「まちがえちゃダメ」って言うと、まちがえる理由

こんばんは!鈴木敬です。

いつもお読みいただきありがとうございます(^^)



ピアノを弾くと、決まって「ミスタッチ」をします。

ミスタッチとは、「音をまちがえて弾くこと」


まあ、ピアノを弾いたことある人なら、誰でも経験、ありますよね?

正しい音が弾けないと、なんだか、イライラしてしまいますよね(汗)



さて、生徒さんがミスタッチしたとき、ピアノの先生は、なんて言えば良いのでしょうか?

ついつい、言ってしまうのが、

「そこ、まちがえちゃダメ!」

それもそうです。確かに、まちがえて良いわけでもありません。


ただし・・・

それで、まちがえなくなるということは、まずない、と、保証します(笑)

それどころか、ますます、ミスタッチが増えるでしょう(; ̄ェ ̄)

 

その理由。なぜだと思いますか?

それは、潜在意識の働きによるものです。


潜在意識。

長くなるので詳しくは書きませんが、人が自覚できない、心の奥深くに潜んだ意識です(無意識とも言います)。

反対に、喜んだり怒ったりする、人が自覚できる意識(一般的な「意識」)を「顕在意識」って言います。

顕在意識のパワー:潜在意識のパワー=

「3:97」

くらいの差があると言われています。

それくらい、潜在意識には逆らうことができない、っていうことです。


潜在意識は、顕在意識と、真逆の働きをします。

たとえば、

「まちがえちゃダメ!」

って言われた生徒さんの、顕在意識はこう働きます。

「そうか、まちがえないようにしよう!」


ところが、潜在意識は、それとは真逆の働きをしてしまうんです。

「そうか、まちがえちゃダメ!って言われるってことは、ボクはまちがえる人間なんだ!」

となってしまい、それを証明するために、本当にまちがえてしまいます💦


つまり、

○顕在意識=避けようとする

○潜在意識=引き寄せる

の勝負となり、「3対97」で、潜在意識が勝つのです(がーん)。


となれば、先生はどうすれば良いんでしょう?

これは、とてもカンタン!


まちがえに、触れなきゃいいんです(笑)


その代わり、

「どう弾きたいの?」

「どうなればいいのかな?」

と、意識を能動的な方向に持っていきます。


それにより、まちがえが「気にならなくなり」、結果的に、まちがえなくなります。


これは、勉強やスポーツや仕事でも同じ!


ぜひ、やってみてください(^^)


★30分、ほったらかしの小4、A君のレッスン。でも、驚異的なスピードで上達しています。A君が「まちがえること」から、たくさん学んでいるからです。

あきもりさんjpeg


オンライン音楽教室を運営する会社を経営しています。他に、ピアノの先生の学校学長、作曲家・ピアニスト、オーケストラ指揮者。最近、スポーツジムにハマってます!http://himawari.ishikawa.jp