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フイルム写真よ、さようなら 「あいみょんを、あいふぉんで、撮ること」

目ん玉がごろっと手のひらにのった感じ。

スマホカメラはどの写真機よりも生ナマしい。風景に溶け込み、そこにカメラも写真もなかったことにしてしまう。データは電波に乗って、どこかへ飛んでいっちゃっうし。

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写真と思想が前進していく。

写真機は風景の異物だった。流れる時間をせき止める不自然なもの。カメラを構える人間は、見るだけ、では飽き足らず、それを持ち物にしたい、という欲張りな異物。

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写真を撮られる事もまた異様だ。自然は循環するものだから。循環しないで、遺しておこう。いつも写真は人間的すぎる、だから異様なんだから。

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撮れないところがあっても
止めれない時があっても
粗すぎてみえなくても

ひとは想像することができるから。撮りきれなくていい、曖昧さが写真には必要だ。

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今だから、できること

写真は、カメラは目まぐるしく変わっている。その一方で写真が生まれてから全く変わらないものもある。人の気持ち。嬉しい、愛しい、楽しい。道具がどんなに変わっても変わらない美しさがある

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カメラマンはカメラを使うマン

写真家は写真を使うマン

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素ばらしい

素、それ以上の美しさはない。写真、写真家も極力引き算してみる。撮ったのは読んでいるあなた。そんな距離感。それにはスマホカメラしかない。スマホの画面では見えない儚い解像度すら美しさを感じるじゃない。

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さようなら 解像度

さようなら 開放値

さようなら 高感度

重い荷物はぜんぶ置いてって、
目ん玉にぎって
前に進んでいこう

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