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2年間地域観光サイトを運営しながらテストしたこと・臆病者のSEO戦略とキーワードの考え方

大切なお知らせ 2020年3月10日
このnoteを出したのが2019年7月です。情報というものは時間とともに劣化していきます。なので劣化に合わせて値下げを行います。
現在は2000円ですが、2020年4月頃に半額の1000円、その後500円、最終的には無料とする予定です。

3月30日に1,000円にしました。1ヶ月後くらいに更に半額の500円にする予定です。
4月22日500円にしました。
5月21日無料にしました。

最初に断っておくと、このnoteを読んだからといって、大きく稼げる訳ではありません。

最短で結果なんて出せません。むしろ時間がかかるやり方です。

でも、Googleのアップデートの影響は受けにくい、比較的安定したPVは確保していける方法だと考えています。

今回紹介している実例のサイトのこの1年間のPVの推移です。

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7月は残り3日残してのキャプチャなので20万PVに達していませんが、7月31日までには20万PVは超える状況です。多くのサイトで閑散期となる2月3月でPVは減っていますが、それ以外は順調に伸びています(実際に7月は20万PVを超えました)。

え?たった20万PV?と思う人もいるかもしれません。そう思った方はこのnoteは購入しないことをおすすめします。多分、感覚的にせよ、わかっていることばかりになると思うので。

あくまでもこのnoteは臆病ものだからこそ行っている「方法・SEO戦略」=PVをGoogleのアップデートで落としにくくさせる、影響を受けにくくさせるという考え方であって、PVを劇的に上げる、収益を劇的に上げるというものではありません。

2018年2019年はアクセスが減った!という声がGoogleのアップデートの度によく聞こえてきました。

せっかく作ったサイト・ブログだからアクセスは出来る限り減らしたくないでしょう。

だから僕は出来るだけアクセスを減らさない、臆病者だからこそ出来るSEO戦略を行ってきました。この臆病者だからこそのSEO戦略を中心に説明していきます。

実際に2018年2019年に行われたアップデートの影響は受けることはありませんでした。

臆病者だからこそ出来るSEO戦略って何だ?ということになりますが、簡単に説明すればユーザー視点で考え、更にGoogleが進出して来ないキーワードやコンテンツを考えて自分のコンテンツに落とし込んでいくということになります。

出た~!!!ユーザー視点ww

と思う人も多いかと思います。

・ユーザーのためになることを書きましょう
・ユーザーが求めていること書きましょう

というようなありきたりなことをもう少しだけ細かく説明しているだけです。

しかし、臆病者だからこそ考えるユーザー視点であり、至極当たり前のことですが、割と見落とされているものです。

また最近流行りのサブディレクトリタイプでサイトを作る方法がメインになっています。

実際にどんなことをして、どういうことをユーザー視点として考えてきたか、説明していきます。

すぐに役立つという情報は少ないですが、今後のサイト制作・ブログ運用のヒントにはなると思います。

簡単な自己紹介

なおここで僕のことを知らない人のために簡単に説明しておくと、2016年1月に約20年間勤めた会社員を辞めて、それから3年半、アフィリエイトをメインとした個人事業主として生活してきています。

つまり3年以上、アフィリエイトで生活出来ている人間です。

過去には2017年のバリューコマース の「BtoB・Webサービスの部」のAS(個人)の部でMVPをいただいております。

バリューコマースメインでアフィリエイトをされている方なら何となく分かると思いますが、それなりに成果を出していないといただけない賞です。

またアフィリエイトやブログに関する書籍も出しています。

・プラス月5万円で暮らしを楽にする超かんたんアフィリエイト
・アフィリエイトのためのブログの書き方講座
・儲かるECサイト(共著)
・販促・PR・プロモーション ネット戦略のやさしい教科書(共著)

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Amazon等で購入出来ますので、よければ読んでください。

なお前回のnoteは1000名以上の方に購入していただき概ね好評を得ました。

上記のnoteは買わなくてもわかるように書いています。

前回のnoteを読んで面白かった、役にたったという方であれば、今回は前回以上に役立つ・面白いと思ってもらえる自信はあります。

このnoteの想定読者

初心者向けには書いていますが完全な初心者向けはありません。

下記のような方が対象です。

・クエリ・直帰率・滞在時間等の意味がわかっている脱初心者
・WordPressでブログを運営出来るくらいの知識
・地域系ブログ・地域系サイト・旅行系サイトを個人で作っている方
・夏だし、少し長い読み物で時間つぶしと考えている方

実際に読んでくれた方のツイート

お陰様で好評を得ています。

サポートについて

もし、このnoteを読んでわからないところがある場合、1人1回までTwitterのDMで質問を受け付けます。

鈴木のTwitterはこちら

ただし、質問内容によっては、このnoteに追記する場合もあるので、ご了承ください。

名前はもちろん、公表しません。具体的なキーワードがあった場合は伏せて迷惑がかからない範囲で公開させていただきます。

更新履歴(誤字脱字の修正は書いていません)

・2019/7/30・いただいた質問について答えました。
・2019/8/2・いただいた質問について答えました。
・2019/8/4・いただいた質問について答えました。
・2019/8/26・値上げしました(1000円→1200円)
・2019/8/27・いただいた質問について1つ答えました。
・2019/10/3・値上げしました(1200円→1400円)
・2019/11/19・値上げしました(1400円→1600円)
・2019/12/9・値上げしました(1600円→2000円)

質問の回答は一番最後に掲載しています。

最近のSEO用語のおさらい

全然関係ありませんが

約6万文字の非常に長いnoteなので、目次単位で読んで欲しいのですが、noteの特性上、見出しはh3の1つしか無いので、noteだと読みにくいかもしれません。

その場合は僕のブログで書いてあるのでそちらを見てください。

ここから本編スタートです。

このnoteは完全な初心者向きではありませんが、初心者の方にも出来るだけわかるように、ある程度ググればわかる程度には書いていくのですが、その前に基本事項となるSEOに関する言葉の説明をしておきます。

すごく基本的なことは除きますが読み進めていく上で知っていないと難しいと思うことを先に説明しておきます。

言葉の説明が不要という方は飛ばしてください。

E-A-T

E-A-TとはExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の3つ言葉の頭文字をとったもので、検索指標の1つにしているとGoogleも書いています。

Google検索品質評価ガイドライン(PDF・英語)

英語なんかわからん!という方は日本語化してくれているサイトもあるのでそちらを見てください。

Google検索品質評価ガイドライン(日本語 VALUE AGENT)

残念ながら人によってE-A-Tの説明もかなり違っていて、どれを信じれば良いかわかりにくい状況にはなっています。

ただし、雑記ブログよりも1つのテーマに絞っているサイト(ブログ)の方が、信頼性も専門性も高いと考えますよね。また法律のことを語るのなら弁護士、医療のことを語るのなら医者の方が専門性も信頼性も、権威性もあります。

つまり雑記ブログよりは1つのテーマに沿って書いているサイト(ブログ)の方がE-A-Tの理に適っていることは想像に容易いことです。

そして1つのジャンルに絞って書いていると、徐々にこの人は専門性もあって、このジャンルの権威だな~って思われるようになると思いませんか?

サイテーション

SEOにおいて、リンクを沢山もらうことは効果があることを否定する人はいないと思います(リンクの質に関しては別にしても)。

このリンクをもらうこと被リンクと言いますが、2017年くらいからサイテーションも被リンク同様重要と言われています。

サイテーションはリンク無き引用・言及と言う意味です。

例えば口コミやSNS等でリンクは無くても美味しかったお店の名前を書くということを行う人は多いですが、多くの人が店名を書くことでリンクと同じような効果が出てくるということになると多くのサイトでは説明されていますし、僕もそう考えます。

ただサイテーションはもう1つの意味があると僕は考えており、それは「波及効果」です。

波及効果により元々の言葉の意味を変化させてしまう効果もサイテーションにはあります。

例えば誰かがTwitter等で「今日からボールペンのことをおみくじと呼ぼう」と言い出して、それがめちゃくちゃリツイートされたり、ブログでも言及されたとします。

1000や1万では少ないので、仮に数百万とかリツイートされたり他にも同じことをつぶやく人が数十万人現れ、ブログ等でも「おみくじは文字を書く筆記具である」とか数万件書かれるようになったらボールペンはおみくじという名称だということで、本来のおみくじという言葉の意味は失われてしまうでしょう。

なおサイテーションを否定している人もいます。

確かに懐疑的な部分はありますがサイト名・ブログ名・運営者名(ハンドルネーム可)でのサイテーションが増えれば自然と指名検索(ブログ名・運営者名での検索)が増えるので、SEOに影響していきます。

鶏が先かタマゴが先か的なものですが、テレビCMで「○○で検索」を行った時にサイト名や商品名で行うと実際に指名検索が増えて順位が上昇する傾向は見られます。

とある有名なSEOの専門家も「サイテーションを大量に確保したいなら、テレビCMが一番楽」って言っているくらいですから。

話題になるからサイテーションが増えるのか?
サイテーションが増えるから話題になるのか?

ただ話題というものは誰かが発表しなければ発生するものではありません。だからサイテーションを信じてまずは自分からサイテーションを生み出す工夫が大切だと考えます。

SNSではハッシュタグで自分のサイト名を添える、その積み重ねでサイテーションを得られていくこともあると考えています。

では本題に入っていきます。

サブディレクトリによる複数サイトの運用

先日、有名なブロガーさんが、雑記ブログでもサブディレクトリで分類してサイト(ブログ)を作っていけば良いということをTweetしていてかなり「いいね」がついていました。

これについては僕は否定派なのですが、サブディレクトリで新しいサイト(ブログ)を作るにしてもメインとなるサイトの補完的なもので作ることを推奨しています。

全く異なるジャンルで作るのはおすすめではありません。

もちろん僕の考えであり絶対ではありませんが、なぜメインとなるサイトの補完的なものの方が良いのか、説明していきます。

とその前に「サブディレクトリによる複数サイトの運用」と言ってもピンっと来ない人もいると思うので、サブディレクトリによる運用とサブドメインによる運用の違いを説明します。

サブディレクトリとサブドメインの違い

このサイトは2017年11月から作りはじめていますが、サブディレクトリとして3つのサイトも運営しています。

hokkaido.press/ がメインサイトとなり

・hokkaido.press/sapocan/ (サポカン)
・hokkaido.press/air/ (サポトラ)
・hokkaido.press/life/ (サポカンライフ)

というようにドメインの後ろに新しいディレクトリを作ってそれぞれWordPressをインストールして別のサイトとして作っています。

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具体的には上記のような構造になっています。

サブドメインの運用というのはもうしばらく更新していませんが、一時期はメインブログにしていたこちらのブログ

こちらはサブドメインでいくつかのサイトを作りました。

・digicame.tel03.com/ (デジカメに特化したサイト)
・uqmobile.tel03.com/ (格安SIMのUQmobileに特化したサイト)
・chromebook.tel03.com/ (Chromebookに特化したサイト)

どちらが良いのか?と言えばどちらもメリット・デメリットがあります。

ただ現在のSEO的観点としてはドメインを育てていく、ドメインパワーを上げていく、ということであれば、サブディレクトリタイプでサイト運営した方が僕の観測範囲では効果が高いように感じています。

というのもGoogleのサイト単位の基準がサブドメインだからです。サブディレクトリでは同じサイトとして捉えていることが多く、サブドメインでは別のサイトとして捉えていることが多くなっています(例外もあります)。

実際にサーチコンソールでサイトを登録するとサブディレクトリで作ったサイトはすべて最初のドメインで認識されデータが集積されます。

サブドメインだと別々にデータが集積されていきます。

上記のブログも一時期はサブディレクトリとサブドメインの両方で別のサイトを作っていたのですが(今は1つにまとめました)、SEOの効果としては、サブディレクトリで作った方が検索上位に上がっていくのが早かったです。

もちろん3ドメインでの検証に過ぎないので絶対ではありませんが、

・サブドメイン形式のはてなブログの没落
・ディレクトリ形式のアメブロの異常なほどのSEO強さ

を見ていると、サブディレクトリ形式の方が現在はSEO的に強くなると考えています。

何より、サブドメインをGoogleは別のドメインとして扱うことが多いので、ドメイン全体の強化を考えているのならサブディレクトリによる運用が良いと思います。

参考記事

サブディレクトリ形式の複数サイト運営のメリットとデメリット

サブディレクトリ形式の複数サイト運営のメリットとデメリットですが、まずテーマが異なるサイト(ブログ)をサブディレクトリ形式で運営することのデメリットやメリットを説明していきます。

北海道PRESSのドメイン配下、サブディレクトリのサイトは、すべて共通のテーマとして北海道というものがあります。

ではこの中に突然、仮想通貨やクレジットカード、転職というジャンルというサイトをサブディレクトリで作ったとしたらどうなるでしょうか?

今は、メインのドメインが強くなっていればメインのテーマに関係ないサイト(ブログ)をサブディレクトリ形式で作ってもそこそこ上がります。

実際にサブディレクトリで全く関係ないテーマで運営しているという方のブログを調べてみましたが上がっていました。

何より雑記ブログでも関係ない記事でもそれぞれある程度の検索ボリュームのあるキーワードで上がることは経験している人も多いでしょう。

ドメイン自体が育てば、何を書いても上がりやすいことは確かです。

だからサブディレクトリでサイト(ブログ)を作り、どれか1つのサイトに被リンクがついた時、同じドメイン内のサイトすべてにその効果が伝わり、SEO的に効果が高くなるということが最大のメリットです(ただし被リンクの付き方で効果が無い・薄い時もあります。後述しています)。

でも、この先、こういうことがずっと続くのか?と臆病者の僕は考える訳です。

理由は検索ユーザー視点で見たらわかりにくいからです。

同じテーマなら検索ユーザー視点でわかりやすいと思いませんか?

でも別々のテーマのサイトが複数存在していたら、ユーザー目線で見て、このサイトは何のサイト何だろう?って疑問に思ってしまうと思いませんか?

AdSenseの問題

AdSenseの関連コンテンツユニットが開放されて喜んでいるブロガーをたまに見かけます。

メインのドメインでAdSenseの関連コンテンツユニットが開放されたら、サブディレクトリで作っていたサイトにも同じ関連コンテンツユニットは導入出来るというメリットがあります。

AdSenseの関連コンテンツユニットはあくまでもドメイン単位で開放されるものだからです。

ただこれが問題なんです。

例えば、ドメインのメインサイトが仮想通貨だったとして、サブディレクトリで作ったサイトが転職サイトだったとします。

すると関連コンテンツユニットで表示される記事は、状況にもよりますが仮想通貨の記事と転職の記事が入り混じったものになります。

仮想通貨に調べたくてたどり着いた人が関連コンテンツユニットで転職の記事が表示されていたら、引いてしまう人もいるのではないでしょうか?

僕が作っている北海道PRESSやサブディレクトリのサイトはすべて北海道に関するものなので、どのサイトの記事が関連コンテンツユニットで表示されても、北海道という大きなテーマの中に収まるものなので、違和感はほぼ無いと思っています。

つまり検索ユーザー視点の1つとして、ユーザーに不信感や違和感を与えないようにするということは大切だと考えているので、サブディレクトリ形式でサイト(ブログ)を作るにしても、AdSenseを使うことが前提なら共通のテーマのものに絞った方が検索ユーザーに対して親切であり、迷わせることもなくなります。

それがユーザー視点の1つだと考えています。

AdSense以外の問題点

正直、この先、Googleがどう考えてSEOのアルゴリズムを変化させていくかわかりません。

Googleはドメイン単位とコンテンツ単位、それぞれを評価をしていると言われています。

でも、今後Googleがどっちに基準を大きく置くのかなんて、誰にもわかりません。

しかし雑記ブログや全然関係ないメインのサイトトップページから、サブディレクトリで作ったサイトへのリンク(実際には内部リンクとして見られる)を行った場合よりも、関係性のあるサイトにリンクを行った方が検索ユーザーにしてみれば、より詳しい情報を知ることが出来ると思い、見てくれるのではないでしょうか?

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上記は北海道PRESSのトップページですが、こんな感じでサイトを紹介しても、テーマが北海道として同じなので、違和感もありませんし、こっちの方が自分が求めている情報が詳しく載っていそうだな・・・と思ってくれればそのまま移動してくれると思いませんか?

でも下記のようだったら検索から来た人はどう思うでしょうか?

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このサイトは結局何のサイト何だろう?と思うだけならまだしも「これがアフィリエイトサイトってやつか!」と思って2度と来てもらえなくなってしまったら・・・

「わ~い!北海道の情報求めていたけど、結婚情報が欲しかったんだ!」と思う人は何人いるでしょうか?(数千人に1人いるかどうかでしょう)

せっかく作ったサイト(ブログ)なのだから、出来るだけ多くの人に読んで欲しい、見てほしいと考えるのは当然でしょう。だから出来るだけ露出を増やして見てもらうようにトップページに導線としてのリンクを張るのは悪いことでは無いと僕は考えます。

でも、検索からやってくる検索ユーザーのことを考えたら、関係ないサイト(ブログ)がトップページで案内されていたら、違和感しか持たないのではないでしょうか?

