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小さいお子さんを連れたお母さん

久しぶりに朝の電車に乗って都心部へ移動しました。

割と混んでいる電車の中で、一歳に満たないぐらいのお子さんを抱っこしたお母さんがいらっしゃいました。

お子さんはほとんど声を発さずに電車に揺られていました。(たまに声を発する程度でした。よくいう「お利口にしていて偉いねー」という言葉には少し違和感があります。)

お母さんは、小さい我が子が泣き出さないか少し不安そうな表情だったように見受けられました。

小さい子が泣いてしまった場合、「あなたは親なんだから早く泣き止ませて」という無言のプレッシャーがあるのだと勝手に想像しています。

お母さんの気持ちを想像するとちょっと切なくなってしまいました。
ルールとマナーを守って乗車しているのになぜあんなに肩身の狭い思いをしなければならないのでしょうか…。

個人的に子どもが車内で泣いたって良いと考えています。
誰もが通ってきた道ですし、あれだけ多くの知らない人に囲まれたら泣き出しても自然なことだと思います。(バスの中でも然りです)

電車内でイヤホンから音漏れして自分の好みを他者に強制的に聴かせている人もいるぐらいですので、赤ちゃんの泣き声の1つや2つ、快く受け入れられる大人でありたいと強く思います。

世の親御さん方(または小さいお子さんを連れてお出かけになる方も含みます)の中には車内で子どもが泣き始めたらどうしようとおもっている方もいらっしゃることと思います。

優しく受け止めてくれる人が車内にたくさんいると少しでも信じられたら快くお出かけできたり、行動範囲が広げられるかも知れません。

国の宝を育てていらっしゃる子育て世代の皆さんが、子育てをしやすい世の中にするための制度を立てるには時間がかかりそうですが、雰囲気を作るのは個人の心持ち次第だと考えています。

子育てがしやすい世の中になっていくには、制度だけでは足りないのだろうなと思います。

いつか車内で赤ちゃんが泣いていて、親御さんが気まずそうに周囲に謝っているような場面に遭遇した時にはできるだけ優しく声掛けしていこうと思います。

また、今日は都内の人が多いところを歩く機会がたくさんあったのですが、心に余裕が無いなと感じる人に何人も遭遇しました。(男女問わず、年齢も問わず…)

どんどん心が荒んでいる…?人が多くなっているのだとしたら、とても悲しいことだなと感じます。

普段の生活でかなり自分をすり減らして生活しているのかも知れません…。
少しでも余裕ができて、心持ちが変わってくれれば良いなと心配になります。

ちょっと大袈裟ですが、今の日本の子育ての現状と都心にいる人の心の豊かさについて考えさせられる1日でした。


サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。