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撮る将・撮る碁入門(光の量をコントロールする:センサー感度編)

光の量をコントロールする3要素の最後の一つ、センサー感度について説明していきます。例によって「変化させた時(光の量以外に)何が変わるか」「光の量を多くしようとすると(センサー感度の場合は、センサーの容量を減らすと)どうなるか」を中心に書いていきます。

センサー感度

・画質(写真上のノイズ量)が変わります。
・センサーの容量を減らすと(センサー感度を上げると)、画像にノイズが増えます

以下はISO200とISO6400で撮った写真です。ISO6400の方が画像が不明瞭なのが分かると思います。これはノイズの量が増えているためです。ISO6400はISO200から容量を32分の1にしています。

なぜノイズが増えるのか

センサー感度による光の量の調整は、センサーの容量を減らすことで見かけ上光の量を増やすことにより実現しています。一方センサーには様々な事情で本来の光以外にノイズが乗りますが、ノイズの量はセンサーの容量に関わらずほぼ一定です。結果的に容量を半分にするとノイズは見かけ上2倍になることになります。

実戦的なセンサー感度の使い方

他の2要素(絞り、シャッタースピード)はピンボケやブレといった写真として成立しない可能性があるデメリットがあるのに対し、画質の悪化は「とりあえず撮りたいものは撮れている」ため光の量が足りない時には積極的に変えていく要素になりやすいです。

実戦的には許容できるセンサー感度を自分で決め、そこまでの間で周囲の明るさに合わせてカメラに自動的に調整してもらうような使い方になると思います。

これは私の持っているカメラですが、ISO200~6400の間でカメラ側で自動的に決めるように設定しています。

光の量をコントロールする3要素の説明は以上になります。
次回はまとめになります。

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