その違和感をGoogleがいつアルゴリズムに取り入れて評価を下げる可能性があるのでは?と考えると僕は怖くてメインのサイト(ブログ)のテーマ以外のサイトをサブディレクトリとして作ることが出来ません。

勘違いしないで欲しいのはGoogleのアルゴリズムの変化が怖いということよりも検索ユーザーにとって、違和感を持たれたくないということです。

あくまでもユーザー視点で見た時に、違和感のあるものを表示させたく無いということです。

これも臆病だからこそ考えるユーザー視点としての考え方です。

何よりもこの先、Googleがアルゴリズムの変更を行った時に、ユーザー視点で考えれば

雑記ブログが上がる可能性
テーマのある専門サイト・ブログが上がる可能性

どちらが高いか感覚的にわかりますよね。

サブディレクトリ単位でサイトを作ることの最大のデメリット

Googleはドメイン単位とコンテンツ単位、それぞれを評価をしていると言われています、と書きました。

だからサブディレクトリ単位でサイト(ブログ)を作っていく場合、サブディレクトリで作ったサイト(ブログ)が何かしらのペナルティをGoogleから受けた場合、ドメイン配下のサイトすべてに影響が出る可能性があります。

これがサブディレクトリ単位でサイトを作ることの最大のデメリットです。

人によってはサブディレクトリ単位でサイトを作って、1つがペナルティを受けても他のサイトには影響が無かったという人もいますが、この先、このルールのままかどうかなんていうことはわかりません。

もう1つのデメリットはGoogleからのペナルティはSEOだけでは無いということです。

AdSenseを行っていて、サブディレクトリのサイト(ブログ)がAdSenseの警告を受けた場合、同じドメインのサイト(ブログ)も表示されなくなります。

アフィリエイトが難しくなるからこそ、サブディレクトリ型の複数サイトを運営する

ここ最近、サブディレクトリ型で複数のサイト(ブログ)を運営するTweet等をよく見かけたな~という人もいると思います。

サブディレクトリ型で複数のサイト(ブログ)を運営する場合のデメリットとメリットを説明してきましたが、今後真剣にアフィリエイトやAdSenseで収益化を考えているのであれば、サブディレクトリ型で複数のサイトを運営することをおすすめします。

北海道PRESSというサイトは、元々は北海道に移住してきて、いろいろと検索している内に、キュレーションメディアのいい加減な情報が多いことに嫌気がさして、作り始めたのですが、どうせ作るのなら収益化も考えようということで最初からサブディレクトリ型で複数のサイトを作ることを前提としていました。

サブディレクトリ形式のサイト運営のメリットはキーワードを分けやすい

サブディレクトリ形式のサイト運営のメリットとしてキーワードを分けやすいということがあります(キーワードの種類については後述しています)。

テーマ別にしているから当然かと思うかもしれませんが、そういうことではありません。

例えばサポカンのメインとなっているキーワードの種類はKnowクエリもしくはGoクエリであり、Buyクエリはあまりありません。

一方、サポカンライフはKnowクエリもありますがBuyクエリがそこそこあります。

サポトラは、Goクエリがメインとなっています。

というのもサブディレクトリで複数サイトを作ってそれぞれテーマを決めると必然的にキーワードの種類が決まってきます。

サイト全体(同一ドメイン内)におけるキーワードでBuyクエリが多くなるとサイト(ブログ)が飛びやすいと考えているので、それを防ぐことが出来ます。

詳しくは後述します。

そして作り始めた頃から、アフィリエイトで稼げなくなってきた!という声を聞くようになり、ならどういうサイト構成でどういう手法を行えば良いのか考えて実践してきたことを紹介していきます。

サブディレクトリ型で複数サイトを作るのなら大テーマは決める

僕が作っている北海道PRESSにせよ、以前作っていたモバイルガジェット東京03にしてもサブディレクトリ型やサブドメイン型で複数サイトを運営する場合、事前に大きなテーマは1つ決めることが大切です。

・北海道PRESSの大テーマ=北海道
・モバイルガジェット東京03=ガジェットと通信
・いい湯だね!温泉旅行Hack=温泉

というように大きなテーマは絶対に決めていました。

後は、その中でどのようにサブテーマを決めていくか?ということになります。

そしてサブテーマからサイト(ブログ)は作っていっても問題ありません。

大テーマを決める理由は、既に説明してあるとおり、SEO上というよりは検索ユーザーの視点で考えることが大切だからです。

北海道PRESSを作る時に当初は3つで作る予定でした。

・北海道PRESS:北海道全体の観光情報サイト
・サポカン:札幌に限定した観光情報サイト
・サポカンライフ:札幌での生活の情報サイト

後から北海道・札幌に行くのにいろいろな都府県からの行き方の情報もあれば良いということを言われたので、それは良いかも!ということでサポトラというサイトを作りました。

だから作っていく内にアイデアが出てきたり、既に書いている記事からスピンアウトするという方法を取っていくのも良いでしょう。

おすすめの大テーマは地域

大テーマの設定ですが、今おすすめするのならやはり地域です。もちろん自分が住んでいる地域です。

この時に地域の範囲ですが検索して決めることになります。もちろん自分の好きな範囲でも構いません。

しかし、収益化も考えた場合はきちんと範囲を決めないといけません。

北海道PRESSを作る時に北海道全域にするか札幌だけに絞るか悩んだのですが、北海道全域にしたのには理由があります。

「札幌 ○○」「札幌 ○○一覧」(○○には公園、博物館、美術館、大学、遊園地、等)で検索してください。

僕が札幌に来た時、上記のキーワード検索すると「北海道の○○」という検索結果が大量に出てきました。

「札幌 博物館一覧」で検索すると3位までは「北海道の博物館」で4位にようやく「札幌市の美術館・博物館」という記事タイトルが出てきます。

「横浜 博物館一覧」で検索すると上位のコンテンツタイトルは「横浜市の博物館」になっています。

なぜこんな結果になるのかと言えば、検索ユーザーが実際に検索するキーワードが異なるためだと考えます。

札幌の人によく聞くのですが「札幌 ○○一覧」とかで検索する?と聞くとそんなキーワードでは検索しないって答えるんですね。

でも道外の人に聞くと、興味があるもの(今なら御朱印人気で神社とか)なら検索するって答える人が割といます。その場合は「北海道 ○○一覧」と検索することの方が多いかな?とも言われました。

道外の人って北海道の広さを理解してないことが多いので「北海道 ○○」って検索してしまう人がそれなりにいるために、どうしても「北海道」というキーワードに引っ張られてしまうのではないか?と予測しました。

だから大きなテーマとして「北海道」を選んだということもあります。

おそらくこれを読む人の多くは北海道以外に住んでいると思うのですが、マネタイズも考えるのなら、その時にエリアをどこまで絞るか拡大するかは検索結果で判断することをおすすめします。

例として

・札幌:北海道というキーワードに引っ張られるので北海道にした方が良い
・横浜:神奈川県というキーワードには引っ張られにくいので横浜でOK
・名古屋:愛知県というキーワードには引っ張らにくいので名古屋でOK
・那覇:沖縄県というキーワードに引っ張られるので沖縄にした方が良い

狭い範囲でとことん情報を提供していくという地域系ブログも良いと思います。

ただPVを獲得していこうと考えた場合、絞りすぎると取り逃がしますのである程度は大きなくくりにした方が良いと考えますし、検索に引っ張られる地域は引っ張られてしまう範囲でエリアを決めることをおすすめします。

地域系ならマネタイズもいろいろと出来る

地域系ってAdSenseや旅行案件系のアフィリエイトしかマネタイズが思い浮かばないと言う人もいるかもしれませんが、地域系ほどいろいろなアフィリエイトを展開出来るものはありません。

サポカン ライフはまさにアフィリエイト用に作ったサイトです。

サポカンや北海道PRESSそのものはほぼ趣味で作っています。月間検索ボリューム10未満のキーワードでも真剣にコンテンツを作り込んでいます。

でもサポカンライフは最初からアフィリエイトありきで作ったサイトです。

ただ先にhokkaido.pressのドメインを育てるということには注力しました。

ドメインが育ったサイトというのは、いろいろなことに影響を受けにくくなります。

例えば後述するカニバリもドメインが育つ(E-A-Tが強化されてくる)と影響の度合いが減ってくると考えています。

話を戻して、サポカンライフではどういうアフィリエイトを行ったか、これからどう行うか?ということを具体的なキーワードでお伝えします。

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上記はGRCという検索順位をチェックするツールのキャプチャー画像です。

参考記事

「札幌 不動産会社 おすすめ」「札幌 不動産会社」「札幌 不動産屋 おすすめ」「札幌 不動産屋」等のクエリで1位2位を獲得しています。

ここからマンション関係のアフィリエイト(資料請求等)や賃貸情報等のアフィリエイトを行えばそこそこ発生します。

実際に昨年の12月中旬くらいまでは賃貸情報のアフィリエイトでそこそこ成果が上がっていたのですが、メインにしていた案件(アパマン)で社会的な問題が起きたのをきっかけに全く発生しないようになりました。

札幌不動産仲介店舗ガス爆発事故

それでやる気をなくしてあまりリライトしていないので、今は稼げていませんが。

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「札幌 電気代」「札幌 ガス代」「札幌 水道代」もアフィリエイト案件としてはいろいろとあります。

電気代としては電力自由化の案件が行えますし、ガス代ならプロパンガスの一括査定案件があります。

水道代ならそこからウォーターサーバーに流すことも可能です。

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「札幌 習い事」ならスクール案件のアフィリエイトもできます。「札幌 電子マネー」ならクレジットカードの案件に流すことも可能です。

やる気が出ないので真剣にリライトをまだ行っていませんが、割と稼ぎやすいクエリで上位表示が可能になってきています。

ドメインを「影響を受けにくい地域の観光系クエリ(神社や史跡等)」で育てて行き、育ったらサブディレクトリで地域名をメインにしたアフィリエイト案件を育てていく、これが地域系サイトの良さだと言えます。

これも臆病ものだからこそのSEO戦略です。

YMYL系のキーワードはいつ飛ぶかわからない怖さがありますが、ドメインをYMYL系とは関係ない、でも地域名で育てていった後に、YMYL系のキーワードメインでサブディレクトリのサイトを作っていくことで、あまり影響を受けないサイトを現在は作ることができます。

半年から1年は時間がかかりますが、今はそれくらい長期的に見ていかないと難しくなってきていると思います。

また時間をかければSNSの活用でファンも獲得できていきます。

今後は「札幌 脱毛」「札幌 ウォーターサーバー」というクエリでも狙ってコンテンツを作っていこうと考えています。ただ自分で書けないのでここはライターさんにお願いすることになると思います。

なお、いくら丁寧にドメインを育てても飛ぶ時は飛ぶという人がいます。

実際にいくつかそういうサイトもありましたが、飛ぶサイトにはほぼ理由があると考えています。たまにGoogleの誤爆というのもありますが、誤爆は時間が経過すれば回復してきます。

スピンアウトをして別ドメインでリスク回避

ただGoogleのアルゴリズムが今後どうなるか本当にわからない状況で、サブディレクトリで複数のサイトを作った時に、全部が飛んだら怖いということもありますよね。

だからこそ、PVが集められている、収益が上げられているコンテンツだけをスピンアウトして、別ドメインでサイトを作るということも考えた方がおすすめです。

それで作ったのが「札朱」です。

サポカンでPVが取れているコンテンツとして神社があったので、神社だけをスピンアウトしてミニサイトを作りました。

テストの意味合いもあったのですが、概ね成功しています。

またドメインが別なので、うまくいけば検索結果の1位2位を独占することも可能です。

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山本稲荷神社という札幌にある神社で月間検索ボリュームは「Ubersuggest」で調べると20くらいですが、実際にはサポカンで月50PVくらい、札朱で月10PVくらい、合計60PVとあまり見られていませんが、検索結果として独占していくことは可能です。

他にも月間検索ボリューム500~1000くらいのボリュームの神社名単体で1位と4位とか1位と6位とかで上位を取れています。

臆病だからこそ、安全対策で更にスピンアウトして、サイトを作っておくという対策も行っている訳です。

なお一旦作ったコンテンツを別ドメインにして、切り口を変えているだけなので、札朱は200記事ほどありますが、1ヶ月で作ることが出来ています。1日10記事更新とか可能でしたから。

副業の方だと厳しいですが、それでも3ヶ月もあれば完成します。

札朱のPVと札朱を作った理由

札朱のメインコンテンツとなっている神社単体の記事の文字数は1000文字ありません。800~900文字くらいがメインです。

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で、実際のPVは7月は最終的に10000PVくらいで着地しそうです。

ここで文字数が少ない情報サイトとしてのメリットはページ/セッションが非常に高いということです。

また直帰率も55%ほどと低くなっています。

平均セッション時間は3分以上と非常に長くなっています(直帰が減れば長くなりますから)。

サイト公開以降、ほぼコンテンツは入れていませんし、放置していますが徐々にPVは増えてきています。

リピートコンテンツを作る

札朱で意識したことの1つにリピートコンテンツを作るということがありました。

リピートコンテンツは「おみくじ」で実装しています。

おみくじを見てくれている人は少ないものの直帰率やサイト滞在時間、ページ/セッションはブログではまず見ない数値になっています。

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PVこそは少ないもののおみくじ部分のカテゴリー自体の直帰率は12.7%となっています。

6月だと直帰率は8.62%、リターニングユーザーは29.4%と約3割の人となっていて、繰り返し使ってくれている人が多いことが伺えます。

何よりチャネルで言えばリファラーが約7割となっており、SEOだけに依存しないコンテンツになりつつあります。

検索の割合なんて16%未満です。

リピートして使ってもらうことがSEO上有利になるかどうかというのはわかりませんが、リピートして使うサイトと認識してもらえることは間接的にせよ、SEOに効果があると考えています。

GoogleがGoogle Analyticsのデータを見ているから検索以外のユーザー行動を見ているという人もいますが、GoogleがGoogle Analyticsのデータを見ているかどうか、それは僕にはわかりません。Google自身は否定していますが。

ただ、ブラウザであるChromeで見ている分にはChromeを使ってサイト内での動きは見ているんじゃないかな?とは思っています。

札朱の検索順位の遷移について

札朱のPVについては書きましたが、検索結果の順位はどうなっているのか?と言えばGRCのデータで下記のようになっています。

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札朱は3月中旬から作りはじめて4月中旬にサイト公開しました。それから7月中旬までほぼコンテンツの追加はしていませんが、検索順位はぐんぐんと上がっています。

最近だと月間検索ボリューム500くらいのそこそこPVが取れる神社名単体でも2位とか3位になってきています。

例えば「札幌諏訪神社」では現在2位(1位はサポカン)なのですが、3位以下にはWikipediaやトリップアドバイザー等の強力なサイトがありながら、それを抑えて2位になっています。

検索ボリューム1000を超える「琴似神社」でも4位に入ってきたりしています。

札朱の検索結果上位に入っているこれらのコンテンツの文字数は1000文字もありません。

でも、なぜ上位が取れるのか?

答えは明確にはわかりませんが下記のことが考えられます。

・サイトの専門性
・サイト内での回遊性の高さ
・リピートコンテンツによるリピートユーザーが増えているため
・インフォメーショナルクエリで悩みの浅いキーワードなので明確な情報がすぐに分かることで最適なユーザー行動が取られている

インフォメーショナルクエリについては後述していますが、インフォメーショナルクエリで悩みの浅いキーワードは、コンテンツの文字数よりも専門性とユーザー行動の最適化で上位表示させていくことが可能であると考えています。

札朱を作ったもう1つの理由

札朱というサイトを作った理由はもう1つあります。

サポカンで神社のコンテンツ・記事が読まれていてそれなりにPVが確保出来ているからスピンアウトしたという理由もありますが、もう1つ、神社はGoogleに侵食されないと思ったからです。

Googleはいろいろな分野に侵食してきています。特にアフィリエイターに響く分野で。

就職・転職では、Google for jobsが出てきました。

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転職エージェント系のアフィリエイターには大きなダメージになったようです。

Googleの宿泊予約や飛行機予約は、旅行系のアフィリエイターにダメージを与えています。

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右側に大きく予約や比較が出てきており、登録していない宿泊予約サイトにもダメージを与えています。

VODのアフィリエイターにもダメージを与えています。

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作品名でググれば、どこで配信しているかすぐに価格までわかります。

このようにGoogleはアフィリエイターやECサイトに影響を及ぼす独自コンテンツを次々に用意してくると思います。

だからGoogleが侵食して来ないジャンルを考えた訳です。

そこで最初に思いついたのが偶然見つけた後述する「マップコード」です。

マップコードはデンソーのサービスであり、地図アプリではGoogleとライバル関係にあるMapionで実装しています。

Googleがマップコードに侵食してくるにはデンソーと提携するしかありません。しかし独自コンテンツの充実を図るGoogleが今更他の会社の権利と提携するかな?と思った訳です。

神社のサイトを作ったのは、宗教という答えの無い世界・考え方が自由な世界にいくら何でもGoogleが侵食して来ることは無いだろうと考えたからです。

でも神社の情報を求めている・宗教の情報を求めている人はいる訳で、検索する人に適切なコンテンツを返そうとします。だから神社・宗教はGoogleが侵食して来ないで、純粋に誰かが作ったコンテンツが検索結果に表示されると考えました。

もしGoogleが宗教の分野まで侵食してきたら、それこそGoogleが神になろうとしている状況だと思います。

Googleが侵食してこないジャンルではアダルトもあります。

ただ僕はアダルトは奥さんに悪くて出来ないので行うつもりはありません。

非合法なものはGoogleが侵食してくることもありませんが、自分が捕まる可能性もあります。

合法であり、Googlegが侵食してこないジャンル・カテゴリーを見つけられると少し安心出来ますが、なかなか無いんですよね。

以前は格安SIM・格安スマホで稼いでいた僕ですが、Googleが必ず侵食してくると思ったので撤退を決めたという理由があります。

Pixel3aで格安スマホ業界には殴り込んできましたし、5Gが実装されたらeSIMでGoogle Fiが日本に来ると考えています。

後、Googleが侵食して来ないジャンルとしては、全部ではありませんが宗教と結びついている冠婚葬祭だと考えています。

結婚式や葬式は一部、侵食してくる可能性もありますが、狙い目は冠婚葬祭だと考えています。アフィリエイト案件も意外と多いです。

冠婚葬祭から墓地が来ると思っていて、昨年の10月に書いたnoteには墓地案件が来る!と予言したのですが、その後すぐにエイチームが墓地のサイトを作った時は自分の勘って信じられると思いました。

