蝶の行方
2020/7/12
目の前を蝶が漂っていた。
その時、強い風が吹いた。蝶は風に連れていかれるかのように消え去っていった。
僕らが自分で選択していると思っていることも、外的要因によって選ばされているのではないかなんてことを思った。
今は柴田聡子氏のインターネットラジオを聞いている。
https://www.youtube.com/watch?v=bHt47n3JQq8&t=1324s
ゲストの声が小さく何を言っているのかよく聞こえない。ひそひそ声で話しているのを聞くのは学生時代を思い出す。
あの頃話されていたのは僕の悪口だろう。思い過ごしかもしれないけどね。僕は小さい頃そういう人間だったというだけだ。
いじめの話で言えば、三四郎の小宮が言った言葉が話題になっていた。
インタビュアーに小さい頃いじめていた人たちに何か言いたいことはあるかと聞かれ「当時はきみたちの方が上だったけど、今は僕の方が上だからさ」と答えた。
インタビュアーに「気が済みましたか」と問われ「嫌な気分になったな。自分も」と続けていた。
とても真摯な対応だと思う。
個人的に恨みや嫉妬の類の感情は自分の中ので原動力に変える以外で、他者にぶつけるなどというのは無駄だと思っている。
だって大抵の場合、彼らにとってそれらは過去のことで、そこで時間が止まってしまっているのは自分だけだから。つらいかもしれないし思い出すこともあるかもしれないが、僕らも未来に向かって歩まなければならない。
日記というのはこうとりとめもなく書けるのがいい。
最初に書いた蝶の話だってうまく回収しなくったっていいのだ。これはエッセイでも小説でもないんだから。
明日からまた仕事が始まる。
明後日は大阪出張だ。移動時間にはどんな本を読もう。(いつもこう考えながら寝てしまっている。。)
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