上昇志向が無い自分を受け止められないでいる②

(28歳になった今、私って上昇志向がないのでは!?と気付きびっくりしている話。)

真面目で努力家。あらゆる場面で「本当にすごいよね!尊敬する!そんなに頑張ってる人はじめて出会った!」というようなことを何度も言われてきた。

中高の試験勉強の時には父に「お前が学校でいちばん勉強している。」受験の時には「お前が落ちたら全員落ちるわ。」と言われた。

高校3年生の時の担任の先生には「あなたみたいな生徒初めて出会いました。部活に勉強に行事にとしっかり両立してすばらしい!」と言われた。

就職してからも母と同じ年齢の方に「育てたご両親に会ってみたい。それほどすばらしい。」とまで言ってもらった。


でも私はとっっても臆病だったし能力やセンスは無い人間だった。


こんなことも覚えている。

高校受験の時、担任にすすめられた高校(割と進学高)より1つレベルを下げて受験した。きっかけは父の言葉だった。「お前はすごい努力家。コツコツ頑張れる。でもお父さんに似て勉強のセンスはない。定期テストは完璧やけど実力テストには弱い。志望校はあんまり無理するな。」と。

その言葉が私の中にスッと入ってきた。結局、志望校より1つ下のレベルの学校を私は志望校として選んだ。父の言葉に落ち込むどころか「わたしってそういう人間だよね。自分で自分のことを受け入れて判断できた。」という満足感のほうが大きかった。

就活では全国転勤ありの総合職を志望してスタートした。でも実はとっても尻込みしていた。「今と違う環境で新しい人や物事に出会って成長したい!厳しい環境で自分を試してみたい!」と自分に思い聞かせ挑んだ就活はエントリーシートで落ちまくった。そして面接は2次面接が限界だった。それでも落ち込むことはなかった。むしろ「やっぱり」という気持ちだった。わたしだけ気づいていると思っていた臆病な気持ちは、ちゃんと様々な企業の方々に伝わっていた。「よし、臆病な自分を受け入れよう」「落ち着くところに落ち着いてもう一回がんばろう」と思い、地域特定総合職に切り替え、内定をもらった。

一般職ではないが、総合職でもない。その間の職種が本当に私にはぴったりだった。


つづく・・・





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