カニバリについて

サポカンや北海道PRESSは順風満帆に見えるかもしれませんが、実際にはカニバリでかなり悩みました。

最近だとカニバリについてこの記事が参考になります。

カニバリの概要については上記の記事を読んでください。ここではカニバリの細かい説明はしませんので。

で、カニバリですが大きく3つに分けられると考えています。

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・URL系
・キーワード系
・コンテンツの多様性系

URL系のカニバリ

httpsとhttp、どちらでもアクセス出来たりwwwのある無し、ともにあったりすることでURLに対してカニバリが発生してしまい、順位が伸び悩むことがあります。

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上記のURLのように1つのドメインで4つものURLが存在してしまうこともあります。

これについてはちょっと調べれば解決するので、それほど大きな問題ではありません。

canonicalタグを使ったり、リダイレクト処理をしたりすることで解決出来ます。

僕の場合、「.htaccess」で301リダイレクト設定を行っています。

WordPressの場合「.htaccess WordPress リダイレクト」で検索してもらえれば、いろいろとわかりやすいサイトが出てくるので参考にして設定しておくことをおすすめします。

キーワード系のカニバリ

TwitterでSEOやアフィリエイト、ブログ関連のことをつぶやくアカウントをフォローしていて見かける「カニバリ」の多くはこのキーワード系のカニバリを意味しています。

記事タイトルやhタグ、記事本文等で同じキーワードがあると競合してしまい、順位が上がらなくなる現象です。

サポカンでもこれでかなり悩まされました。

アフィリエイト用の記事なら解決方法もあるのですが、サポカンでのキーワードによるカニバリは解決方法が無いものが多く、非常に悩みました。

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札幌に「琴似神社」と「新琴似神社」という神社があります。

また「上手稲神社」と「手稲神社」という神社があります。

Googleの形態素解析の問題で、似た神社名のため、どちらかが上がらないという状況に悩み続けていました。

形態素解析とは、自然言語を形態素まで分割する技術です。って意味分からないですよね。

図解すると下記のように言葉を最小単位に分割する技術のことです。

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キーワードを分割し解析を行い検索結果を出すというのはもう何年も前から行われている技術で、形態素解析の機能が悪い検索エンジンは変な結果を出すようになります。

新琴似神社を形態素解析するなら「新琴似 神社」にすべきところを「新 琴似 神社」にされてしまったようで「新琴似神社」で順位が上がらない状況に。

実際にGRCのキャプチャー画面で50位前後の時は「琴似神社」の記事が上がっている状況でした。

手稲神社は「上手稲神社」が上がってしまう状況に。

で、どうやって解決したかというと下記の3つの方法で解決しました。

・時間が解決してくれるのを待つ
・記事を新たに書いてリダイレクト処理をする
・他の記事からアンカーテキストを上げたいキーワード(上手稲神社なら、上手稲神社)にリンクを張る

時間が解決してくれるというのは、Googleがまだ形態素解析が完全で無い状態のため、対応出来る状況になるのを待つということです。

でも、それだといつ上がってくれるかわからないので、アンカーテキストを活用したりリダイレクトを使うことになります。

Googleは新しい記事を優先的に巡回する性質があるので、元記事のコピペで良いので記事を複製して、URL(パーマリンク)だけ変更して、元記事からは301リダイレクト設定をすることで一時的にですが、カニバリを解消してくれることがあります。

実際「手稲神社」はそれで解決しました。一回、圏外に飛んだ時はビビりましたが、ここ最近安定してくれています。

コンテンツの多様性系によるカニバリ

別名:Googleの気まぐれ

Googleは検索結果に多様性をもたせようとして、いろいろなコンテンツを表示させます。

時には該当のコンテンツがあるのに、該当のコンテンツではなく、関連したコンテンツに順位をつけてしまうことがあります。

例えばサポカンでは「発寒神社」という札幌にある神社で「発寒中央駅」の記事がヒットしてしまっています。

近くの観光スポットとして、たった2行、50文字ほどでしか紹介していないコンテンツが「発寒神社」で表示されてしまっています。

これもキーワードの重複によるものでは?と思うかもしれませんが、これはキーワードによる重複ではなく多様性によるGoogleの気まぐれだと個人的には考えています。

そうでないと説明出来ないものが他にもあるので。

この解決方法は、時間がたって解消されるのを待つしかありません。

カニバリはドメインやE-A-Tが強くなれば解消されることも

カニバリはドメインやE-A-Tが強くなれば解消されることもあります。

例えば「じゃらん」なんかその例で、同じコンテンツでもタイトルが違うだけで上位を独占してしまっていることがあります。

「札幌の地下鉄駅名+観光スポット」で検索すると1~5位の間にじゃらんの「○○駅周辺の観光スポットランキングTOP10」という記事がヒットします。

で、どこの駅名でもタイトルこそ違いますが同じコンテンツが表示されています。

内容がカニバっているのに、上位表示を独占出来てしまうのはドメインの強さ・E-A-Tの強さ故だと言えます。

カニバリはGoogleが未熟だから起こることもある

形態素解析が不十分だからカニバリが起こったと書きましたが、言い換えればGoogleの技術が未熟な部分があるから発生するとも言えます。

カニバリが起こると順位が落ちたりしてPVが減りますが、Googleも徐々に形態素解析だけにとどまらず、検索意図による判断が出来てきているので、カニバリを気にすることなく、検索意図が的確である別の記事・コンテンツなら気にしないでそのまま放置しても良いと最近では考えています。

むしろカニバリを気にしすぎることで、記事を削除したりnoindexにしたり、結合することで長い目で見るとPVの低下に繋がる可能性もあると考えます。

その時のGoogleのアルゴリズムに合わせすぎた施策は長期的にはマイナスになることもあるので、今のカニバリ問題は個人的には無視しても良いと考えます。

実際、この1ヶ月で徐々に解消されてきているようにGRCを見ていたら思いました。

カニバリを気にするよりも検索意図を気にすること

カニバリよりも気にしなくていけないのが検索意図だと考えています。

先に書いた通り、ここ最近妙にカニバリがキャッチアップされているので、気にする人も多いですが、Googleが未熟だから発生している部分もあります。

だからGoogleが進化していけばカニバリの多くは検索意図さえ異なれば解消していくと考えます。

ここで面白い事例を紹介します。

「大通駅 待ち合わせ場所」で検索した時の結果が下記です。

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1位2位が僕の運営する「サポカン」になっています。

大通駅を知らない方に簡単に説明すると札幌市(人口約197万人)で2番目に利用者が多い駅であり、札幌の地下鉄3路線すべてが乗り入れる駅で、駅の構造自体が複雑で、出口で迷うことがあります。うちの奥さんは未だに迷います(笑)

ここで面白いのが1位は「待ち合わせ」というキーワードを1位の記事の記事タイトルには入れていますが、2位となった記事の記事タイトル及びhタグには入れてないんですね。

それはこの際、関係ないのですが「大通駅」でカニバるから大通駅をタイトルに含めたコンテンツは1つだけにしようとしてしまうとチャンスロスが発生することがあります。

・検索結果1位の記事は大通駅での待ち合わせスポットを紹介
・検索結果2位の記事は大通駅の改札口と駅構内図を紹介

複雑な構造の駅だから待ち合わせをする前にまずは出口を確認するだろうということを理解してか、ユーザー行動を見てかはわかりませんが、Googleはこの2つを並べて表示させることが良いと思ったから、こういう検索結果にしている訳です。

かれこれ1ヶ月以上、この状態ですから。

カニバリを気にするくらいなら、きちんと検索意図を明確にして補助する役割の記事を書くとこのように1位2位を独占することも可能です。

YMYL系・健康ジャンルでまだ上位表示が狙えるキーワード

先日、こんなTweetを見かけました。

どういうキーワードか気になりますよね。

実際に僕もYMYL系のど真ん中である健康系の記事を書いているけど、順位変動が起こりにくいキーワードをいくつか知っていますので、参考までにお伝えしておきます。

「ダイエット」というキーワードは非常に稼ぎやすいキーワードですが激戦地区でもあり、更にE-A-Tが強いサイトが上位表示されている傾向にあります。

またダイエットなんてキーワード、今はいつ飛ぶか怖くて書けないという人もいると思いますが、メインのキーワードを別のものに切り替えるだけで、まだまだ勝負出来ます。

ダイエットの順位(2019年7月26日現在)

1位:Wikipedia
2位:ドクターシーラボ
3位:Amazon
4位:NAVERまとめ
5位:楽天市場
6位:ライブドアニュース(多分すぐに消える)
7位:美的.com(小学館が運営)
8位:スマートログ(法人運営のキュレーションサイト)

もう勝てそうな気がしませんよね。

これを「デブ ダイエット」にするとどうなるか?

1位:NAVERまとめ
2位:RIABAKU(個人ブログ MozのDA:3)
3位:No Second Life(個人ブログ MozのDA:46)
4位:YouTube
5位:きつねこの毎日(個人ブログ はてなブログ使用)
6位:パパは多趣味でちょうど良い(個人ブログ)

といったように「デブ」というキーワードを入れるだけで個人ブログが勝てそうなところが出てきます。

なお「でぶ ダイエット」は月間検索ボリューム1000くらいなので5位以内に入ればタイトルにもよりますが月に100PVくらいは狙える稼げるキーワードです。

でも「太った ダイエット」にすると「ダイエット」同様、E-A-Tが強いサイトばかりになってしまいます。

「デブ」とか「ガリ」とか、この手の一般的な会話に出てくるキーワードを含めればまだまだ健康系ジャンルやYMYL系のジャンルは戦えます。

他にも願望系クエリ、例えば

「綺麗になりたい」「痩せたい」「色白になりたい」というキーワードもまだまだ個人サイトやアフィリエイトサイトが上位に来ており、戦えるキーワードになっています。

また雑記ブログでも上がっている場合もあります。

また願望系キーワードはSNSでのハッシュタグになっていることもあります。

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「痩せたい」の検索結果第3位は「#痩せたい」というハッシュタグです。

TwitterやInstagramと連動させて行えば、SNSからの流入も見込めるキーワードになっており、Googleだけに依存することなく集客出来るキーワードです。

いろいろなキーワードで検索した時にハッシュタグが上位に来ていたら狙い目です。

キーワード(クエリ)の考え方

先日、Twitterで下記のことをつぶやきました。

かなり端折って説明しているのですが、僕の今の基本的なSEOの考え方が凝縮しています。

これについて詳しく説明していきます。

キーワードの種類・質と上位表示の難易度

ブログやアフィリエイト初心者の方でも、キーワードの選定までは出来る人は多いのですが、自分が狙っているキーワードの質・種類まで考えていないな~と思うことがあります。

今はキーワードの質・種類を考えてキーワードを選定してサイト・ブログを作っていかないとかなり上がりにくい、PVが取れない状況になっています。

キーワードの質・種類って何と思うのであれば、そこからまずは脱却することを考えましょう。

以前からキーワードは3つの種類があると言われていました。

7年前の記事なのでかなり古いですが参考になります。

簡単に説明するとキーワードには3つの種類があると書かれています。

・取引型 (Transactional: トランザクショナルクエリ)
・情報収集型 (Informational: インフォメーショナルクエリ)
・案内型 (Navigational: ナビゲーショナルクエリ)

今は更に4つに分類されています(クエリとはキーワードと同義語だとここでは考えてください)。

英語なのでわかりにくい場合は下記の記事がわかりやすく解説しています。


Knowクエリ(知りたい)
Doクエリ(やってみたい)
Goクエリ(行きたい)
Buyクエリ(買いたい)

図解すると下記のようになります。

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上記の図で左側の「インフォメーショナルクエリ」から右側の「トランザクショナルクエリ」に遷移していく過程で、検索の上位表示の難易度が上がっていきます。

つまり検索結果1ページ目に表示されやすい傾向として下記の通りとなります。

・Knowクエリ(知りたい)=比較的簡単
・Doクエリ(やってみたい)=少し難しい
・Goクエリ(行きたい)=かなり難しい
・Buyクエリ(買いたい)=めちゃくちゃ難しい

と変化していきます。

僕は札幌に住んでいるので札幌を例に例えてみます。

・Knowクエリ=札幌に行くならいつが良いんだろう?=札幌 時期 おすすめ
・Doクエリ=札幌に行ったらいろいろなグルメを楽しみたい=札幌 グルメ おすすめ
・Goクエリ=札幌に行くならラーメン食べに行きたい=札幌ラーメン おすすめ
・Buyクエリ=札幌の航空券を購入するか=札幌 航空券 最安値

では上記のキーワードで検索してみます(2019年7月26日現在)

「札幌 時期 おすすめ」

1位:個人サイト(SAPOCAN)
2位:個人サイト(walttravelerの人生遠回り旅)
3位:たびらい(情報兼旅行企画サイト・法人)
4位:個人サイト(あそびば北海道)
5位:キュレーションサイト
6位:ようこそSAPPORO(札幌観光協会)
7位:じゃらん

7位までに個人サイトが3つも入っていて上位表示が可能そうだとわかります。

「札幌 グルメ おすすめ」

1位:icotto(キュレーションメディア)
2位:個人サイト(さつろぐ~ジョニーさんの札幌ブログ)
3位:スカイチケット(ECサイト)
4位:じゃらん
5位:みんなのごはん(ぐるなび)
6位:北海道ラボ(キュレーション兼ECサイト・旅行会社)
7位:食べログ

3位までに個人サイトは1つだけになり、難しさを感じられます。

「札幌ラーメン おすすめ」

1位:4travel(価格.comの運営サイト)
2位:じゃらん
3位:トラベルブック(旅行のECサイト)
4位:retty(大手グルメサイト)
5位:個人サイト(さつろぐ~ジョニーさんの札幌ブログ)
6位:食べログ
7位:食べログ

5位にどうにか個人サイトが入っていますが、より難易度が上がっているように感じられると思います。

「札幌 航空券 最安値」

1位:トラベルコ(旅行系ECサイト)
2位:スカイスキャナー(航空券ECサイト)
3位:スカイスキャナー(航空券ECサイト)
4位:スカイチケット(航空券ECサイト)
5位:LINEトラベル(旅行系ECサイト)
6位:LINEトラベル(旅行系ECサイト)
7位:バニラエア(LCC航空会社公式)
8位:トリップアドバイザー(旅行系ECサイト)
9位:エクスペディア(旅行系ECサイト)
10位:エアトリ(航空券ECサイト)

10位まで見てもECサイトばかりで個人サイトは一切出てきませんが、20位まで見ても個人サイトは1つもありません。

つまり個人でBuyクエリ(トランザクショナルクエリ)を狙うということはかなりハードルが高いということがわかったかと理解してもらえたと思います。

キーワードはインフォメーショナルクエリからトランザクショナルクエリに移行する

キーワードの例として下記のように書いています。

・Knowクエリ=札幌に行くならいつが良いんだろう?=札幌 時期 おすすめ
・Doクエリ=札幌に行ったらいろいろなグルメを楽しみたい=札幌 グルメ おすすめ
・Goクエリ=札幌に行くならラーメン食べに行きたい=札幌ラーメン おすすめ
・Buyクエリ=札幌の航空券を購入するか=札幌 航空券 最安値

これは人の気持ちの推移にも通じます。

札幌に旅行に行きたいけどいつが良いか、それがわかったら札幌に行ったらしてみたいことを考えます。そしてしてみたいことから行きたいという感情に変化して、最後は札幌行きの飛行機のチケットを購入するという流れです。

これは購買行動プロセスにも似た流れです。

購買行動プロセスはここでは説明しませんが下記の記事を参考にしてください。

ただ名詞のキーワードというものはどんどんと新しいものが出てきます。

キーワードでも最初はインフォメーショナルクエリ(Knowクエリ)になることが多く徐々にトランザクショナルクエリ(Buyクエリ)になります。

上記で説明しているのですが例えばドローン


ドローンが話題になりだしたのは10年くらい前からで特に話題になりはじめたのはここ数年だと認識しています。
だから数年前まで「ドローン」というクエリは検索すると「Knowクエリ」でドローンとはどういうものかに対する検索結果が多かったのを覚えています。
しかし今の検索結果を見ると「Buyクエリ」にほぼ変化しました。
普及し始めたころは「知りたい」と考える人が多く、普及したら「買いたい」と考える人が増えるからというのは当然の流れです。
多くのクエリは最初は「Knowクエリ」から始まり「Goクエリ」「Doクエリ」「Buyクエリ」へと変化していきます。


・ドローンって最近耳にするけどどういうモノ何だろう?
・ドローンをやってみたい・見に行きたい
・ドローンを購入したい

というように普及に伴い最終的にはBuyクエリになることも多々あります。

のんくら本に見るキーワード

2018年にブログやアフィリエイト本では異例の売上となった「Google AdSense マネタイズの教科書」(通称 のんくら本)を読まれた方も多いと思います。

Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]

この本で紹介されているサイトが著者のサイトが基本的にKnowクエリがメインとなるサイトがほとんどだったことに気が付かれた人はどれぐらいいるでしょうか?

