×恋する小惑星コラボフェスタ2」の開催
の3つが、6月3日から開始ないし、その日のみ開催とされました。

イベント告知のスクリーンショット(下記URLより)

https://eizandensha.co.jp/news/wp-content/uploads/sites/2/2023/04/news_2023.04.21-1.pdf

 つまり6月3日に叡山電車へ乗りに行けば、以前から行われていたヘッドマークの撮影に加えて、コラボきっぷや1/2スケールコラボヘッドマーク缶バッジを購入でき、「えいでん×恋する小惑星コラボフェスタ2」に参加することもできるのです。

 これほどのビッグチャンスを逃すわけにはいきません。
 6月3日に休めるよう前々から上司にごまをすり、京都への新幹線の時刻を調べて、1ヶ月前から準備万端整えていたら、前線による大雨。
 休みどころか夜から出てきてもらわないといけないかもねぇ…と言われて、半泣きでした。

 でも夜半になっても、鈴鹿山麓地方や京都には、ほとんど雨が降っていません。
 もしかしたら行けるかも…と小躍りしたら、東海道新幹線がストップの報。渥美半島から豊橋・浜松にかけて、100年に一度という大雨が線状に降って、新幹線が運行できなくなっていたのです。
 この時の雨量記録が、国立研究開発法人防災科学技術研究所のホームページで公開されています。ナナちゃん(恋アスの七海悠)の就職先です。

国立研究開発法人防災科学技術研究所が公開している6月3日前後の雨量
KADOKAWAアニメーション発売「恋する小惑星 Vol.1 [DVD]」のエンディングテーマ映像より
(c)Quro・芳文社/星咲高校地学部

 名古屋以西の東海道新幹線沿線には雨がほとんど降っていないので、名古屋から京都へは新幹線が動くかもしれません。でも、運行ダイヤは大幅に乱れるでしょう。
 ここで新幹線を諦める決断をしました。代わりに車で行く決心をしたのです。

 京都へ車で行くのは無謀です。観光客で道路が動かないし、駐車場も無いと聞きます。(これは大袈裟な噂だと知ったのですが、それは後の話。)
 それに鉄道を乗りに行くのに車で行くとは、交通倫理的には許されない話(廃止されそうなローカル線を車で撮りに行く的な)。しかし、動かないものはしょうがない。
 鈴鹿山麓から新名神高速道路を走って行くことにしました。

 6月3日 午前5時40分、自宅を出発。午前6時40分、京都市山科駅前駐車場に到着。所要なんと1時間。自宅最寄の支線鉄道→本線鉄道→新幹線と乗り継ぐより、はるかに速い。南を底辺とする三角形の右辺と左辺を経由する東海道新幹線より、底辺を直行する新名神高速道路の方が早いのは、当然と言えば当然。

 自動車で京都中心市街地へ乗り入れたり、ましてや会場まで乗りつけることは許されざる悪行なので、山科駅公営駐車場に車を置いて地下鉄でGO。午前6時45分、地下鉄山科駅入場。午前6時57分、京阪電鉄三条駅入場。午前7時12分、叡山電車出町柳駅入場。

 う~ん7時過ぎたか。地元の人にとっては、決して早くない時間。もう何人か、会場に並んでいるだろうなぁ、と思いつつ、初乗車や初乗り換えを重ねていきます。
 叡山電車は側窓の方向へ座席を回転できる展望列車「きらら」でしたが、「きららに乗れた!」との感激よりも、会場の八瀬比叡山口駅へ直行する便ではなかったので、途中の宝ヶ池駅で後続便に乗り換える必要があり、乗り換え時間の間に他の人が並んでしまう~と、そんな自己中な心配ばかりして乗車していました。

叡山電車 展望列車「きらら」

 1/2スケールコラボヘッドマーク缶バッジは、限定100セットのみ販売だったので、100人くらい簡単に並んでしまうではないかと、気が気でなかったのです。
 (私ら昭和世代は、入学試験の願書を提出するのに、早朝から学校の門に並んだものよ。始発で行っても、100人くらい当たり前のように並んでおったわ。Web出願の今の時代からは、考えられんじゃろ。ふおっふおっふおっ。)

イベント告知のスクリーンショット(上記URLより)

 イベント会場の八瀬比叡山口駅に着きました。
 午前7時40分。
 果たして、何人並んでいるか・・・

列の先頭

 えっ、…
 場所取りの荷物もないし。
 私、先頭に、並んじゃっても、いい、の、かな?

