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「やりたいこと」と「やるべきこと」の狭間

中学生のとき塾の先生が「"やりたいこと"と"やるべきこと"は自転車のペダルを漕ぐように交互に行うものだよ」と教えてくれました。

YouTubeを始めて間もなく3ヶ月。ブログ期を含めるともうすぐ7ヶ月。まだ1年経っていないですが、日々小さな挑戦と失敗を繰り返しています。


その中で考えることは"やりたいこと"と"やるべきこと"のバランスの難しさです。

僕のやりたいことを一言で表現すると「剣道界に多様性を認め、全ての人に寄り添う"やさしい剣道"をつくること」

段位や戦績という尺度が重視される剣道の世界では、結果を出せていない人や剣道を始めたばかりの人が少し肩身の狭い思いをすることがあります。

僕は今アメリカに留学しているのですが、こちらの地区大会の見学に行ったとき、一人のアメリカ人の方が「日本の剣道のレベルはもっと高いだろ…?」と自信なさげに呟いていたのを聞いて「もっとポジティブな気持ちで剣道を楽しめればいいのに」と率直に思いました。


しかし、剣道界の王道はやっぱり「勝ちを目指すこと」であり「昇段を目指すこと」であることに変わりはありません。

僕のYouTubeチャンネルでもこれまで一番再生数を取っているのは「アメリカの剣道大会に出場した結果…!?」という動画です。


伝えたいメッセージや作りたい世界を届けるためには、それを聞いてくれる状態を作らないと誰にも響かずにその声は消えてしまいます。

そんなことを考えていると、僕も「まず勝つことにこだわって取り組むべきなのかな…」という感じで今後の方向性に悩まされてしまいます。


世の中には「やりたいことを全力やれ!」もしくは「自分のやるべきこと集中しろ!」という極論が目立ちますが、"やりたいこと"と"やるべきこと"のバランスは「0か1か」ではなく、その狭間でグラデーション的に存在するものだと思います。

そしてもしかしたら誰もがこの"やりたいこと"と"やるべきこと"の狭間で今日も葛藤しているかもしれません。

僕も「あと一歩前に」という気持ちで頑張るので、その姿勢が今葛藤の中で必死にもがいている人に届けば嬉しいです。


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