つまり安定してAdSenseの収益を上げていきたい場合、Knowクエリ(インフォメーショナルクエリ)を中心に書くということです。

今、トランザクショナルクエリメインで勝負しても勝ち目は本当にありません。特に初心者であればあるほど。

そもそもAdSense向きのキーワードはKnowクエリだからということもありますが(トランザクショナルクエリはアフィリエイト向き)、のんくら本を見て単純にアフィリエイトに活かそうとしても失敗することがあるので注意してください。

そもそもアフィリエイトのユーザー属性と異なる層をメインにしていますから。

もう1つ、面白いこと上げておくと、メインとなる著者3名の内、石田さんはコンサルタントなので除くと、実際にサイト運営をしているのはのんくらさんとa-kiさんなんですけど、2人ともWordPressではサイト作ってないんですよね(a-kiさんは一部使っていますがメインにはなっていません)。

・のんくらさん=ホームページビルダーメイン
・a-kiさん=スクラッチのCMSメイン

WordPressはSEOに有利と勘違いしている人もいますが、別に特別有利ではありません。

ただし全くの初心者がブログやサイトを作る時に、SEOについて詳しくなくても比較的SEOに強いサイト・ブログが作れてしまうのがWordPressのメリットです。

今更、ホームページビルダー?って思う人もいるかもしれませんが、わかっている人が作るホームページビルダーのサイト(というか静的HTMLのサイト)は、WordPressよりも有利です。

何よりもWordPressで作ったサイトよりも軽くなりますから。

個人が最初に攻めるのはインフォメーショナルクエリ(Knowクエリ)

ここまで説明して来たので、ブログやサイトをこれから作っていこうと考える時、攻めるキーワードはインフォメーショナルクエリだということは理解してくれたと思います。

いきなりBuyクエリで勝負しても初心者が大手サイトに勝てる訳がありません。

既に説明していますが、北海道PRESS・サポカンは最初インフォメーショナルクエリで攻めて、ドメインを強くした後に「サポカン ライフ」や「サポトラ」でBuyクエリやGoクエリを攻めるようにしています。

理想的には下記のように攻めていくのが理想的です。

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インフォメーショナルクエリで検索ボリュームは低い・少ないキーワードの記事を最初は多めに作り、そこから徐々にトランザクショナルクエリにで検索ボリュームが高い・多いキーワードを攻めていくという方法です。

サポカンはまさにこの方法で行っています。

地域系のサイト・ブログではなくアフィリエイトに特化したキーワードなら下記のようになります。

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悩みの深さが浅いインフォメーショナルクエリから徐々に悩みの深いトランザクショナルクエリにしていきます。

具体的なキーワードの事例で言えば地位系サイト・ブログなら下記のようになります。

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御朱印が無い小さな神社であれば地域によっては検索ボリュームが0ということもありますが、内部リンク強化の意味合いで僕はコンテンツを作っています。

そして徐々に御朱印がある大きな神社へと移動させていき、神社名で地域の神社のコンテンツを網羅したら、今度はご利益別の神社のまとめを作ります。

例えば縁結びにご利益があるとか、合格祈願にご利益があるとか。

個別の神社ページからまとめページに内部リンクを張り、内部リンクで強化していくことが出来るので検索結果において上がりやすくなります。

また神社で縁結びを期待する属性は占いが好きなことも多いので占いサイトのアフィリエイト案件を制作するというのも手です。また縁結びに期待するのであればその地域の婚活サービスのアフィリエイト案件(ツヴァイと楽天オーネットはほとんどの地域であります)で攻めていくということも出来ます。

なお「検索ボリューム」を「悩みの深さ」に変えてもほぼ同じです。

次に、ここまで僕の手を教えたくなかったんですけどお金出してもらっているのでお伝えしています。

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地域系ではなく直でアフィリエイト案件やAdSenseでのクリック単価が高い広告に向けて記事を書きたいということであればクレジットカードのアフィリエイト案件なら上記のような考え方もあります。

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上記は僕が運営しているクレジットカードのアフィリエイト用ブログのGRCの順位ですが、実際に「スーパー名+支払い方法」って割と簡単に上位が取れます。イトーヨーカドーだけなぜか順位が落ちてしまいましたが(以前は2位)。

支払い方法なのでクレジットカードはJCBが使えるとかVISAが使えるとか書けばコンテンツマッチでAdSenseも金融系の広告が出やすくなるのでクリック単価の高い広告が出やすくなります。

飛びやすいサイトと飛びにくいサイト

ホワイトなのにサイトが飛んだ!ということをTwitter等で見たことがある人もいますよね。

健康・医療系なら飛んだというよりはE-A-Tの強いサイトが上位に来ただけということもあって、ホワイトでも飛んだと言えますが、健康系や医療系以外のサイトで飛んだ!という人のサイトをいくつか調べたところ、共通したことがありました。

今は飛ぶというかアクセスが減るとTwitterでつぶやくブロガーさんが増えたので、そういうブログやサイトが非常に見つけやすくなっています。

コトワザ?に下記のものがあります。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

これ、非常にためになる言葉で、サイトが飛ぶ(負け)には、ほぼ何か理由があります(稀に誤爆はあります)。

でもサイトのPVや収益が増えるのは理由がわからないことが多くあります。

だから負けた理由(サイトが飛んだ理由)を明確にすることで同じ失敗はしにくくなります。つまりこれは臆病ものの戦略です。失敗しないために失敗を学ぶという。

で具体的な飛ぶサイトの特徴ですが下記の図の通りです。

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飛んでいる人のサイトはAhrefsやUbersuggest等のツールで調べると「トランザクショナルクエリ」が多いことがわかりました。

飛ばないサイトは逆に「インフォメーショナルクエリ」が多くなっています。

なぜ、その傾向があるのか?

1つは既に書いてある通り、トランザクショナルクエリは企業・ECサイトが相対的に強くなっているので、順位が下がってPVが落ちていることが推測出来ます。

そしてもう1つは、アフィリエイトサイト・ブログでトランザクショナルクエリが多くなるとGoogleがそのサイトをブリッジページとして認識しやすくなるので、飛びやすくなるという理由があると考えます。

「ブリッジ ページ」とは、アクセスしたユーザーにとって有益となる独自のコンテンツを提供することなく、別のドメインへ誘導することを主目的としたウェブページ、またはサイトの構造を指します。

Googleより

そもそもECサイトでも無いのに個人サイトでトランザクショナルクエリが多くなるって不自然だと思いませんか?

そしてトランザクショナルクエリのページには決まってアフィリエイトリンクがある状態であれば、Googleがブリッジページが多いから低評価にしちゃおう!って思っても不思議ではありません。

最近、Twitterで飛んだ!とつぶやいていたブロガーさんのブログを見てみると、本当にトランザクショナルクエリのタイトル記事が多くて。

個人的にはトランザクショナルクエリがメインとなる記事(コンテンツ)はサイト全体の2割以下に抑えるべきだと考えています。

もちろん、トランザクショナルクエリがメインとなっているアフィリエイトサイトでも飛んでないサイトは多数ありますが、臆病ものなので、トランザクショナルクエリをメインとすることが出来ません。

これも臆病ものだから出来るSEOと言えます。

リンクの付き方で不自然と見られている可能性もある

被リンクがSEOにおける重要なファクターになっていることを否定する人は少ないと思います。

でも被リンクというものは特徴があって、キーワードやサイト(ブログ)構成で付き方が異なってくるのが自然です。

具体的には下記のようになると考えます。

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インフォメーショナルクエリで悩みの深さが浅い場合、例えば先に書いている札朱みたいな神社の情報サイトなら、サイト全体につく被リンクとコンテンツにつく被リンクが同じくらい発生して来るのが自然です。

なぜなら、サイトを繰り返し見るユーザーにしてみればブックマークとして使うのでサイトのトップページに被リンクが増えるのは当然で、更に自分が興味があるところをブックマークする傾向が出るのでコンテンツ単位でも被リンクがついてきます。

一方の悩みの深いインフォメーショナルクエリであれば、何度もそのコンテンツを見るため、トップページよりもコンテンツそのものにブックマークをつける傾向があります。

ブックマークは被リンクではありませんが、ブックマークが多いコンテンツは自然とメモとしてはてなブックマークをしたりして被リンクは増えていきます。

トランザクショナルクエリで悩みが浅いものは、サイト全体に被リンクが付きやすい傾向があります。

例えばAmazonや楽天市場のトップページをブックマークや自分のみのリンクコンテンツを作って、そこから見ている人も多いのではないでしょうか?

だから比較的悩みの浅いトランザクショナルクエリは、サイト全体に被リンクが増えていく傾向が見られます。

一方で高い商品になると悩むので、その商品をブックマークしておいて、何度か見直すという人もいるでしょう。

そう考えるとトランザクショナルクエリで悩みの深い商品はコンテンツ単体にブックマークが増えていくので、自然と被リンクもコンテンツ単体についていきます。

でも、例えばインフォメーショナルクエリで悩みが深いキーワードのコンテンツを持つサイト全体に被リンクが増えたりしたら、おかしいとGoogleが判断しても不思議では無いのではないでしょうか?

被リンクが自然かどうか、それはキーワードやサイト構造からもGoogleは読み取っていると考えます。

実際にサポカンは「インフォメーショナルクエリで悩みの深さが浅い」のでトップページと個別記事だと1:2くらいの割合で被リンクがついています。

これがもしトップページのみについていたら、怪しい被リンクのつき方になって飛びやすくなると考えます。

しっきーメソッドを未だに行うブログも飛びやすい

しっきーメソッドとは、例えば「おすすめの漫画 ベスト100をランキング形式で紹介」というように異常なボリュームで紹介して長文コンテンツがもてはやされた時代に流行った方法です。

当時(2015年から2016年くらい)「漫画 おすすめ」で検索すると主にはてなブログで、100以上の漫画を網羅的に紹介した記事ばかりが検索結果に出てきたということがありました。

この手法を今、トランザクショナルクエリで行うとかなりの確率で飛ぶというか評価が下げられているように感じています。

トランザクショナルクエリでは無いキーワードで行うと飛ぶことは少なく感じています。

オリジナリティが無いサイトは落ちていく

飛ぶというよりは、順位が落ちていくサイト・ブログの特徴としてオリジナリティが無いブログが上げられます。

1ヶ月くらい前に収益が7桁あったというブロガーが売上が10分の1以下になったという告白を綴った記事が少し話題になっていました。

実際にそのブログを見たのですが、10分ほど見たら、そりゃいつ順位が落ちてもおかしくないブログだな~って思ったんですね。

カテゴリー一覧で見るとアイキャッチとなる画像がどこかで見たことのある画像ばかりが並ぶことが非常に多くなっていました。

また著作権的に大丈夫かな?と思う画像が盛大に並んだり、個別記事にしても著作権的に大丈夫なのかな?という画像が多く使われていました。

これ、誰かがDCMAで訴えたら簡単に飛ぶっていう例にもなっているんですよね。

更にしっきーメソッドで書かれた記事がいくつかあったのですが、その中で「おすすめドラマ」というものがあったので、ドラマの紹介文をコピペしてググったら、ほとんどの紹介文がどこかのサイトからのパクリだったんです。

でも、そのブログ記事を読んだそのブログのファンは

「これほどのブログでも飛ばしてしまうとはグーグル様は非情です」

「ブログの難しさを痛感する記事でした」

「尊敬してるブロガーさんの一人だっただけになかなか衝撃的…。」

とつぶやいているんです。

怖くなりましたよ。この人達はそのブログの何を見ていたんだろうと。

オリジナリティの無いブログは、それだけで落ちるリスクがあると考えます。

でも、圧倒的な文量のコンテンツを見てしまうと、単純に凄い!と思ってしまう人がいるのも事実で、それがコピーコンテンツかどうか疑うことすら無い人もいます。

そういう人に支えられると被リンクがついて上がりますが、いつかコピーコンテンツやオリジナリティが無い個人サイトは下がってしまうものだと考えます。

法人サイトになると被リンクの種類が異なるのとE-A-Tが強くなるので落ちにくい傾向にはあります。

例えばキュレーションメディアなんて、オリジナリティは無いところが多いですが、政府系ドメインやPRサイト系ドメイン、新聞社・放送局系の被リンクを得られます。

個人のサイトだとそういうところから被リンクは得にくく、個人サイト・個人ブログが多くなるので、被リンクの種類が変わってきます。

直帰率と滞在時間の関係

SEO系のセミナーに行くとよく出る質問

「サイト滞在時間や直帰率はどれぐらいが適正でしょうか?」

初心者は確かに、気にするのはわかるのですが、答えはユーザーが求めていることによるとしか言い様が無いんですんですよね。

直帰率について

以前書いたnoteでも書きましたが、北海道に来てから知ったキーワード「マップコード」

購入していない方に説明しておきます。

カーナビでも比較的新しいモデルであればマップコード入力で目的地設定出来るものは数多くあります。
マップコードとは、日本全国の緯度経度を数値化した番号です。マップコードは、マップコード対応スマートフォンアプリ「Drive! NIPPON」で調べることができ、カーナビでの目的地設定にご利用いただけます。マップコードの検索や利用はすべて無料です。
“マップコードは、日本全国を大まかにメッシュ分割したゾーンから、さらにそれを細かく分割したブロック、ユニットによって構成されます。このゾーン、ブロック、ユニット、それぞれの番号を順に並べた数字がマップコードです。ゾーンは全国を1162個に分割したもので、その四方は約27km。ブロックはゾーンを900個に分割し、ユニットはブロックをさらに900個に分割したもので、ユニットの四方は約30mとなります。ユニットをさらに分割してSコアという約3m四方の単位まで分割が可能で、より精度の高い位置情報を得ることができます。

デンソー マップコードより

北海道ってまだ住所が定かでは無い場所って結構あるんですね。

例えば美瑛で「セブンスターの木」という有名な観光スポットがありますが、住所は「北海道上川郡美瑛町北瑛」でここが1km四方くらいの広さがあってカーナビで住所検索も電話番号も出来ません。

Google Mapには掲載されていますが、運転中にスマホを見るのは小さくて見にくいし危険なので出来ればカーナビに案内されて行きたいところですが、そもそもカーナビにセットする情報が無いんですよ。

そういう時ってマップコードが非常に便利なんですね。

だから「セブンスターの木 マップコード」という検索キーワードが存在する訳です。
北海道プレスで結構検索されているキーワードの1つは「天に続く道 マップコード」です。

「施設・スポット名 + マップコード」というキーワードは北海道では少ないながらも存在します。

では、そういうキーワードで検索する人が

「セブンスターの木が絶景すぎる!美瑛観光で絶対におすすめ!」

という記事タイトルで内容も凄くよくて写真も綺麗な記事を喜びますか?

特に現地で「セブンスターの木」に行きたい人なら、景色とかどうなっているのとか、どうでも良い情報であって、ただ知りたいのはマップコードだけです。

検索してたどり着いた記事の一番上にマップコードがあってわざわざ記事中を探さなくても良い状態ならより便利な訳です。

だから今作っている北海道PRESSというサイトのコンテンツの一番上には電話して聞く人のためにスマホならそのままタップで電話をかけられるようにリンクをはり、マップコードも表示させています。
事実、「地名+マップコード」でよく読まれている記事の直帰率は90%以上・滞在時間30秒弱ですが、順位の変動はほとんど発生していません。

むしろ徐々に上がってきています。

もし旅行中で「スポット名 マップコード」でこの記事にたどり着いた人ならカーナビにマップコードを入力する20秒ほどでサイトからは離脱されますが、SERPsには戻らないので別に滞在時間は短くてもSEO上、Googleの評価に悪影響を及ぼさないと考えます。

ただ、これ北海道にいる人で真似されると僕の順位が落ちていくのでやめて欲しいですが、アイデアは使っても法律的には問題ないし、アイデアが欲しいからnoteを購入されたと思うので真似されることは致し方ありませんが、マップコードを使うのであれば出来れば北海道以外でして欲しいな(切望)。

マップコードはGoogleとは地図アプリでは競合関係にある会社のものなので、Googleの強調スニペット等で表示される可能性が非常に少ないものです。

北海道PRESSの施設単体のコンテンツでは一番上に表示されるようにしています。

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マップコードだけが知りたい人ならカーナビに入力して終わりです。

なお北海道PRESSは「天に続く道 マップコード」で検索順位は1位になっています。

ここで直帰率が高いことが良いということを言いたい訳ではなくキーワードによって異なるということです。

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他にも漢字の読み方さえわかれば良いというキーワードも悩みの深さは浅いと言えます。

単純明快な答えだけがわかれば良いというインフォメーショナルクエリの場合は、明確な回答のみを求められているので、それがわかれば直帰しますから、直帰率は高くても問題無いということは想像出来ます。

反面、深刻な悩み、例えば就職活動がうまくいかなくて、もう何社も落ちている状態でどうすれば良いか知りたいと検索する人に「頑張れ」だけの回答が受け入れられるでしょうか?

もっと、いろいろなアドバイスが欲しいと思っているはずです。そしていくつかの回答を用意したコンテンツを上手く表示出来れば2ページ、3ページと見るので当然直帰率は低くなることが想像出来ます。

トランザクショナルクエリにおいても、今日好きな映画のDVD・ブルーレイが発売されると知った時、買う!と決めていて、でも出来れば安く買いたい!と思った時に価格比較のアフィリエイトサイトにたどり着いたら、ただ安いサイトがわかれば良いので、わかった瞬間に離脱するので、直帰率は高くなります。

これが一生を左右することもあるマンションだったどうでしょうか?

