「無駄トーク」が「神トーク」に変わるとき

こんばんは!鈴木敬です。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。


「えーと、いよいよ新学期だね!学校、どう?」

私の教室のピアノレッスンは、いつもこうして始まるんです。


その瞬間、生徒さんの表情が、パッ!と明るくなります。

「学校、楽しかった!」「給食、美味しかった!」「友達と、遊んだ!」

「そうか、それはよかった!」


こんなやり取りがあってからの、ピアノレッスン、スタート!になります。


さて、この間3分から5分くらい。話が盛り上がると10分以上になることも。

大人の方のレッスンでは、30分または60分、丸々お話っていうこともあります(笑)


で、この時間って、ムダでしょうか?!


一時代前の考え方で言えば、明らかに「ムダ時間」。

なぜなら、

「その時間でピアノをレッスンすれば、ピアノが上手くなり、『費用(月謝)対効果』が、高くなるから」

です。


でも「今流」の考え方では、かなり有効な時間の使い方、なんです。


ピアノを弾くのであれ、スポーツするのであれ、仕事をするのであれ、勉強するのであれ・・・


1番大切なのは、


「前段階」


だからです。



前段階、つまり「それをやる準備ができているか?」が、1番大切なんです。



例えば、緊張して心が萎縮した状態では、どんなにたくさん知識を与えても、その10分の1しか吸収できないことがあります。

でも、安心した状態では、吸収率は10倍になることがあります。


つまり、


「安心こそ、最大の効率化」


これが、現代の考え方なんです。



だから、20世紀の「無駄トーク」は、21世紀の


「神トーク」


特に、本題に入る前の「前振り」、落語で言えば「枕」を、大切にしたいものですね!


○いつもたくさんお話ししてくれる、Aさん


オンライン音楽教室を運営する会社を経営しています。他に、ピアノの先生の学校学長、作曲家・ピアニスト、オーケストラ指揮者。最近、スポーツジムにハマってます!http://himawari.ishikawa.jp