人の絵を学習したAIの絵を学習してみる
膨大な数のデータからパターンを学び、まるで人が生み出したような画像や音楽を作る生成AIが流行り出してからはや数年。
今や生成AIのイラストは、普段多くのイラストを鑑賞する私からしても、人間の描くイラストと区別がつかないものも見られるほどに成長しています。
誰でも簡単にAIを利用することができるようになり、AIでイラストを生成する「AI絵師」(「絵師」かどうかはさておき)なる者も現れ、クリエイターの存続が危ぶまれています。
しかし、イラストを趣味で描く私は逆にこれはチャンスだと考えています。
AIが生成するイラストは、「大勢の人にウケる絵」「流行りの絵」を大量に学習し、その要素を結集したもの。
だったら、これを利用する以外に手はないでしょう!
今回は、自分のこだわりを重視しながらも、AIの絵から要所要所を学んで、イラストを描いていこうと思います。
やられたらやり返す!
注;私はあくまで趣味でイラストを描いていて、アニメ調イラストに関しては超初心者のため、上手い人からしたら「当たり前だろ!」っていうところばかりかもしれませんが、どうかあたたかい目で見守ってください!
ちなみに中学生のころ描いたイラストはこんな感じです。。。
デジタルを使いこなせず、がむしゃらに厚塗りしています(今も)。
AIでイラストを生成する
とりあえずPictorというスマホアプリでイラストを生成してみます。このアプリは課金しなくても、30秒の広告を見るだけで作れるため、おすすめです。
「女の子」「メイド」などキーワードを入力し・・・
完成!
おお〜すごい。かわいいね!
私がこの絵から学んだこと
肩はエプロンのフリルからはみ出ない
顔は若干暗くして光を当てる
陰は少し青みより
線の色を服や肌の色に近づける
下書きを描く
上記の学んだことを活用して描いていきます!
私は肩を広く描きがちなのですが、AIの絵を参考に広くなりすぎないよう描きました!お陰で少女っぽさが出たと思います。
次に、クリップスタジオの自動彩色機能でこの下書きに色をつけてみます。
肌の部分は、ちゃんと肌色になっていますね!
下書きをAIに取り込んでみる
自動彩色した上の絵を、Pictorで参考画像として取り込んでさらにイラストを生成してみます。
さらにこの絵を参考画像にして生成します。
すごい。きれいだし、人間が描いたみたいですよね!!!
私がこの絵から学んだこと
メニュー表を持つ手の描き方
髪の光は2色用いて彩りを加える
髪の毛の書き込みは少なめ
線画
色塗り
色塗りに入る前に、私が普段からイラストを描くうえで譲れないこだわりポイントを紹介します。
2000年代のアニメリスペクトの目
とにかくかわいい
手描き感、温もり感
以上の点を死守しつつ、AIのイラストから学んだことを活かして、描いていきます!
メイキング映像は私のインスタやxから見ることができるので、もしよければ見てみてください。
髪の光も2色入れます。髪の陰も2色におさえます。
また、加算レイヤー(?)で線の色を肌や服の色に近づけます。
どうでしょう…!(自信作)
AIから学び、色味を今の人に受け入れやすくしつつも、AIの絵にはない手描き感や左右非対称で整いすぎない顔の表現ができたのではないでしょうか…!!
色味に関してはかなりAIのイラストは参考になりました。
今後はAIを適度に利用しつつ、AIにも他の人にも真似できないような唯一無二の作品を作りたいです!
ここまでご覧いただきありがとうございました!
いただいたサポートはイラストを描くための設備費に使用させていただきます。