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花粉症の不快な鼻づまりを速攻で改善する呼吸法

先日はじめてnoteに投稿しましたが、その反響の大きさに非常に驚いております。
【note公式】にも取り上げていただいたりして頭が上がりません…笑

それだけ多くの方が、ご自身の不調を認識していながらも解決できていなくて、何か良い情報がないかと探しておられるのかもしれない…そんな風に感じました。

本記事では、呼吸が体に及ぼす影響についてお話させていただき、皆様に呼吸の理解をより深めてもらえたらと思って綴ります。


呼吸エラー=サイレントキラー

「呼吸を変えることができなければ、体の不調は改善できない」とは有名な言葉ですが、呼吸は人間が生きていく上で最重要な運動です。

2~3ヶ月食べなくても生きていくことは可能ですし、数日水を飲まなくても死ぬことはありません。
しかし、ものの10分間呼吸が出来なくなるだけで生命を維持することは難しくなります。

こう考えると、私達は呼吸にもっと目を向けるべきなのは明白です。

呼吸は目に見えにくい反面(自分では判断し難く意識を向け難い)、食べ物は目に見えますし満腹感やお腹の不調というのは感覚として分かりやすいので意識しやすいものです。
お菓子やコンビニ弁当などの加工食品の摂取が健康を害することは多くの方が理解していることでしょうし、例えば、肌荒れをしたら、「甘いものを食べすぎたかしら…」と食事内容をおそらく振り返ります。

このように食事が体に及ぼす影響へは考え至りやすいですが、呼吸をそれと結びつけることは知識がないと出来ることではありません。

しかし、呼吸は私達の不調と密接に関わっています。

例えば、花粉症に悩まされている方は多くいらっしゃいますが、実は呼吸エラーによってアレルギー症状は増強されてしまうのです。


呼吸を制限すると鼻詰まりが解消される

アレルギー症状は簡潔に言うと、”アレルゲン”と呼ばれるアレルギー反応を引き起こす物質が体内に入ることで、肥満細胞からヒスタミン(化学物質)を多量に放出することで症状が生じます。
花粉症の場合は、スギやヒノキの花粉ですね。

腸内環境が免疫機能に重要だということは昨今TVなどで言われているので、花粉症の症状軽減のために食事内容を整える方もいらっしゃるでしょう。
では、呼吸を整える方はいるでしょうか?

実は、過度の呼吸はアレルギー反応を増強します(ヒスタミンレベルが上がる)。
過度呼吸とは、前回ご紹介したテストで20秒以下にあたり、普段の呼吸が必要以上に大きい、多い、あるいは両方の状態です。

過度呼吸はヒスタミンレベルを上げてしまい、血管拡張、気道収縮を起こしアレルギー症状を増強することになります。
そのため、花粉症の代表的な症状である鼻づまりを引き起こします。

※鼻詰まりは鼻の粘膜にある毛細血管が拡張する事で起こります


鼻詰まりを速攻で改善する方法

前述したメカニズムにより、呼吸を制限すると鼻詰まりの解消が期待できます。

その方法を2つご紹介します。

1つは、前回お伝えした「息止め」です。

今回は息が苦しくなるまで鼻をつまんでキープします。

もうひとつは、呼吸の量を制限しながら正しい呼吸量を学習するという一石二鳥の方法です。
そうですね、名前がないので「りみてっどぶれす&らーにんぐ」とでも名付けておきましょう。

1.お腹と胸に手を置きます
2.お腹と胸がほとんど動かない&鼻息が聞こえないように鼻呼吸します
3.やや息苦しさを感じると鼻の詰まりがゆっくり取れてくるのが感じ取ります

☆ポイント☆
・終わったあと、ガバっと息を吸うと再度鼻が詰まりますのでご注意ください
 そのまま小さくゆっくり呼吸を続けます
・手っ取り早く済ませたいときは、鼻をつまみながら歩いてみてください
・場合によっては明確な効果が感じられない場合があります(呼吸エラーが大きい、鼻水ダラダラなど)根気よく呼吸介入を続けてみてください

風邪をひいているときはもちろん、鼻詰まりがない方でも呼吸改善目的でおこなうことはとても効果的なのでオススメです。
私は以前15kmマラソン出場にあたり、この呼吸のトレーニングを寝ても覚めても行っていましたが、明らかに呼吸が楽になり随分とタイムが向上しました。

是非、前回テストの40秒達成を目指してみてくださいね。


まとめ

いかがでしたでしょうか?
呼吸は目に見えないが為に体の不調とは結びつけにくくなかなか対処するまでに及びません。しかさ、呼吸を正しくすることはあなたの健康に大きく寄与し、人生を確実に好転させます。
花粉症の方はもちろん、鼻詰まりがあるときは試してみてくださいませ。

次回は、肩こりと呼吸の関係性についてお伝えいたします。


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