ピアノ教室の「お客様」って、いったい誰?

昨日、私の教室 の卒業生、A先生とzoomでミーティングしました。

志高い教室経営 をされてるなあ。んー、いい感じ!


さて、ミーティング中、A先生より質問がありました。

「生徒さんが増えるのに、何かいい方法はありますか?」


私は、現代は「数」というより「質」の時代と、考えています。

でも、教室経営をしていると、ある程度の「数」は必要だ、と実感することになります。

ところが、「数集め」と「幸福感」は、得てして反比例してしまうものなのです。

そこを、いかにして両立するかを、私は日夜、考えているのです。


「A先生、ピアノ教室のお客様って、実は、生徒さんじゃないんですよ」

「え、そうなんですか?じゃあ、誰なんです?」

「それは、お母さんなんです」


教室のお客様は、お母さん(またはお父さんの場合もあり)。これは、学校も塾も、同じだと考えます。

では一体、なぜ「生徒さん」ではなく「お母さん」なんでしょう?

その理由は、

「一人先の法則」

です。


普通、目の前にいる人を幸せにしよう、としますよね?それは、素晴らしいことです。

でも、目の前の人が接する人を、幸せにしようとすることは、もっと素晴らしいことなんですね。

一人先を、幸せにする。

そう考えると、喜ばせかたのパワーが、違ってくるんです。


空手で、瓦を割るとき。

空手家は、一番下の瓦が割れるのを、イメージするそうです。

人に接するときも、そんな感じで「一人先」をイメージすると、パワーが出ます。


学校や教室で言えば、生徒さんを幸せにするのに留まらず、その先にいるお母さん、お父さんを、幸せにする。

そうすると、授業・レッスンの時、パワーアップします!


そして、教室経営の場合、レッスン料を払ってくださるのは親。特に、お母さんの判断が大きいのです。


お子様の成長を通して、お母さんを、幸せにしたい。


そう考えるピアノ教室(学校、塾なども)は、必ず、上手くいきます。


「生徒募集」という言葉は、正しくありません。

正しくは、

「お母さん(お父さん)募集」

なのです。


今日は「授業参観日」。お母様は、大喜び!!



オンライン音楽教室を運営する会社を経営しています。他に、ピアノの先生の学校学長、作曲家・ピアニスト、オーケストラ指揮者。最近、スポーツジムにハマってます!http://himawari.ishikawa.jp