最安値で決める訳ないですよね。そもそも最安値という基準が何か?という問題もありますから。

いろいろなことを説明しないといけないため、コンテンツもいろいろと用意することになるため、直帰率は下がる傾向にあります。

このように自分が狙っているキーワード単位で直帰率が適正かどうか判断しない限り意味がありません。

実際の滞在時間

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実際の滞在時間においても同じです。

なお「実際の滞在時間」というのはGoogle Analyticsの一般的な設定では記録出来ないため、このような表記をしています。

Google Analyticsの標準設定だと直帰の場合の滞在時間は0秒と記録されるためです(以外とこのことを知らないブロガーさんは多いのですが)。

例えば10分記事を読んでくれても、読み終わった後にブラウザを閉じられてしまったら滞在時間は0秒です。

実際の滞在時間としたのは本当にコンテンツ・記事を見てくれた・読んでくれていた時間を意味しますので、Google Analyticsでは通常計測出来ません(する方法はありますが設定が少し面倒です)。

話を戻して、マップコードを知りたいだけど、漢字の読み方を知りたいだけなら本当に一瞬で解決するので、インフォメーショナルクエリで悩みの低いものなら、実際の滞在時間は数秒から数十秒でユーザーの悩みは解決しますよね。

でも悩みの深い、例えば恋愛とか就職、病気になるとコンテンツそのものが長くなることも多いので必然的に滞在時間は長くなります。

トランザクショナルクエリも同じで、先の例の通り最安値だけを知りたいのなら、最安値さえわかれば良いので最安値がわかれば実際に購入するECサイトへのリンクがあればクリックして遷移してしまうので、滞在時間は短くなります。もちろん漢字の読み方とは違うので、数秒で離脱ということは無いのでインフォメーショナルクエリよるは長くなるけど、比較的短い滞在時間になります。

マンションや車、または非常に高価なものであれば悩みが深い分、しっかりと読むので滞在時間は非常に長くなります。

なお実際の滞在時間を知りたい場合は、Ptengine等のヒートマップツールがおすすめですが、無料プランだとあまり使えないという問題はあります(はてなブログは除く)。

文字数(テキスト量)の関係

SEOのセミナーでもよくされる質問が

何文字書けば上位表示出来ますか?

というものがあります。

初心者の頃だとどうしても気になるところですが、決まってなんか無いんですよね。

ただ傾向はあります。

単純に多い方が良いか、少ない方が良いかだけで言えば

多い方が上位表示される傾向にあります。

あくまでも傾向であり、以前(2017年くらいまで)に比べれば上位表示されているコンテンツの文字数・テキスト量は減っている傾向にあります。

ただし闇雲に文字数を書けば良いという時代は終了しつつあります。後述するユーザー行動でも説明していますが、まずは簡単にキーワードと悩みの深さによる文字数・テキスト量の関係を説明します。

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インフォメーショナルクエリで悩みの深さが浅いものは文字数が少なくても上位表示されることはあります。

読めない漢字の読み方なんて、まさにそれですし、マップコードもまさにそれです。

むしろインフォメーショナルクエリで悩みの深さが浅いものはサイトを使う場合の利便性の方が重要です。またはユーザー行動です。

これについてはユーザー行動でもう少し掘り下げています。

インフォメーショナルクエリで悩みが深いものは必然的に文字数が多くなります。

悩みが深いもの(恋愛や身体に関わるもの)は、悩みの範囲もいろいろありますし、簡単に解決する問題では無いので、必然的にいろいろと説明することになるのでテキスト量は増えます。

トランザクショナルクエリで悩みが浅いものはE-A-Tの方が重要です。

既に書いてある通り、トランザクショナルクエリになれば大手ECサイト等が有利になっている通りです。文字数はそれほど重要ではありません。

トランザクショナルクエリで悩みが深いものは、E-A-Tも当然大切ですが納得してもらうことが大切なので、説明をしっかりと行う必要性があります。そうなると必然的に文字数は増えていきます。

記事の質の高い・低い

いろいろなブログの中で、ブログ論として「質の低い記事は書かない」「質の高い記事を書こう」と書かれているものってかなり多いんですけど、根本的に「記事の質」とは何かを説明しているところって、ブログに限っていえば見たことが無いんですね。

たまに記事の質については

・3ヶ月間アクセスが無いものは質の低い記事
・1ヶ月◯PV以下は質の低い記事
・1000文字未満の記事は低品質

上記のようにどういう根拠でそうなったのか、疑問に思うことが書かれています。

実際、僕はブログや個人サイトにおいて、質の高い記事とは何か、質の低い記事とは何かという答えは持っていません(ECサイトなら思いつくものもいくつかありますが)。

ただ、敢えて質の低い・質の高いコンテンツ・記事とは何か?と定義するのなら、適切なユーザー行動が考えられていて、検索意図に沿ったコンテンツが用意されているのなら、それは質の低いコンテンツ・記事にはならないと考えています。

ユーザー行動と検索意図について

今のSEOはユーザー行動が大切だ!といろいろと言われていますが、そもそもユーザー行動って何だろう?と思う人が多いと思います。

「SEO ユーザー行動」で検索しても滞在時間や直帰率、文字数とかオリジナル画像とか、そんなことばかりで具体的な施策が説明されていないというのが実情です。

ただ実際にコンテンツ(記事)を見てもらった後に何かしらの行動(アクション)をしてもらえるコンテンツは強いと言えますし、実際にそうしかけているコンテンツ(記事)やサイトは僕のサイトでも順位が上昇していく傾向にあります。

もう少し具体的にユーザー行動について説明します。

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実際には「悩みの深さ」はそれほど関係ないこともありますが、代表的なユーザー行動を表してみました。

インフォメーショナルクエリにおけるユーザー行動(アクション)

既にユーザー行動についてはいくつか説明してきています。

例えばリピートコンテンツを作る、マップコードのように単純に知りたい情報はコンテンツの上部に設置してすぐに次の行動が取れるようにする等

これらはインフォメーショナルクエリで有効な方法で図にもあるように

・利用してもらう:おみくじや自動計算サイト(BMI等)
・ダウンロードコンテンツをダウンロードしてもらう
・印刷コンテンツを印刷してもらう
・電話をしてもらう

などが考えられます。

例えば自分のBMI(身長と体重で肥満度を表す指標)を知りたいとKnowクエリに対して適切なコンテンツは自動計算です。

自分の体重と身長を入力すればそれがわかるのですから。

実際にBMIで検索して1位になっているコンテンツは自動計算のコンテンツとBMIによる肥満度を説明したものです。

ここではユーザーに体重と身長を入力してもらうというユーザーアクションが生まれています。

「動画 再生出来ない mpg」で検索すると再生ソフトを紹介したり、足りないコーデックを説明した上でダウンロードサイトを紹介しています。

ここではユーザーにダウンロードさせることが大切なアクションになっています。

印刷に関しては例えば「引っ越し 準備」で検索するとほとんどのサイトで「引っ越し準備・手続きリスト」というものがPDFで用意されていて、印刷出来るようになっています。

ここではダウンロードもしくは印刷というアクションが期待されている訳です。

「電話をさせる」というアクションは北海道PRESSでも行っていますが、例えば「しにたい」で検索すると一番上に表示されるのは厚生労働省の「こころの健康相談統一ダイヤル」の電話番号でスマホならそのまま電話出来るようになっています。

「しにたい」というキーワードがインフォメーショナルクエリかどうか?という判断は各自に任せるとして、僕自身は「しにたい」と検索する人の中には「生きたい、でもどうすれば良いのか知りたい」という希望を持っている人もいると考えています。

「しにたい」というキーワードでコンテンツを個人が作ることの是非はここでは書きませんが、知りたいと思っていることが電話でしか解決しない場合は、電話番号を掲載(スマホサイトならそのまま電話をかけられるようにする)して、ユーザーアクションを実施してもらうということを考えても良いと思います。

読んで満足してもらうというのも良いですが、次に続く行動があるとサイトは強くなると考えます。

SEOにおいて悪影響を与えることで、少し前によく言われていたのが「検索から来て、満足しないために再び検索結果にブラウザバックで戻られてしまうこと」でした。

次に繋がるアクションがあればブラウザバックで検索結果に戻ることはかなり減るので、当然検索順位の低下が起こりにくくなりますよね。

スマホで電話番号をかけさせるようにするにはどうすれば良いかしらない方は僕が行っている方法は下記の通りです(前回のnoteでも書いていますが)

===ここから=====

どうすれば電話をタップでかけさせられるかは、僕が使っているのは

<a href="tel:0112151559">011-215-1559</a>

という記述です。HTMLについて少し知識が無いと難しいかもしれませんが、僕が使っている方法はAddQuicktagというプラグインで下記のように記述して設定しておきます。

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次に普通にビジュアルエディタで記事に電話番号を記載します。

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電話番号をドラッグして選択して、AddQuicktagから登録しておいたTELを選びます。

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テキストエディタに切り替えます。

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上記の図で枠で囲っているところに電話番号はハイフン無しで記載します。

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これでビジュアルエディタに戻ればスマホで電話がかけられるリンクが出来上がっています(上記の図ではハイフン(横棒)が含まれていますが消してください)。

もちろん、この方法は僕みたいにあまりHTML等の知識が無い人向けの方法であり、詳しい人ならデバイス別に電話番号のリンクを表示させるかせない等の設定も出来ると思うので、工夫してください。

===ここまで=====

トランザクショナルクエリにおけるユーザー行動(アクション)

トランザクショナルクエリの場合は

・会員登録をしてもらう
・クーポンを獲得してもらう
・購入・申し込みをしてもらう

というのが本来のユーザー行動になります。ただしこれが先にも書いている通り、これしか無いアフィリエイトサイトは飛びやすくなると思うのでインフォメーショナルクエリで異なるアクションをしてもらうことが大切であると考えます。

特殊な層のユーザー行動を故意に作る

WordPressのプラグインで「Check Copy Contents」(通称CCC)というものがあります(今はダウンロード出来なくなってしまいました)。

WordPressで作ったサイトで文章がコピーされたら通知してくれるプラグインです。

つまりパクられた可能性が高い時に通知が来るというものです。もちろん純粋に自分で利用するためにコピーしている可能性もあります(観光スポットなら住所や電話番号、マップコードをコピーして印刷することもあるでしょう)。

で、このコピーされるという状況を故意に作り出すというユーザー行動を起こさせるコンテンツを作ることも可能ではないか?と思い作ったコンテンツが順調に順位を上げてきています。

上記の記事です。

サポカンの中でも1位2位を競うほどCCCで通知が来るコンテンツです。

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最初はかなり検索順位が下でしたが、徐々に順位を上げ、一旦落ちたものの、CCCの通知が増えるにつれ、上位表示していき、今ではGoogleの検索結果6位まで上げることが出来ました。

「北海道開拓の村」は漫画・アニメ「ゴールデンカムイ」の聖地巡礼先として今、かなり人気になっている観光スポットで、ウェブメディアだったりパクリメディアが一生懸命コンテンツを作っているスポットです。

でも、サポカンのコンテンツほど中にある建物の情報が網羅されているサイトは無いので、パクりたい人がどんどん来て、パクっていってくれています。

実際にCCCの通知が来るコンテンツほど順位って上がる傾向にあります。

検索意図は似たクエリでも異なる

ユーザー行動が大切だということ書いてきましたが、前提条件として検索意図というものがあります。

検索意図についてはブログにまとめているので読んでください。

でも、似たようなクエリでも微妙に検索意図が異なっていることがあります。

以前、札幌の地下鉄南北線の駅名の単体クエリで、どういう結果になっているか調べたことがあります。

ほとんどの駅名で「Wikipedia」が1位だったのですが、2位が割と面白いように偏ったんです。

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北34条駅・北24条駅・北18条駅・北12条駅は2位に駅探の時刻表が来ています。

でも中の島駅・南平岸駅・澄川駅・自衛隊前駅・真駒内駅は札幌市交通局の時刻表が来ていました。

なんで、こんなにバラけるのだろう?と考えてみたのですが、ユーザーが求めているものが地下鉄駅で違う、ユーザーの属性が異なるのだろうということを考えました。

あくまでも僕の予想ですが、北○条駅って北大生が多く使う駅です。大学生ともなればスマホでアプリをインストールして使います。

駅探は時刻表アプリとしてはシェアNo.1ですから(特に北海道では)、それに引っ張られて駅探が2位になっているのかな?と。

南平岸・澄川・自衛隊前・真駒内駅は、いわゆる普通の住宅街が多いエリアなので、いろんな年齢層の人がいて、駅探を使う人もいるけど、普通に検索して調べちゃう人もまだまだ多くて、それに引っ張られて札幌市交通局の時刻表が出てくるのかな?と予想しました。

地下鉄の駅名で上位表示させるというのは難しいのですが、どうしても上位表示させたいと考えた時に、駅名によって求められているものが違う、検索意図というか望む検索結果が異なるということを知っていないと対策が出来なくなる訳です。

上位表示させたいキーワードがあった場合、いろいろな角度で調べないと検索意図というものが見えてこない時もある訳です。

何より、検索意図を考える時には検索されるキーワードで検索する人はどういう人なのか?どういうシチュエーションで検索するのか?まで考えないと明確な検索意図が見つけられないことがあります。

アフィリエイトの攻め方と今後の方向性

アフィリエイトで実際に発生件数が少ないけど、どうすれば良い?という方に実際の経験から、いくつかのヒントを説明します。

またまだ狙い目のキーワード等を紹介します。

旅行系のサイト

恐らくこのnoteを購入してくれている人の中で地域情報ブログ・地域情報系サイト・旅行系サイトを運営している人は多いと思います。

その中で扱うアフィリエイト案件でじゃらん等の旅行系ECサイトのアフィリエイトを行っている人も多いでしょう。

僕自身がサポカンや北海道PRESSで力を入れているアフィリエイトは大きくは稼げないけど、安定してそこそこ稼げる「体験・アクティビティ」です。

前回のnoteでこんなことを書きました。


僕が思うに、体験を売るというのは今後大きな産業になると考えています。そしてコンテンツとしても重要なものとなっていきます。

お金の無い人はVRの世界で体験を得るようになり、お金のある人は実際に体験することを行うというこちらも2極化が起こると考えています。

漫画「コブラ(作者 寺沢武一)」の1巻でわざと記憶喪失になったコブラが催眠による自分が望んだ世界を体験するということが描かれていますが、催眠ではなくまずはVRの世界で行われ始めています。

旅行業においては、どこも画一的なサービスになってきており、どこかで差別化をするためにも体験をしてもらうことを売りにしていくと思います。

そのため、エリート集団と言われるリクルートは、まずは料率をよくしてでもじゃらんの「体験・アクティビティ」の会員を増やし実際に体験してもらうためにアフィリエイト料率をよくしていると考えられます。

10ヶ月前のnoteですが、今でもこの考え方は変わっていません。

実際に北海道PRESSで一番稼げている訳では無いけど、発生件数が一番多いのは「じゃらん」の遊び・体験です。

僕の雑記ブログ「鈴木です。」でも発生件数で言えば一番多いのが、じゃらんの遊び・体験になっています(単価が低いので多く発生しても単価の高い数件のものには届きませんが)。

どの記事かと言えば夏ならこの記事です。

ここ最近は1日3件くらい発生しています。最終的に7月は90件くらいにはなりそうです。

この記事、書いたのは一昨年で昨年もそこそこは発生していたのですが、昨年の7月の発生は40件くらいでした。

それは今年は90件くらいと倍以上になっています。検索順位が上がったのかと言えば、そうでもありません。むしろ少し後退した感じです。

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「小樽 青の洞窟」では6~10位くらいをうろちょろしています。

でも昨年の倍、発生しています(承認率は7~8割くらいです)。

なぜ倍になったのか?

すごく単純です。

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じゃらんのお得になるクーポンを紹介したからです。

え?それだけ?と思う人の方が多いと思いますが、でも初心者の方のブログを見ても、同じ「青の洞窟」を紹介していても、クーポンは紹介していないことがほとんどです(もっともアフィリエイトリンクの張り方を間違えていて、発生しないようになっているところも多いのですが)。

じゃらんや他のECサイトでもお得になるクーポンを発行していることが多いので、商品リンク(ホテル紹介ならトマレバかもしれませんが)、その後に「お得になるクーポンこちら」というような一言を添えてクーポンを紹介するだけで、発生件数は倍以上伸びることがあります。

インフォメーショナルクエリとトランザクショナルクエリの中間

検索意図というのは人によって異なります。特に単一クエリになればなるほど、その傾向があります。

例えば「東京都」と検索する人の検索意図は何でしょうか?これが完全にわかる人はいませんよね。

・東京都のホームページを見たい
・東京都の観光情報を知りたい
・東京都の天気を知りたい
・etc

でも「東京都 観光」にすれば検索意図は東京に観光に行くけどどこに行けば良いのか?ホテルはどうすれば良いのか、交通手段はどうすれば良いのか、と検索意図が絞られてきます。

更に「東京都 観光 おすすめ」であれば東京で見ておいた方が良い観光スポットを求めているということがわかってきます。

ここで考えて欲しいのは商標クエリです。商標クエリは基本的にトランザクショナルクエリとなる傾向が高いです。

例えば「UQモバイル」とか「エックスサーバー」とか「キレイモ」で検索する人は

・それらの公式サイトに行きたい(Goクエリ)
・それらに申し込むことが悩んでいるから評判や口コミを見たい
・申し込む前にもう少し情報収集したい

という検索意図が考えられます。主にBuyクエリ(トランザクショナルクエリ)の要素が強くなっていることはわかりますよね。

でも、世の中にはずっと「インフォメーショナルクエリ」と「トランザクショナルクエリ」の中間にあるキーワードが存在します。

もちろん「UQモバイル」とか「エックスサーバー」とか「キレイモ」もインフォメーショナルクエリの要素は含んでいます。単一クエリでは複数の検索意図が必ずありますから。

でも、Googleがずっとインフォメーショナルクエリとしてもトランザクショナルクエリとしても中間に位置させているキーワード群がいくつかあります。

正確には商標クエリとは言い切れないのですが、何年もインフォメーショナルクエリとトランザクショナルクエリの中間に位置しているキーワード群です。

それは何か?お酒です。特に日本酒やワインでその傾向が見られます。

例えば「ランブルスコドルチェ」というスパークリングワインがあります。

このキーワードを検索してみると

1位:カルディ(輸入食品店・ECサイト)
2位:楽天市場
3位:楽天市場
4位:個人ブログ(鈴木です。)
5位:Amazon
6位:Amazon
7位:美味しいワイン(ウェブライダーのサイト)

検索結果の傾向から見てほぼトランザクショナルクエリになっていますが、個人ブログやワインの紹介サイトが上位表示出来ていることから、インフォメーショナルクエリになっている部分もあります。

