稽古の質は元立ちで決まる!
こんにちは、鈴木康太です!
「剣道が面白くなるブログ」というキャッチコピーで、剣道に関する記事を毎日更新しています。
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今回のテーマは「元立ち」です!
皆さんは元立ちのときに何を意識していますか?
何か気をつけている人もいると思いますし、
何も考えずに元立ちをしている人もいると思います。
このブログをきっかけに、元立ちについて考えてみてください!
結論から言ってしまうと、元立ちは掛かり手と同じくらい大切です!
自分が練習するときに、相手がいい加減な気持ちで受けていたり、上手に打たせてくれなかったら、良い稽古ができませんよね。
元立ちがいるおかげで稽古が成立するわけなので、ここは元立ちの注意点をしっかり理解して、質の高い稽古にしてほしいです。
ということで、今回は「元立ちが意識すべき3つのポイント」をサクッとまとめていきたいと思います!
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①間合いを作ってあげる
元立ちがすべき仕事のひとつが「間合いを作る」ことです。
元立ちは先生役なので、生徒である掛かり手の力を引き出してあげる必要があります。
元立ちが打ちやすい間合いを作ってあげないことには、掛かり手の打ちを引き出すことができません。
特に基本打ちのときは素早く間合いを作ることを意識しましょう。
相手が一本打って抜けた後、その場に立ち止まってしまう人がいますが、それでは掛かり手のためになりません。
抜けた後をしっかり追っていって、次の打突のためにサッと間合いを作ってあげるようにしましょう。
これは掛かり手の目線から考えると共感してもらえると思いますが、
自分が打った後に元立ちが動いてくれないと若干ストレスになるんですよね。
打った後に自分から元立ちの位置まで前に出なければいけないことになってしまいます。
基本打ちが5本ならば、その5本が一つのまとまりになるように、元立ちは掛かり手が打った後に素早く間合いを作ってあげてください。
②打ちやすいように受けてあげる
2つ目のポイントは「相手が打ちやすいように受けてあげる」ということです。
1つ目のテーマとも共通するところはありますが、
相手を上手く引き出すためには、打たせ方も重要になってきます。
ほとんどの人は掛かり手が打ちやすいような打たせ方ができていると思いますが、それができていない人もいます。
打突部位である面、小手、胴、突きを打ちやすいように受ける。
当然のことではありますが、意外に怠っている人も少なくないでしょう。
掛かり手が気持ちよく打突できるように打たせ方を見直してみてください。
鏡で自分の打たせ方や姿勢を確認するだけでも意識が変わってくると思います。
1つ目に挙げた「間合い」ももちろん打たせ方の要素になるので、
特に小手面などの二段技のときは間合いの取り方にも注意してください。
③お互いに攻め合う
今日紹介する最後のポイントは「お互いに攻め合う」ということです。
基本打ちのときでも元立ちはボーッと立っていてはいけません。
相手の緊張感や集中力を高めるために、元立ちもしっかり攻め合いをしましょう。
攻め合うと言っても、ただ闇雲に足を動かすだけでは意味がありません。
相手の動きにも注意を払って、実際の試合や審査のような緊張感を作ってあげましょう。
そうすることで基本打ちの質がグッと上がり、剣道のレベルアップに繋がってきます。
掛かり手が頑張るのは当たり前。元立ちがいかに頑張るかです。
元立ちが立っているだけか、お互いに攻め合っているかで稽古の質は全く変わってきます。
「元立ちだから休憩」ではなく、相手のためにも、自分のためにも、元立ちのときは集中して取り組めるといいですね。
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まとめ
以上「稽古の質は元立ちで決まる!」でした。
稽古をしていれば、おそらく半分の時間は元立ちをしていると思います。
そこでボーッとしている人と、今日挙げたようなポイントを意識する人では最終的に大きな差が出てきます。
元立ちの頑張りが相手のためになり、それが自分の剣道にも必ず活きてきます。
相手のことをしっかり考えられれば、試合運びや技を出すタイミングも良くなっていきますからね!
今日のポイントを次回からの稽古に活用してみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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