列の先頭で石を学ぶ

 恋アスファンらしく、列の先頭で石のお勉強しちゃうよ…
 イベント開始は10時30分だから、3時間弱、時間がある。毎日時間に追われて、家で資料を読む暇がない子持ちサラリーマンには、貴重な時間。

イベント準備

 職員さんが出てみえて、机を並べ始めた。
 朝早くから、おつかれさまです。
 職員さんは、私達のこと、どう思ってみえるのかなぁ。職員さんも鉄道のことは大なり小なり好きだろうから、朝から並ぶ きららファンの気持ちもわかる、とか思ってみえるのかなぁ。
 写真左側のファンの列も伸びてきたぞ。
 誰も文句を言ってこないから、私、一番で並んでいていいんだよね。

購入個数制限

 購入個数制限、やっぱりあったか~ まぁ、そうだよね。
 昨日からの雨で名古屋以西の東海道新幹線が止まっており、東大きら同の仲間がこのイベントに来れずにいたので、私が代わりに買えたらと思ったのだけど。残念…

お宝が入った段ボール

 あの段ボールの中に、夢にまで見たお宝が。
 このイベントを知ってからの日々って、長かったよね。
 いろんなことを犠牲にして、上司にも頭を下げて6月3日の予定を開けて、一体、自分は何をやっているだろうと、良心の呵責に苛まれて、前日には歴史的な大雨が降り、想定外に備えて職場のある地元を離れるべきではないのかも、と後ろ髪引かれまくって。
 親不孝、家族不幸、職場不幸をして、ここへ来ました。

デカ缶バッチとコラボきっぷ
デカ缶バッチを入れてくれた袋

 で、買えました。デカ缶バッチとコラボきっぷ。
 デカ缶バッチを入れてくれた袋の、展望列車「きらら」の絵が嬉しい。

コラボ車両723号車 入口1
コラボ車両723号車 入口2

 グッズを買ったら、イベント会場入場です。
 まずは、コラボ車両723号車を訪問。迎えてくれるのは、単行本表紙の額装です。

コラボ車両723号車 車内1
コラボ車両723号車 車内2
コラボ車両723号車 車内3
コラボ車両723号車 車内4

 左右の網棚の上に、恋アスのイラストがずらりと並んでいます。吊皮を上部で留めてある心遣いが嬉しい。

コラボ車両723号車 車内5

 手のひらサイズのデジカメで反射光を除去するフィルターなど装着しておらず、反射素材の影響で自動測距も合っていない写真のため、一部を小さめの画像でご紹介します。

お誕生日祝いと722号車・723号車

 あおちゃん、みらちゃんのお誕生日祝いを眺めていると、赤色の722号車が入線してきました。コラボ車両の723号車とは同型異色。

ヘッドマークと駅ポスターと722号車・723号車

 同型異色車両が揃って並ぶ時間は短いでしょうから、急いで車両正面側へ。ヘッドマークと駅ポスターと722号車・723号車、撮れました。

722号車は ゆゆ式、723号車は 恋アスのヘッドマーク
ヘッドマークと駅ポスターとグッズ購入者の列
みらちゃん、あおちゃんのお誕生日祝いヘッドマーク
5つの駅ポスターが勢揃い
723号車はモンロー先輩と桜先輩
ゆゆ式の722号車が出て行き、712号車が入ってきた
712号車はイノ先輩、みらちゃん、あおちゃん、ナナちゃん、チカちゃん
723号車に掲げられていたモンロー先輩と桜先輩のヘッドマークが、712号車へ架け替えられる
712号車は、南方向がイノ先輩、みらちゃん、あおちゃん、ナナちゃん、チカちゃん、
北方向がモンロー先輩と桜先輩 という、豪華なヘッドマークで発車して行った
あおちゃん、みらちゃんのお誕生日祝いを、改めてちゃんと撮る

 キャプションで語るという手抜きをしてしまいましたが、雰囲気は味わっていただけたでしょうか。 

 この後、沿線に繰り出して、ヘッドマークを掲げた走行中の車両を撮るというミッションがあったのですが、残業続きの体で午前5時40分に家を出て、慣れない高速道路をかっ飛ばして来たため、体が悲鳴を上げていました。
 帰りの運転の余力を考えて、走行中の車両撮影は断念し、帰路に就きました。電車だと自分で運転する必要がないから、へとへとになるまで歩き回るんですけどね…


 東京大学きらら同好会 Advent Calendar 2023 第4日目と第5日目を担当させていただき、2023年に京都で満喫した、きらら体験を書いてきました。記録をまとめる機会を与えていただいた、東京大学きらら同好会にお礼申し上げます。
 この2日間でご紹介した分だけでも、2023年は京都に4回、来ています。
 2023年は、叔父や従兄弟が亡くなる悲しい年でした。父の体調も万全ではありません。小さい頃から慣れ親しんでいた人の命が、次々と失われていく厳しさの中で、自分の寿命を意識せざるをえません。京都遊びをしている場合ではないのですが、でもだからこそ、きららの登場人物から元気をもらい、残された人生を夢に向かって精一杯、頑張りたいと思います。
 「恋する小惑星」に刺激を受けて、在職しながら東京大学大学院へ進学するという無茶をしてしまい、修士課程を温情で修了させていただきましたが、目指した仕事にはまだ近づけていない状況です。
 残された余命の中で、どんな人生を歩めるのか分かりませんが、「見たことのないもの、見つけにいこう!」(恋アス Key Visual)の精神で、何かがいざなっている「夜空」(恋アス ED)を、夢に向かって元気に「歩いていこう!」(恋アス OP)と思います。
 最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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