他にも「アスティ ワイン」で検索すると

1位:ビック通販(ビックカメラ)
2位:楽天市場
3位:楽天市場
4位:Wikipedia
5位:サッポロビール
6位:個人サイト
7位:もっと!ワイン(ワインの輸入・販売会社)

ここでも検索結果の傾向から見てほぼトランザクショナルクエリになっていますが、個人ブログやワインの紹介サイトが上位表示出来ていることから、インフォメーショナルクエリになっている部分もあります。

もっと有名なワインになると個人サイトはたしかに入りにくくなっていますが、生産年を付け足して検索すると割と個人サイトが上位に入ってきています。

例「シャトーモンペラ 2001」「シャトームートン 1982」等

知っているアフィリエイターでワインでかなり稼いでいる人もいます。

7桁に達していますよ。

なぜお酒、特にワインで個人サイトが上位表示出来るかと言えば、インフォメーショナルクエリの要素がずっと残り続けているからです。

ワインのような高級志向の嗜好品に興味を持つ人は次から次へと現れて、ワインを学ぼうとする人が出てきます。

学ぶ=知る

ということでずっとインフォメーショナルクエリとして残っていくから完全なトランザクショナルクエリにはなっていきません。

他にもマニアックな嗜好品とも言えるチーズで似た傾向があります。

商標クエリは購入までの距離が近いキーワードなのでアフィリエイトでは定番ですが、トランザクショナルクエリの傾向があるので、順位が上がりにくい傾向にありますが、普遍的にインフォメーショナルクエリとトランザクショナルクエリとなるキーワードを攻めることで、収益化は可能です。

損をしていると思わせることが定番

ほとんどの人は損をしたくないと思うものです。

上記のクーポン訴求は、損をしたくない心理に問いかけるものであって、非常に有効な手段です。

なので、損をしているから、申し込んだ方が良い、購入した方が良いという訴求はアフィリエイトでもECサイトでも定番で、稼いでいるアフィリエイターはかなり行っています。

もちろん、稼ぐためだけに無理やりとってつけたような理由で損していると書くのは良いことでは無い場合もありますが、ユーザーが得をすることなら是非、訴求してください。

主にアドンセンス向けキーワード

アフィリエイトでは成約までの距離が短いので、使えないキーワードですがそれなりに上位表示が可能なキーワード群があります。

僕が勝手につけている呼び方ですが「真逆キーワード」というものです。

金融系のキーワードだとAdSense広告(厳密にはAdWords広告)で高単価になりやすいことを知っている人は多いと思いますが、金融系のキーワードで僕が行っている方法です。

例えば「イオンカード セブンカード」(月間検索ボリューム30前後)は割と契約までの距離が近いのですが、割と簡単に上位表示が可能なキーワードです。

実際に僕のサイトが2位になっています。

またこれの応用で「セブンイレブン WAON」(月間検索ボリューム700くらい)も、セブンイレブンのライバル会社であるイオンの電子マネーと並べたキーワードですが、WAONが電子マネーであり割と高単価の広告が表示されます。

このキーワードも割と上位表示されやすいです。実際に僕のサイトが2位です。

このように真逆な金融系のキーワードを実際に考えて検索ボリュームを調べて記事にしていくというのも1つの手です。

元々これは、比較されやすいものを並べるというアフィリエイトの昔からの手法を契約までの距離が遠いキーワードに置き換えたものです。

アフィリエイトは3つのベクトルから2つを選ぶことになる

あくまでも僕の考え方ですが、アフィリエイトは3つのベクトルというか3極化していくと考えています。

・トレンドをとにかく追いかける
・トレンドは追わず徹底した情報で攻める
・ブランド化によって攻める

トレンドアフィリエイト

トレンドアフィリエイトは今後も残ると考えています。

というのも、情報って鮮度が非常に大切なんですよ。もちろん正確性も大切です。

Googleはどんどん検索意図を理解していくようになると思いますが、それ以上に新しい情報は生まれてきます。

Googleがどの情報が正しいのか、権威性があるのか理解する前に新しい情報をキャッチして発信していけば、短期的にですが稼ぐことは今後も可能であると思います。

芸能人の不倫とかゲスな内容でPVを集めるトレンドアフィリエイトだけが残るという訳ではなく、例えば格安SIMとかスマホとかの話題もトレンド系です。

どんどんと新しいものが出てくるので、どんどんと新しい情報を発信していくことが出来ます。

だからより新鮮な情報を発信していけば、それはそれで生活出来るレベルで稼げると思います。

ただし、このアフィリエイトの欠点は止まれば終わるということです。

走り続けないと難しいという問題があります。

トレンドは追わず徹底した情報で攻める

サポカンを運営していて思ったのですが、まだまだ情報って足りてない部分も多いんですよ。

今は、情報過多だという人も多いのですが、それは一般的な人が必要な情報が情報過多であるに過ぎないと思うんです。

一般的、例えば人口の8割くらいの人にとっては情報過多だけど、マニアックな趣味を持つ人2割くらいの人にとっては情報が足りてないんですよね。

その一般的な情報を求める人に対しては厳しいけど、残り2割の人が求めるマニアックな情報を徹底的に集めて特化していけば、まだまだPVは集められるし、特定の属性のPVを集められれば、そこからアフィリエイトで売り込める商品・サービスは後からついてきますし、純広告という方法もあります。

またこれは情報ではなく、ツールに置き換えることも可能だと考えます。

ブランド化によって攻める

最後がブランド化によって攻める方法です。

自分自身やサイト自体がブランド化すれば、それなりの人に読まれるようになります。

このブランド化は、先のトレンドに特化する、情報に特化すると兼ねて行うことも出来る戦略です。

2つを攻略するのが大切

3極化すると書きましたが、一番良いのはブランド化と他の2つの内どちらかを兼ねていくことだと考えます。

一番良いのはこの3つを行うことです。

例えば地域系の情報で言えば、神社や史跡等の情報を徹底的に攻めると同時に新店の情報等も書いていく、そしてSNS等を使いブランド化していくということになります。

これが出来れば素晴らしいのですが、如何せん、人間そんなに器用じゃ無いので、この3つを同時に1人でこなせる人ってほとんどいないんですよ。

僕の場合、やってやれないことは無いけど、トレンドも追うことになると、もう自分の好きに使える時間が無くなってしまいます。

それなら、まだサラリーマンをしていた頃の方が自由な時間があります。

だから、3つの内2つをうまく攻略して行くのが今後、アフィリエイトで生き残るポイントになるのかな?と考えています。

広告主はきちんと選ぶ

2018年後半くらいからASPや広告主で今までに無い動きが見られるようになりました。

その1つの象徴として、A8やafbでアフィリエイト広告を出稿しているmixhostというレンタルサーバーです。

Twitterで誰がつぶやいていたのか忘れましたが、mixhostもう辞めるって書いてあったんですね。

理由は上記のmixhostのホームページ(LP)の下の方を見てもらうと有名なアフィリエイターが紹介してくれました!とリンクが張ってあるからです。

広告主側としては有名なアフィリエイターに紹介してもらっていると書けば宣伝効果も高まり契約数が増えるというメリットが考えられます。

紹介しているアフィリエイターにしてみれば、公式サイトからの被リンクがもらえる上に、自分のサイトに来て、アフィリエイトリンクをクリックしてもらってmixhostを契約してもらえればアフィリエイト報酬が発生します。

これはお互いにWin-Winの関係ですよね。でもここにWinではなくLoseの人が2人いるんです。

1つはmixhost自身です。

mixhostもAdWords等で広告を出稿していますから、一般的なPPC広告等から来たユーザーが紹介しているサイトを見て遷移してから契約に至った場合、余分なアフィリエイト広告が発生することが考えられます。

また公式サイトに紹介されていないアフィリエイトサイトからmixhostの公式サイトに移動して紹介されているアフィリエイターのブログ等にいって、アフィリエイト広告をクリックして契約した場合、最初のアフィリエイターの成果は発生しないことになります。

最初にmixhostに導いたアフィリエイターにしてみれば、たまったものじゃないですよね。

mixhostにしてみれば打倒エックスサーバーに燃えているからとにかく契約してもらえれば良いのかもしれませんが、末端のアフィリエイターのことは考えて無いだろうと推測出来ます。

こういう広告主を選んで良いのか?それとも選ばないようにするのか、それはあなた自身が決めることですが、きちんとどういう企業なのか、考えて広告主は選ばないと承認率が非常に低くなったりする可能性もあるので、広告主は真剣に考えて選んでください。

まあ、どこのASPも広告主も良い面もあれば汚い面もありますが、それが大人の世界であり会社ですから。

雑記ブログでの戦い方

ここまで、専門性をもったサイト・ブログを作ることを勧めてきましたが、雑記ブログはもう諦めるしか無いの?と思う人もいるかもしれません。

でも雑記ブログでもPVを伸ばし、稼いでいる人もいます。

では雑記ブログでは、どのような戦略で行えば良いのか説明します。

と、その前に「あんたの雑記ブログはどうなんだよ!」という方へ

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僕の雑記ブログ「鈴木です。」(僕自身は「鈴木です。」は雑記ブログだとは思っていませんが、カテゴリー数とか見ただけだと雑記と捉えられても致し方ないブログという意味で)のPVの推移は上記の通りです。

PV数そのものは公開するつもりが無いので伏せてありますが、ここ2年の推移を見てもらった通り、それほど更新頻度は高く無いのに基本的なPVは伸びていて(6月は一番PVを稼いでいたキーワードが一旦落ちてしまったのでPVは落ちていますが7月には戻っています)、それなりには見られています。

雑記ブログと言われるものでも、戦略・戦術を使えばまだまだPVは確保出来ますし、アフィリエイトでも収益化は可能です。

雑記ブログの一般的な戦略は自己ブランディング

今のSEOにおいてブランディングは非常に重要という人も大勢います。

ブランディングはそのままサイテーションにも繋がるので、これは当然と言えば当然です。

だからSNS等を利用して、雑記ブロガーである自分自身を上手くブランディングしてサイテーションを確保しつつ、指名検索も増やしてブログを強くしていくというのが今、一番行われている手法だと言えます。

ただ、この手法ってずっと続くのか?と言えば懐疑的なところもあって、アルゴリズムの変動であっけなく終わるかもしれません。

理由は、多くの人が行いだしており、組織化して行うグループも出てきているので、それだとスパム手法と変わらなくなるので、Googleが対策を行う可能性があるからです。

またSNS、特にTwitterの140文字だけだとネガポジ判定も難しい場合もあって、炎上という手段を用いればサイテーションは物凄く発生するため、それが本当に正しいことなのか?とGoogleが思うのは当然ではないでしょうか?

ここでネガポジ判定という言葉を出しましたが、サイテーションでもネガティブなコメントの中にキーワードが含まれているのか、それともポジティブなコメントの中にキーワードが含まれているのか、判別していてネガティブなコメントの中で含まれていることが多い場合、逆にサイテーションとしても被リンクとしても悪影響を及ぼす傾向があると言われています。

ポジティブなコメントの中にキーワードが含まれている場合、良い影響を及ぼす傾向があると言われています。

これは先日、木村賢さん(サイバーエージェントSEOラボ研究室長兼メディア本部AmebaカンパニーSEO戦略室長)に直接質問してデータ上でそういう傾向があると教えていただいたことです。数万件のデータからのことなので、そこそこ信頼性は高いと思います。

もちろん、今後もブランディング戦略で伸びていく可能性もあります。

はっきり言えば、未来はわからないのでなんとも言えませんが、書いた通り、臆病者の僕はブランディング戦略だけで維持出来るとは考えていません。

よほど突き抜けて有名になれば別ですが(例えばTwitterなら自然増のフォロワーが数万いるとか)、数千人~1万規模だとちょっとした戦術(戦略ですら無いので戦術にしています)を使えばすぐにフォロワーは集まるので、意味が無いかな?と。

雑記ブログの王道的な戦略は1記事完結

雑記ブログでは、1記事1記事を丁寧に書いていくことが今は最も大切だと考えます。

専門サイト・特化ブログはサイトをいろいろと見てもらいやすいのですが、雑記ブログは構造上、どうしても1記事完結になります。

例えば「旅行記」となっているカテゴリーがあって、見ていると京都の記事があって、仙台の記事があって・・・と地域がごちゃごちゃになっていることは多くあります。

これが雑記ブログの良さでもあるのですが、例えば「京都 旅行 ○○」等の検索キーワードから来た人が、じゃあ関連記事でも・・・と思って記事の下にある関連記事を見たら、仙台とか千葉とか九州とか出てきたら、どう思いますか?

またカテゴリーに移動しても同じ京都の記事が見つからない状態になったら・・・

そしてトップページに移動したらスマホ!ブログ!AdSense!と全く関係ない最新記事が並んでいたら・・・

そうならないためにも1記事で完全に満足してもらうということが大切になります。

いやいや読んでもらってファンになってもらって、いろいろな記事を見てもらえば良いじゃんって反論もあると思いますが、それは先に書いたブランディングと変わりません。

自分のファンになってもらうこと=ブランディングと同じですから。

雑記ブログの多更新は愚策

雑記ブログでたまに凄い多更新を行っている人もいるのですが、僕から見ると愚策だな~って思うんですね。

カニバリはGoogleの検索エンジンが未熟だから発生するとも書きましたが、雑記ブログで多更新している人って、同じような内容を書き続けていることが多いです。

そのため、同じようなことを書いた記事ばかりになり、結果として検索エンジンが未熟とか言う以前の問題で、人の目から見ても何を読めば良いかわからない状態になっていることもあります。

もちろん雑記ブログなんて、好きなこと書いていれば良いのですが、収益やPVにこだわるのなら、好きなことだけ書いていけば良い訳では無いということは理解出来ますよね。

ここで言う多更新というのは計画性の無い、ただがむしゃらに毎日書く、毎日3記事書くとかそういう施策のことです。

そして記事が増えれば増えるほどメンテナンスの手間が増えます。

メンテナンス無しで次から次へと新しい記事を書いていけば良い!という考え方もありますが、そうなると今度は先に書いたカニバリの問題が出たりします。

実際に僕よりもブログ歴が長い(つまり2013年以前)多更新をしている雑記ブログで有名なブロガーさんのブログを調べたのですが、ほとんどのブログでPVって落ちているんですよね。

最高月間○PVって、もうそれ詐欺じゃない?って思うブログもありました。

ブログを楽しみたいのか?それとも収益を上げたいのか?

収益を上げつつ、雑記ブログで行いたい、でもブランディングで行うのは面倒だし不安という方は、丁寧に1記事完結を目指して記事を書くことをおすすめします。

ただ先に書いである通り、トランザクショナルクエリばかりで記事を書いていたら飛びやすくなるので注意してください。

なおレビューが多い雑記ブログが以前のアップデートで落ちたと言われていますが、レビュー記事のタイトルって基本的に商品名なんですよ。商品名は基本的に(すべてではありませんし例外もありますが)、トランザクショナルクエリです。

トランザクショナルクエリが飛びやすい傾向にありますが、それ以上に大手メディアが有利過ぎるので、飛んだように見えている部分はあります。

雑記ブログ VS 特化ブログ・特化サイト

よくある雑記ブログと特化ブログ(特化サイト・専門サイト)論

雑記ブログのメリットは何でも書けるからネタ切れが無いと書いている人がいます。

特化・専門化してしまうと書くネタが尽きるという人もいます。

これは正しくもあり間違いでもあります。

僕個人の話になりますが、特化ブログ・専門サイトはネタの宝庫というよりも後から後から書くことが湧き出てきます(リサーチが足りないからそうなるという人もいますが)。

もちろん書くテーマによりますが、ガジェット系に寄せたブログならガジェットなんて次から次へと新しいものが出るから書くネタにはずっと困りません。

格安SIMにしてみても、深掘りしようとすればかなり深掘り出来て、需要のあるなしは別にして、書こうと思えば同じキーワードを含めていても異なる検索意図で10記事とか書けるんです。

クレジットカードにしてみても書けば書くほど知識が増えてきて、じゃあアレについても書かなきゃ、ソレも書かなきゃって、どんどんネタが溢れてくるんです。

だって、記事を書きながらいろいろ調べてどんどん学んでいるのだから、記事が増えれば自然と新しい発見・知識が出てきて書くことが出てくるものです。

特化ブログでネタが無くなったという人は、そもそも最初から特化ブログで行う必要性の無いネタを書いていたか(ミニサイト向きだった=僕の考えではミニサイトというのはゴールが決まっているサイトのこと)、特化ブログをしていても全く身についてないか、どちらかだと思うんですね。

・テーマがそもそもミニサイト向きだった
・ただ記事を書いていただけでなにも学んでなかった

特化ブログはネタ切れになるというのなら最初からネタを洗い出して、ミニサイト(完結型サイト)を作っても良いと思います。

これからのSEO・サイト作り・ポジショニングについて

これからのSEOというかサイト・ブログは明確なポジショニングが大切だと考えます。

自分のいる位置(ポジション)を考える

最初に自分がどこをまずは攻めるべき立場にいるかポジションを考えてください。

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ブログやサイト制作を始めたばかりの人がいきなり「トランザクショナルクエリ」で悩みの深いキーワードで始めたら、すぐに挫けるのは目に見えています。

初心者ならまずは「インフォメーショナルクエリ」で悩みの浅いキーワードから積み上げていき、アフィリエイトならトランザクショナルクエリへと移行していく。

AdSenseなら悩みの深いインフォメーショナルクエリに移行していく。

つまり自分の今の立ち位置を明確にする、自分の現在のポジショニングを明確にするということが大切です。

なお、これを事前に明確にすることもサイト設計の1つです。

どのキーワードが必要で、どういうサイトを作っていくか、カテゴリーや階層を決めるという意味合いでは、サイト設計に通じます。

自分の攻め方のポジショニングを明確にする

雑記ブログの攻め方でブランディングが大切と書きましたが、SNSまで連携させてブランディングをしている時間が無い、もしくはSNSは苦手、ブランディングという要素でチャレンジしたくないということであれば、情報で勝負するしかありません。

