社会科見学 セロテープ編

小学生の頃の社会科見学で国会議事堂に行ったり、納豆工場を見学させていただいたりしたことは今でも覚えていて、ワクワクしたことを覚えています。

今回とあることがきっかけでセロテープについて調べる機会がありました。

「そういえばセロテープって何からできているんだろう。」と疑問が湧いてきました。
ラップのような材質だから石油系?なのかなと勝手に思っていたら、なんと原料は木材パルプだそうです。天然素材。
なので燃やしても無害だそうです。
ゴミの分別としては「燃えるゴミ」で捨てて良いそうです。

知りませんでした。ちょっと衝撃すぎて記事にしたくなってしまいました。
愛知県にあるニチバンさんは泣く子も黙るセロテープの製造元。
一度は使ったことがあるのではないでしょうか。

今まで作られたセロテープ®は長さに換算すると地球4,500周分にもなるそうです。地球一周4万kmなので1億8000万km分ということになります。すごいです。

原料は木材チップから得られる「パルプ」。植物繊維であるパルプに薬品か何かを加えるのでしょうか、化学反応を起こして透明なセロハンフィルムを作るそうです。木からできたものが透明になるって想像がつきません・・・。面白いです。

粘着剤の主な原料は天然ゴムだそうです。天然ゴムも透明になるなんて想像がつきません・・・。
天然ゴムの塊をローラーで加工して天然樹脂や薬品とともに釜に入れて撹拌すると粘着剤ができあがるそうです。動画ではその様子がダイジェストで載っています。
小さい頃から工作の時には何かとお世話になっているセロテープ。
製造過程は見たことがなかったので、興味津々でした。

セロテープって4層構造なんですね・・・はくり剤/セロハン/下塗り剤/粘着剤
しかも厚さは0.05mm。
セロハンに粘着剤をつきやすくするための下塗り剤
粘着剤から適度に離れやすくするはくり剤
本当によく考えられているなと感じます。

小さい頃に粘着面を舐めて「なんか甘い・・・」と感じたことがあったので単独ではないかな?となんとなく予想していたのですがまさか四層もあるなんて想像の右斜め上でした。
セロテープの粘着面舐めたことないですか・・・?あれ?僕だけですかね?
育ちがバレてしまいますね笑

長い芯でテープを巻き取って切断していつものセロハンテープが完成します。
厳しい品質管理工程を経て出荷されます。

最近実験ですごくお世話になっているので過程が知れて嬉しい限りです。
人にできないことをやってくれているニチバンさん。ありがたいです。

ニチバンさんの工場の壁に書いてある
「なくしてわかるありがたさ 親と健康とセロハンテープ」が個人的にツボでした。
同格に並べてくるあたり、好きです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。