自分が攻めていく方法を明確にする、攻め方のポジショニングを明確にするということが大切です。

ブランディングもポジショニング

ブランディング戦略は行えるのならどんなブログでもサイトでも行った方が良いのは確かです。

その時にブランディングのポジショニングが大切です。

ブランディングは無しにしても自分のポジションは明確にすべきです。

昨年くらいから今年に入って、Twitterを中心に妙なポジショニングをする人が現れました。

前から居たことは居たのですが、より増えた印象です。

例えば

年商○億円企業経営者、ゼロから○年で100億円まで会社を成長させた~~~

なんていう、今更誰が信じるんだよ!的なポジショニングをする人が増えましたが、結局長続きしないで表舞台から消えていきました。

20代で借金1000万以上に、ネットワークビジネスと出会い1年で返済、今は資産○億円~~

というポジショニングをする人もかなりいました。

別に上記のポジショニングでも良いのですが、真実で無ければ、もしくは完全にシナリオを作って具体的なことを示さなければ、消えていきます。

そしてSNSで書くことが精神論に終始するから余計にバカにされてしまいます。

で、こういうブランディング・ポジショニングではなく、もっと自分は何なのか、どういうポジションにいる人間なのか明確にすることから始めましょう。

そしてブランディングにおけるポジショニングは希少性です。

以下は僕の書籍の一部で書いたことです。

アフィリエイトのためのブログの書き方講座

購入してくれれば嬉しいですが、別に購入しなくても大丈夫です。

この本から一部抜粋します。

===ここから=====

キャラクターは重要!でも等身大であることが大切

ブログのキャラクターについて

プロブロガーという人達がいます。主にブログを書くことで収入を得て生活をしている人達です。プロブロガーと名乗っている人の多くは実名で顔出しをして、少し奇抜なことをブログに書いている印象を持っている人もいるかもしれません。またブログで収入を得るためには実名で顔を出さないと無理だと考えている人もいました。

決してブログで稼ぐために実名である必要性もありません。顔写真をブログに掲載する必要性もありません。むしろ副業としてブログで稼ごうと考えているのなら会社にバレないようにしたいということで顔を出せない、実名を出せないという人が多いと思います。

顔を出すこと、実名を出すこと、それが個性になる・キャラクターになる訳ではありません。私自身も実名は出していますが顔はブログに掲載していません。もっとも私が実名を出したのは前著を出す時にせっかく自著を出すのなら本名にしようということで始めて実名を公開したに過ぎません。もし本を出してなければ実名公開はしていなかったでしょう。

つまり顔を出す・実名を出す・奇抜なことをするというのは個性でも何でもありませんし、必要性もありません。

重要なのは等身大でいることです。飾らず見栄を張らず自分らしさを伝えることがブログでは重要になってきます。ブログで見栄を張り続ける・飾り続けると逆にブログを書くことに疲れて果ててしまいます。

キャラクター(個性)は大切ですが等身大でいることの方がより大切です。

ブログの個性は希少性!希少性は掛け算

ではブログにおける個性とは何かと言えば希少性です。いやいや自分なんて普通の人で別に希少性なんて無いと思うかもしれません。No.1じゃなくてオンリーワンだと言ったところで普通の人だから、と思うかもしれません。でもそうではありません。

それが希少性は掛け算ということです。

昨年、私がアフィリエイトに関する無料コンサルティングをした女性がいました。その方は自分を「何も特別じゃないし個性は無いから何を書いて良いか分からない」と言っていました。でもその方の話を聞くと結婚していて子供が3人いて今は介護の仕事をしていると言ったのです。

子供が3人いる人はそれほど珍しい訳ではありません。でも子供が3人いて更に介護のお仕事をしているという人はかなり少なくなります。更に子供が3人いて介護の仕事をしていてブログを書いている人は更に少なくなります。

主婦×子供3人×介護の仕事×ブログを書いている

こういう条件に当てはまる人は日本に何人いるでしょうか?正確なデータが無いので何とも言えませんが、あくまでも予想ですけど1万人もいないと思います。

日本の人口1億3千万人で仮に1万人だとすれば割合は約0.008%の存在になります。10万人いても0.1%未満となります。0.1%なんてとても希少性がある数値ですよね。

サラリーマンにしても例えば家電メーカーで働いていて結婚していて子供が1人で、趣味がカメラだった場合はどうか?恐らくこちらも0.1%未満になるのではないでしょうか?またここに出身県が沖縄だったり北海道だったり、秋田だったりして今は東京で暮らしているという条件があれば更に希少性は高まります。

既婚×家電メーカー勤務×子供1人×カメラが趣味×北海道出身×東京在住

もうこの条件に当てはまる人は何人いるでしょうね?

10人いれば10通りのその人だけの歴史や価値観、趣味があります。その視点でブログを書けばそれが既に希少性になります。等身大でいるだけで希少な存在でありそれがあなたの個性になります。

ブログにおける希少性は掛け算であり特別なことをする必要性は全くありません。

その情報凄く求められています

希少性のある人の情報は求められている

ブログでは希少性がキャラクター・個性になると言ってもまだまだ信じられないかもしれませんね。実例を出して説明します。

先に紹介しているお子さんが3人いる主婦の方と話をしていた時のことです。

話しているうちにランドセルの話になったのですが、お子さん3人ともランドセルの保ちが全然違っているし性格も違うからだろうという話になったんですね。そこで僕なら「3人の子供を育ててわかった!子どもの性格で見るランドセルの選び方」なんていう記事を書いてランドセル販売のアフィリエイト記事を書きますよ~と話をしました。

実際にランドセルを購入する時に、どのように選べば良いか迷っている方って多いと思います。最近は祖父母に購入してもらうという家庭も多いのですが親が購入している場合も多いと思います。そういう親御さんにしてみればランドセルを選ぶ基準とかよく知らないし、性格によってもランドセルの保ちが違うなんてことを想像もしないと思います。

だから性格別にランドセルの選び方の記事を書けば需要もあるだろうし、問題解決になればおすすめしているランドセルのアフィリエイトで報酬が発生するかもしれません。

ランドセルのアフィリエイトは多くはありませんが、それなりに大手企業がランドセル販売のアフィリエイト行っているので案件としてはありますし、そこから拡大してカバンということも書けると思います。

またお子さんが高校受験をしたということでその時に苦労したということで、それならその苦労したこと、その苦労をどう解決していったのか書けばそれも需要があるということを説明しました。

実際に主婦の方の経験って、本当に需要があります。

え?そんなこと普通の主婦なら誰でもやっていることじゃないの?と思うかもしれませんが、結構みんな悩んでどうにかこうにか解決していることも多く、ネットで同じ悩みを持っていて解決した人の話って非常に参考になります。

普通のサラリーマン

サラリーマンの方なら会社にいてその会社のことはそれなりに詳しくなっていると思います。だから勤めている会社の業界のことを知らない人にしてみれば非常に参考になったり自分の知らない世界の話を知ることが出来ることになります。

例えば私は長く小売業に勤めてきましたが、値引きの仕方とか基準とか、棚卸しとかそういう情報って普段買物をしている人でも詳しくは知りません。だから小売業ならではの情報をメインとしたアフィリエイトブログもしています。そのブログで何をメインにアフィリエイトの収益にしているの?と思うかもしれませんが、ずばりクレジットカードです。

買物とクレジットカードって凄く相性が良いです。多くの人は少しでもお得に買物をしたいと考えています。そこでお得な買物方法としてクレジットカードを紹介したりしているのですが結構、報酬が発生しています。それにクレジットカードって単価が高いのでそれなりに収益化出来ます。

まさか自分のサラリーマン時代の知識がアフィリエイトにこんなに役立つなんて最初は思っていませんでした。

他にも建築関係の仕事についている人なら、今であれば太陽光発電のこととか建て替えのことを記事に出来るかもしれません。

普通のサラリーマンだから書くものが無いのではなく、普通のサラリーマンだからこそ、サラリーマンとして得た知識は非常に強い武器になります。

意外と知らない人は多い

どんなことでも意外と知らない人の方が多いものです。

子育てをしたことのある方なら子育てをしたからこそ苦労したこともあったと思いますし、解決してきたこともあると思います。

どんな業界でも結局はその業界の方しかよく知らないなんてこともよくありますから、その業界のことを知りたいという方も数多くいます。若い世代でなければアフィリエイトとかブログとか無理と思っている方もいましたが、逆に30代・40代やそれ以上の方であれば、20代には無い経験という武器があってアフィリエイトでは非常に強い武器になっていくものです。

もちろん若い方であればこれから経験していくことをリアルタイムにブログで発信していくことが出来ます。成長の過程を描くのはドラゴンボール然りワンピース然りスラムダンク然り、人気の王道です。若い人がブログやアフィリエイトで成功しているのは、考え方が柔軟だからということもあります。自分が新たに知ったことを次々と書いていくことも出来ますから。

でも年齢を重ねると、そんなこと当たり前のことだと考えてしまったり、誰もがしているものだと考えてしまって記事に出来ないと思い込んでしまうこともあります。

難しいかもしれませんが、今覚えていて当然と思っていることを初めて知った時のことを思い出して記事にしてみてください。きっと役立つ記事になると思いますし、需要のある記事になっていきます。

自分をブランディングしよう

希少性を打ち出そう

ブログにおける個性は希少性だと説明しました。でも希少性を打ち出さなければ希少性は発揮されません。是非ブログで(身元がばれたく無いのであればばれない程度に)希少性を打ち出してください。

ブログでは基本的に自己紹介文を書きますので自己紹介文に自分の希少性である特徴を書くようにしてください。ただし検索からあなたのブログに来た時は、誰が書いたのか気にしない場合がほとんどです。だから文章であなたの希少性を説明して自分をブランディングすることも大切です。

ブログの書き出しで自分はどういう人間であるか少し書くだけで親近感を持ってもらることもあれば興味を更に持ってもらえるようになります。例えばペンネームが「墨田秋」で家電メーカー勤務であれば「SONYほどメジャーではありませんが家電メーカー勤めの墨田秋です。」と書き出すと、この人は家電メーカーに勤めているから家電に詳しい人だなと思ってもらえるでしょう。子供が3人いる主婦の方でペンネームが「ユイ」なら「子供3人子育て中でいつもヘトヘトのユイです。」と書き出せば、子供が3人いて大変だな~と同じく子育てで大変なママから共感してもらえるでしょう。

自分をブランディングするというと大げさに思えるかもしれませんが自分の希少性を打ち出すことでブランディングになっていきます。積極的に自分を表すようにしてください。

インパクトを与えよう

私は「温泉ソムリエ」という資格を持っています。温泉番組でも芸能人の方が温泉ソムリエの資格を取りました!と言っていることがありますよね。温泉ソムリエと聞くときっと温泉に詳しい人だと思ってくれるでしょう。

でも私が「温泉ソムリエ」という資格を取得した理由はブログのためです。

私は元々温泉が好きで全国600箇所以上の温泉に入っています。そして温泉専門のブログも書いています。

温泉が好きな温泉マニアよりも温泉ソムリエの方であった方が説得力があるからと思い温泉ソムリエの資格を取得した訳です。

他にも私の知り合いで保険に関するブログを書いている人で信頼とブランディングのためにファイナンシャルプランナーの資格を取得した人もいます。もちろんわざわざ資格を取得する必要性はありませんがインパクトを与えるために比較的簡単に取得出来る関連した資格があれば頑張ってみるのも1つの手です。それに資格を取得する過程や勉強の内容をブログに書くことも出来ます。

小売業や飲食業をしている方なら防火管理者の資格を持っている場合もありますよね。資格という権威付けを行うことでインパクトを与えることは多いので持っている資格を打ち出すのも1つの手であり自己ブランディングにつながっていきます。

===ここまで=====

読んでもらえればわかってもらえると思いますが、自分はどういう立場でブログを書いているか明確に打ち出すことが大切です。

情報サイトの場合は、情報の見つけやすさや正確性が大切ですが、ブログの場合は誰が書いているか?どういう人が書いているか?というのはより重要になります。

その時に凡人です、というよりは何か希少性を打ち出した人の方が見てもらえます。

希少性は掛け算です。

今からサイト・ブログを作るのなら

大きなテーマを決めてサブディレクトリ形式で複数のサイトを作ることをおすすめすることは既に書いてきた通りです。

最初はマネタイズとかあまり考えずに丁寧に、ドメインを育てるつもりで。

今回は地域系のサイトで紹介しましたが、初心者でどのジャンルにするか悩んだ時にも地域系は便利です。

ただ1つのドメインに依存することは危険なので、PVが取れるカテゴリーがあれば、スピンアウトして別のドメインでミニサイトを作っていきましょう。

そうすることで上位独占も可能になってきます。

自分の中で閾値はいくつか決めておこう

ブログでもサイトでも、作る際にいろいろな閾値(しきいち・いきち)は決めておくことをおすすめします。

閾値とは簡単に言えば境目(さかいめ)となる値のことです。

人によって閾値はかなり異なりますから自分の中でルールを決めておく方が後々の運営が楽になります。

例えばブログ等でもよく言われる

ストック情報(ストック記事)とフロー情報(フロー記事)

人によってストックとフローの概念がかなり違ったり、閾値がかなり異なります。

僕の考え方ではストック記事というのは変化が基本的に無いので1度書いたら、放置で良い記事を意味します。フロー記事というのは、今後変化していくので、記事をリライトしたり、もしくは今だけ需要がある記事を意味します。

人によっては、今だけ需要がある記事がフロー記事であり、需要が今後も期待できる記事(ただし変化していくのでリライトは必要になる)がストック記事としている場合もあります。

どちらが正解というものは無いのですが、記事の管理票を作ってストック記事かフロー記事、フロー記事なら放置か、いつになったらリライトを行うかリライトのタイミングを書いて管理しておくと後で便利です。

また、これは書かない、手を出さないという閾値を作っておくのもおすすめです。

例えばSNS戦略も同じです。

僕はTwitterでは政治ネタは扱わないことにしています。

SEOの細かいテクニック的やこの1年でいただいた質問

たまにTwitter等のDMで質問をもらうことがあります。

Peingだと全く中身の無い質問ばかりなんですけどね(苦笑)

そういった質問やSEOの細かいテクニックに答えていきます。

タイトルキーワードの左寄せやh2タグの使い方

・キーワードは左寄せ
・h2タグ等に含めるキーワードも左寄せ
・h2タグで使うキーワードの順番も重要

SEOでこんな話を聞いたことがある人もいますよね。

これは実際にこの通りです。

ただし圧倒的なユーザビリティ・ユーザー行動の前では意味がありません。

というかSEOの本質からズレていることはわかりますよね。

Googleがまだ完全にコンテンツの意味を理解出来ないために、こういうことは発生しますが、Googleが進化したら意味が無い施策になります。

長い目で見た時に、

・ユーザーが求める情報の順番は何か?
・ユーザーに対してどういう順番で情報を提供するか?

むしろユーザー基準で考えた方が、長い目で見た時にアルゴリズムの変更で影響を受けにくくなることは想像出来ますよね。

例えば、僕のブログ「鈴木です。」で月に数千PV見られている下記の記事

「大谷資料館」で検索した時に2~5位くらいにいるんですけど(GRC調べ)、タイトルは最初に大谷資料館が来ていません。

実際の検索結果を見てもらうとわかりやすいので見てください。

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1位から順にクリックしていく場合が多いですが、中には目立ったタイトルをクリックする人もいます。

その場合、他と同じ「大谷資料館」が最初に来ていたら、クリックしてもらいにくくなります。

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実際に過去28日間のクリック率ですがサーチコンソールだと掲載順位の平均値が10.9にも関わらずCTRが4.2%となっています。

一般的に10位くらいの検索結果だと1~2%くらいのCTR(クリック率)なので、倍以上も良い結果になっています。

一旦はメインキーワードを左寄せのタイトルにして、あまり上位表示出来なかったら、タイトルを変更して興味をそそるタイトルに変更してみるというのも1つの手です。その逆もしかり。

プログラムが出来なくてもアフィリエイトは出来る?

少し前にツイッター上でプログラムが書けなくてもアフィリエイトは出来るか?という議論がありました。

結論から言えばプログラムは出来なくてもアフィリエイトは可能ですし、全くプログラムがわからない人でも7桁以上稼いでいる人は何人もいます。

ここで何でも「出来る」か「出来ない」なら当然出来た方が良いに決まっているという単純では無い話をしておきます。

出来なくても構いませんが、プログラムが何を実施しているのか、どういう役割を果たしているのかだけは理解していないとSEOに関して、知識の頭打ちを感じるようになります。

プログラムは書けなくても構いませんが、プログラム、特にJavascriptやPHPというプログラムがどういうことが出来るのか、どういうものなのかくらいはWordPressでブログ・サイト運営をしているのなら、知っておきましょう。

プログラムが不要と言っていたアフィリエイターも感覚的にはきっとJavascriptやPHPがどういうものか、知っているはずです。

そうで無ければ、SEOで割と重要だったJavascriptのレンダリングのこととか意味不明になりますから。

最低限、どんなことが出来るかだけは知っておくとSEOでわからないことが減ります。

というのも僕がプログラムがわからなくて、SEOに限界を感じたことがありプログラムがどういう役割を果たしているか勉強をしたという経験があるからです。

キーワード出現率はどれぐらいに?

今でもキーワード出現率について気にする人がいます。

ただキーワード出現率って実際にデータを取ると本当にあるって話なんですよ。

でも、それって単に丁寧に記事を書いているからそうなるだけだと思います。

SEOの基本の1つは「人間の目ならわかることをGoogleのコンピューターが見てもわかるようにすること」です。

人間って雰囲気で文章を読みます。

参考記事

でも、機械は雰囲気ではまだ完全に理解出来ません。

人間ならピザの画像を先に設置して、ピザをビザと書いてもしっかり見てないと普通にピザと読んでくれることがあります。

でも、機械はビザと認識します。最近はGoogleが「もしかして」で修正してくれることもあります。

僕が意味がわからないキーワードでも、これじゃない?として検索結果を返してくれます。

でも、「これ」「この」「それ」「その」「あの」「あれ」「どれ」「どの」という「こそあど言葉」を多用したら、Googleも何が書いてあるか理解出来ないと思いませんか?

人間は理解出来ても機械は理解出来ない可能性があります。

だから「こそあど言葉」を使わないようにして、メインとなるキーワードを使えば、自然とキーワード出現率って3~5%くらいにはなっていきます。

結果、キーワード出現率がある程度高い方が上位表示される結果になっていると僕は考えています。

誤爆って何ですか?

誤爆は、Googleの誤爆です。

本来アルゴリズムのアップデートの影響を受けないはずのブログやサイトが影響を受けてしまう状況のことです。

僕は誤爆にあったことが無いので友人から聞いた話だと、スパムを行っているサイトが特定のCSSを使っていて、たまたまスパムを行っていない人が同じCSSを使っていたために、スパムサイトと勘違いされてペナルティを受けたということがあるそうです。

あとレンタルサーバーで同じサーバーを使っている人がスパムサイトを運営していて、そのために同じIPであるサイトがペナルティを受けたこともあるそうです。

どこまで本当かわかりませんが、誤爆は不運もあると考えます。

広告主の選び方

広告主選びが大切だと思うけど、どう判断すれば良いのか?という質問を以前いただきましたが、これは僕も悩むことが多いんですよね。

ただアフィリエイト広告の運用歴で判断していることが多いです。

A8だとわかりませんが、バリューコマースやafbだといつぐらいから広告主として登録されているかわかる時があります。

2年以上続けていたら撤退する可能性は少ないですし、問題も発生させてないだろうということが推測出来ます。

YouTubeはした方が良いか?

これ、結構質問されるんですけど、大体、今はYouTubeが話題になっているからっていうのが前提になっているんですよね。

YouTubeに関してはやる余裕があるのなら、やることが出来るコンテンツがあるのならした方が良いと思いますが、やる余裕が無ければやらなくても良いと思います。

僕の考え方は、動画でもテキストでも写真でも、ユーザーのためになる、ユーザーがわかりやすいと思うのならやれば良いです。

ただユーザーに対して意味が無いのならやめた方が良いと思います。

例えば、漢字の勉強法を動画で流すのなら意味がありますが、漢字の読み方とか、マップコードを調べているユーザーに動画って必要ですか?

テキストや写真の方が良い場合のあるコンテンツもあります。動画をブログ・サイトでは住み分けがある程度されているので、動画が必要なコンテンツで無ければ別にYouTubeなんてしなくても良いと考えます。

なおサポカンでも、一部コンテンツには動画(YouTube)を埋め込んでいます。その方がユーザーに響くと考えたからです。

最後に伝えたいこと

恐らく、このnoteを読んでいる多くの方はブログをしていると思います。

前にも書いたことなのですが、初心者ブロガーになればなるほど、視野が狭くなっているように日々感じています。

視野が狭くなるとどうなるか?主語が大きくなるんです。

ブロガーとはこういうものだ!とかブログ論をいろいろと書きたくなる気持ちはわかるのですが、世間一般のブログに関する意識って考えたことありますか?

「ブログ」の単一キーワードで検索した時の結果は下記の通りです。

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1位:Ameba(アメーバ)|芸能人・有名人ブログ
2位:アメーバブログ(アメブロ)

世間のブログに関する関心なんて、まだまだこんなものだということです。

でも、ブログに夢中になってしまうと、見てる世界が自分を中心とした狭いブログばかりになっていきます。

そして、その世界で褒め合ったり、称え合ったり、なんか気持ち悪い世界が形成されていきます。はてなブログや一部のブログ界隈なんて、その世界が非常に強いです。

お互いに褒め合ったり、称え合ったりすることは悪いことではありません。

でも、本当に大切なことは、お互いに切磋琢磨し、間違っていること、間違えていることは伝えられることじゃないかと。

たまたまこれを書いている時にこんなツイートを見ました。

イケハヤウォッチャーのはらですぎさんのツイートですが、それで紹介されているサイトを見たのですが、こんな状態でした。

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AdSenseのads.txtを間違った場所に取り付けて、そのままサイトヘッダー部分に表示されてしまっています。

更にメタ情報としてログイン画面に簡単に移動出来るようになっています。

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WordPressのログイン画面に誰でも到達出来るようにしておくって、非常に怖いです。

別に初心者ならこういうミスをしてしまうのって致し方ないです。僕も最初は似たようなことはしていました。だからミスを責めている訳ではありません。

言いたいことは、仲間って、こういう時に直した方が良いとか直し方を教えて上げるものだと思うんですね。

もし誰も教えてくれる人がいないのなら、それはそれで問題だと思うんです。

たまにブログで誤字があると教えてくれる人がいます。

それはそれですごく幸せなことだと僕は思うんですね。

お互いに褒めあってばかりではなく、駄目なところも言えるブログ仲間を見つけて下さい。

そして褒め合うだけの仲間ではなく、もっといろいろな世界に触れて、そして自分で狙っているキーワードでどんどん検索して、どういうブログがより上位表示されているのか、ライバルとなるべきブログをどんどん見つけてください。

そして参考にするブログはTwitterとか一部の界隈だけで有名な人のブログではなく、自分の取り組んでいるジャンルに関わるブログです。

アフィリエイターとか有名なブロガーばかりフォローしても初心者の場合、言っていることが違いすぎたり難解過ぎたり、参考にならないことが多々あります。

第一、ポジショントークか本音か、ただのセールストークか、きちんと見極められていますか?

それよりは検索したりツールを使って検索ボリュームの大きなキーワードで上位表示しているブログを参考にした方がよほど参考になります。

情弱は2種類ある

僕は情弱という言葉は嫌いなのですが、敢えてここでは使います。

一部のブロガーは好んで情弱という言葉を使います。ただ僕は情弱というのは2種類あると考えています。

一般的に情弱(情報弱者)というのは、、情報資源に満足にアクセスできない人や、情報を充分に活用できない人を指す言葉ですけど、この説明自体が2つの層を説明しているんですよね。

情弱1型=IT機器に弱いために満足にアクセス出来ない人
情弱2型=IT機器は詳しいものの情報を活用出来ない人

情弱1型は一般的な情弱ですけど、最近は情弱2型が本当に増えているんです。

いわゆる自分の好きなインフルエンサーのことを妄信的に信じてしまい、疑えないために情報を活用出来ない人が情弱2型です。

なんか凄そうな人だ!って思って、飛びついてしまい妄信的に信じて鴨にされている人が本当に大勢いる印象です。

だからこそ狭い世界ではなく、いろいろな世界に触れて、ブログを楽しんでください。

以上、お買い上げいただき、ありがとうございました。

おまけ

以前、500円で出した(売るつもりも無いので宣伝もしなかった)noteがありますが、多分初心者の方だと知らないこともあると思うので、読んでください。

パスワード:cba27

表示されない場合はF5キーでリロードしてください。変なキャッシュが残っているみたいなので。

サポートについて

もし、このnoteを読んでわからないところがある場合、1人1回までTwitterのDMで質問を受け付けます。

鈴木のTwitterはこちら

ただし、質問内容によっては、このnoteに追記する場合もあるので、ご了承ください。

名前はもちろん、公表しません。具体的なキーワードがあった場合は伏せて迷惑がかからない範囲で公開させていただきます。

以上、お読みいただきありがとうございました。

いただいた質問

いただいた質問を答えます。

温泉のブログを統合した理由は?

サブディレクトリタイプが良いのなら、なぜ温泉のブログは統合したのですか?という内容の質問をいただきました。

それもそうですよね。サブディレクトリで作ることを推奨していて、それを取りやめているのですから。

これは理由があって、「いい湯だね!温泉旅行Hack」は僕のブログ・サイトの中でもとても古い部類に入ります。

あまりサーバーに対する理解が無い頃に作ったブログで使っているサーバーはあまり評判のよく無いレンタルサーバーです。

で、某サーバーが・・・遅いんです。

更にプチバズでもたまに503エラーを返してきます。

だからサーバー移転させようとした時に、サブドメインやサブディレクトリで他のサイトをWordPress等のCMSで作っていると、そもそもサーバー移転プラグインではサーバー移転出来ません。

書き忘れましたが、サブディレクトリタイプ・サブドメインタイプでサイトを作る時のデメリットとしてサーバー移転が難しくなることです。

またこの某サーバー、比較的最近まで無料SSLがありませんでした。

だから、サーバー移転を考えて統合しました。

まだ、サーバー移転はしていませんが、サーバー移転をした後は、またサブディレクトリタイプで作り直す予定です。

こういった理由になります。

「○○ 買い方も」はどのクエリか?

質問をそのまま掲載します(一部省略しています)。

1つ素朴な疑問があったので、お伺いしたいと思います。
クエリの種類についてです。
文中でクエリには
・Knowクエリ(知りたい)
・Doクエリ(やってみたい)
・Goクエリ(行きたい)
・Buyクエリ(買いたい)

上記の4つがあると記載されています。
例えば、「○○ 買い方」などのクエリはKnowクエリか、Buyクエリかどちらでしょうか。
買い方を知りたいので「Knowクエリ」。
買う意思があるので「Buyクエリ」。
どちらにも受け取れてしまうなーと、率直に疑問に感じました。

この場合どちらになるのでしょうか。

確かに悩みますね。

結論からいうと基本的には「Knowクエリ」の傾向が強くなります。

具体的な「○○」では傾向が異なるかもしれませんが、「買い方」と調べる人は買う意思も当然ありますが、買い方を知らないから調べるのであって、買う意思とは少しズレてきます。

例えば、「キャベツ 買い方」の場合の検索結果を見てみます。

1位・(恐らく)個人サイト(AdSenseサイト)
2位・Yahoo!知恵袋
3位・(恐らく)個人サイト(アフィリエイトサイト)
4位・ウェブメディア(法人運営)
5位・ウェブメディア兼CGM(法人運営)
6位・NAVERまとめ
7位・NAVERまとめ

またキャベツだけで検索してみます。

1位・クックパッド
2位・キッコーマン ホームクッキング
3位・DELISH KITCHEN(レシピサイト)
4位・味の素パーク
5位・楽天レシピ
6位・楽天レシピ
7位・NAVERまとめ
8位・ソラレピ(レシピサイト)
9位・暮らし上手(出版社)

キャベツそのもので検索する人はレシピ(レシピはDoクエリだと考えます。作りたいという意図があるので)を求めているということが考えられます。

Knowクエリなら個人が立ち入る隙はありますが、Doクエリ、Goクエリに行くに従って難しいことは説明した通りです。

ここで「キャベツ 買い方」にするとKnowクエリの要素が出てきます。

そもそも「キャベツ 買い方」は「キャベツ 選び方」を求めているので、完全にKnowクエリです。

一方「格安航空券 買い方」で検索してみます。

1位・(恐らく)個人サイト(AdSenseサイト)
2位・(恐らく)個人サイト
3位・スカイスキャナー
4位・H・I・S
5位・スカイ・シー(ECサイト)
6位・スカイ・シー(ECサイト)
7位・旅まる(ECサイト)

ややBuyクエリの要素は強くなりますが、やはりKnowクエリです。

「仮想通貨 買い方」で検索しても個人サイト・アフィリエイトサイトが上位に出てきています。

ただし、仮想通貨がYMYLのキーワードに当たるので今後はもう少し厳しくなると思います。

他にも「株 買い方」「車 買い方」等、知らないから調べるということが前提になっているので、Knowクエリの傾向が強くなっています。

参考までに「○○ 買い方」よりも購買までの距離が近い「○○ 選び方」になるとKnowクエリの要素があるものの、Buyクエリの要素が強くなるキーワードも多く出てきます。キャベツ等の安い食品や生活消耗品は除きますが、高額なものが出てくるので。

アフィリエイターになると「買い方」「選び方」というクエリを対策している人はかなりいますね。

なお「○○ 申し込み方」になると更にBuyクエリの要素が強くなるので、激戦になっていきます。

検索順位は変わってないのに発生件数が減る理由は?

具体的なクエリがあるので、質問はそのまま掲載出来ませんが、内容的には検索順位はほぼ変わっていない(むしろ上がっていることもある)けど、発生件数が極端に減ることがあり、時期的な問題とも思うのですが・・・という内容です。

検索順位が変わらず、発生が落ちる原因はいろいろありますが、考えられる要因としては

・外的要因が大きかった
・検索クエリの時期(旬)が過ぎた

等が考えられます。

外的要因が大きいというのは、例えばネット広告だけでなくテレビCMや新聞広告を行っている広告主も多くいます。

テレビCMを多く放映する時期も企業によってはあるため、その波に乗ると大きく売上を伸ばせることもあります。

以前、僕が真剣に行っていた案件がありますが、広告主からテレビCMを多く放映する時期や時間帯を教えてもらっていたことがあります。

その時間帯に合わせて、SNS広告を行ったりして伸ばしたこともあるくらいです。

広告主と仲良くなるとこういった情報も教えてもらえることがあります。

でも、テレビCMや新聞広告が終われば当然、発生も落ちていきます。

検索クエリには旬があります。例えば今なら(8月前半)、「エアコン工事 即日」なんてクエリがありますが、1ヶ月後にはほぼ検索されなくなります。

自分では通年と思っていても実は時期によって売れる商品というものは結構あります。

Googleトレンドでどれぐらいピーク(旬)があるか確認してください。ただしその場合もテレビCM等が影響していることもあるので、読み違えることが無いようにして下さい。

>>Googleトレンド

参考までに僕が毎年購入している本があります。

「生活行動カレンダー」と「会社四季報 業界地図」です。

歳時記系の情報を扱う、物販系のサイトはかなり役立つ本ですよ。

記事入れするインフォメーショナルクエリのページは全てGoogleに評価されるページであるべきか?

質問をほぼそのまま掲載します。

「トランザクショナルクエリがメインとなる記事(コンテンツ)はサイト全体の2割以下に抑えるべきだと考えています。」
ということに関して、「2割以外の記事の質」について、記事入れするインフォメーショナルクエリのページは全てGoogleに評価されるページであるべきか?

地域のブログも今住んでいる地域で作ろうと思っているのですけど、現在は雑記のブログの準備を整えているところです。

もちろん雑記ブログでは検索されうるものを多く扱うつもりではあるのですけど、SNSアカウントが育ったら検索を気にしないちょっとふざけたページも入れたいと考えています。

こういった検索流入が無いページが「2割」以外に多くあるとよくないでしょうか?よくそういったページはNOINDEXするようにと見かけるのですけど、各記事はwebサイト内の通り道にもなっているので、それをNOINDEXにする事に強い抵抗を感じます。
(各記事を内部リンクでつなぐつもりです。)

もちろん「2割」以外について、基本は検索で評価されるのを狙って記事入れをします。

しかし狙いを外す場合もあると思います。

そういった、検索順位が低い、アクセスの来ないページは改善、改善出来ないならば削除が望ましいでしょうか。
また、「検索ボリュームがとても小さい記事でも悪影響はない」というお考えでしょうか。(note内ではそのように感じました)

Googleや閲覧するユーザーの事なのでハッキリとした答があるわけではないとは思うのですけど、お考えがあれば知りたいです!

まずこの質問に答える前にGoogleに評価される記事とはどういう記事か?ということの定義を決めないと意味が無いと考えます。

こう書いておいて何ですが「Googleから評価される記事」の定義は僕にはわかりません。

ただ最近、思っているのはユーザー・読者に支持させる記事・コンテンツはGoogleは評価していると考えます。

最近書いた上記記事で書いていますが、検索流入以外から定期的な流入があると上位表示されやすい傾向にあると考えています。

これはユーザーもしくは読者に支持されているコンテンツが多いと上位表示されやすいからと考えているからです。

そもそもGoogleの評価というのは僕は2つでは無く3つだと考えています。

画像51

Googleが評価する記事があると過程した時、残りはGoogleがペナルティを与える記事になるという訳ではなく、Googleが何も評価しない記事もあると考えます。

つまり影響そのものを与えない記事・コンテンツがあるということです。

別にコピーコンテンツでも無く、他の記事とカニバリを起こしている訳でもなく、YMYL領域のキーワードに引っかかっている訳でも無ければ、検索流入とか関係なくただ存在するだけのコンテンツとなって、悪影響も良い影響も与えないコンテンツになっているだけだと考えるので、別にふざけたコンテンツでも関係ないと考えます。

だから、

>「検索ボリュームがとても小さい記事でも悪影響はない」というお考えでしょうか?

という答えには「はい」という答えになります。

そもそも検索ボリュームなんてものは、突然話題になれば意味がなくなります。

飽きられても意味が無くなります。

5年前に発売されたスマホを検索する人はどれだけいますか?発売された当初は1日数千PV集めたとしても、順位は同じなのに5年後には数PVまで落ちます。

逆に全くの無名店がテレビで放送されたらいきなり検索ボリュームは跳ねます。

今話題のGSOMIAなんてGoogleトレンドで調べると下記の状況ですよ。

画像52

1年前から数ヶ月前まで、ほぼ0の検索ボリュームがいきなり跳ねています。

じゃあ、GSOMIAの記事は数ヶ月前まで低評価だったのか?

答えはNOとしか言えないですよね。

だから、気にせず書きたいことがあるのなら書いてください。

もしあなたにファンがいた時、きっとファンはあなたが検索流入とか意識せずに書いた記事を読みたいと思ってくれるものです。

そしてファンが評価してくれれば、それはGoogleも評価するコンテンツ・記事になっていきます。


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