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《無料》ANAファーストクラス三つのサービスを評価する。

ANAのファーストクラスのサービス。

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ANAのファーストクラスのサービスについて
言いたいことです。


2016年大きく変わったサービスは三つ

1: クリュグをワイングラスで提供。
2: 吉兆の鯛茶漬けがメニューに加わった。
3: 抹茶サービスが始まった。

まず悪くなったことから。
1: クリュグをワイングラスに入れるようになった。 
(2015年の後半ごろより)
まずはこの鈍臭いというか
野暮ったい量が注がれた
champagne画像をご覧ください。


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クリュグを含むchampagneサービスを
フルート型のシャンパングラスから
ぼってりしたイケてない
ワイングラスでの提供に
急に変更したんだよね。
これは文句言いたい。
それ(ワイングラスでの提供)を
どうしてもやりたいんだったら
ANAのファーストクラスで使ってる
ありえない程レベルの低い
安物のワイングラスを
いますぐリーデルレベルに
変更してからにしておくれ。
いやね、わかるのよ、
やりたいことの意味は。
すっごいよくわかる。


こっちも伊達にワイン歴
約30年もやってきてる
わけじゃない。

良いワイングラスで
ジャックセロスみたいな
champagneを飲んだら
美味しいからね。

ワイングラス×champagne
って効果はもちろん存じておりますよ。

客室乗務員の説明では
クリュグをフルートではなく
なぜワイングラスに入れて
提供することにしたのかというと
クリュグの中の人に
ワイングラスでサーブしろって
指導されたとかってことだったんだが、、、


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それね、いま使ってる
飲み口が厚みのある
野暮ったいワイングラスじゃ
クリュグの中の人が考えた
美味しい飲み方にはならんよ。

グラスの選択をなめちゃいかん

クリュグの人もさすがに
あんなダメなワイングラスで
サーブしてるとは
思わなかったのでは?

ワインちょっとでも好きだったら
グラスで味が変わること
皆さんよく知ってますよね。

クリュグを入れろっていう
ワイングラスが
なんと食洗機で洗うような
ごついグラスでは全く意味がないって
世のワイン好きから総ツッコミくるよ。

大事なことなので何度も言うが

やりたいことはわかるの。

だけどそれじゃあ、
あなたたちがたどり着きたい
結果出せないのよ。
いまのグラスだとダメっていうより
無理なのだ。


結局は
いけてないワイングラスに
ドボドボと無粋にクリュグを
注ぐもんで
全部台無しにしてるんですよ。

ワイングラスに鈍感に
ドボドボと注がれた
クリュグは
どんどんヌル〜くなって
泡も抜け
すっごい間抜けな味になるのだよ。

いろんな意味で
とっても勿体ない
サーブの仕方だと思う。


そして
ANAのファーストクラスは
クリュグの他にもう一種類champagneが
あるんだけど
それも雑にワイングラスに入れるのやめて欲しい。

(そこの生産者には
ワイングラスに入れてサーブしろ
って言われてないんじゃないの?)

もうつべこべ言わず
初心に戻って
フルートに入れて出してこい
って思う。


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機内で美味しいchampagneを飲む条件は
ちゃんとキリッと冷えてることと
フルートグラスで飲むことだと思う。
その二つが満たされててればいいの。

ワイングラスでクリュグ出す場合は
相当いいグラスで出さないと
香りを楽しむとか無理だから。

できないことは無理してやらない。

でお願いします。

もっと言えば
機内でのサービス
そこまでひねる必要はない。

そして何を思ったか
ビジネスクラスの安いchampagneも
ワイングラスで出すようになってた。

いちいちビジネスクラスで使ってる
シャンパンの生産者に
確認とってないからか

「映画のシーンや晩餐会等のワインを楽しむ場面では
グラスのボウル部分を持つことが一般的になってきました。」


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言い訳のようにメニューにこう書いてあるのだ。

ん??

だからなんだよと思うし
ビジネスクラスのステムのない
グラスでシャンパン出す言い訳なんだろうけど。

これは無理があるわ。

本当やめなさーいって思う。
誰だこういうでたらめなこと決めたの
今すぐ出てこい。
って思う。

次、
よくなったことは二つ。

よくなったことがあるのが救いだ。

2: 吉兆の鯛茶漬けがメニューに加わった。

3: 抹茶サービスが始まった。


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吉兆の鯛茶漬けと抹茶サービス。

吉兆の鯛茶漬けがメニューに
(やったー)


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これはずっと続けて欲しいメニュー。
機内で食べられる機内食としては
かなりいい線いってると思う。

機内って乾燥してるので
汁物が欲しいんだけど、
一つ問題があって、
汁物の提供温度ってすごく難しいのだ。

で、出汁茶漬けだと
そんなに熱々で出てこなくても
「え?不味っ」
って思わないで済むのだ。

これうどんやラーメンのつゆだのスープが
ヌルかったらおいしさ半減でしょ

機内では沸点が低いので
熱々のものを食べたい日本人
食べ物の温度を気にする日本人は
満足できないのよね、

だけど、
お茶漬けって
アッツアツでなくても許される
緩さがあるんで、
(冷飯にお茶かけるとかありだから)

温度に敏感にならんで済む。

出汁茶漬けが熱々である必要が
あんまりないというか
温度の許容範囲が広いので
お茶漬けになると
急に温度のハードル下がるのよね。

機内で提供するには
お茶漬けはいいと思う。

しかーし、これ
出汁茶漬けだから許されてるんであって
上空では皆様もご存知の通り
味覚が鈍るので濃い味付けじゃないと
食べられないわけですが、

普通のほうじ茶とかで作る茶漬けは
ほんとーにマズイです。
味が何もしない。

今年乗ったファーストで
一番まずかったのも
茶漬け(吉兆のではない)でした。


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次回からは自分でお茶漬けの素を持って乗ろうと
決意したぐらい味がしなかった。

この時担当したCAが
お茶漬けをオーダーしたら
「ほうじ茶と緑茶どっちがいいですか?」
なんて聞いてきたので
「ん?」って思ったんだけど
眠かったんで
出汁茶漬けがいいって言わずに
じゃあほうじ茶でって言っちゃったのが
運の尽き。

なんか工夫があるのかと思ったら
全くなく。
ほうじ茶がぶっかけられた
味のしない茶漬けが来ました。

まずー。

機内で食べるならだし茶漬け一択ですな。


よかったサービス二つめ
「抹茶と羊羹」

去年
そう2015年のブログに
クールジャパンならANAは抹茶出せって書いたのだが

 みごとナショナルフラッグキャリアとなったANAには
 折角shipにも社名と共に「Inspiration of Japan」と入れてるんだから
 Tastes of JAPAN by ANAメニューに絡めて
 一刻も早くビジネスクラスで抹茶ラテでも出すようにして
 インバウンド需要があがってるいまこそ海外の方々に
 「ワオ!抹茶!クールジャパン」と言われて欲しいと思うのでした。
 ANAよがんばっておくれ。

本当に抹茶サービスが2016年3月から
ファーストクラスで始まりました。

虎屋の羊羹と抹茶


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これは素直に嬉しいです。

抹茶飲むとほっとするというか
茶道部だったことを思い出して
にんまりしてしまった。
このサービスは続けて欲しい。

ていうか
馬鹿の一つ覚えの
低レベルなウェルカムドリンク改革に
ぜひこの抹茶を。

エミレーツとかだと
デーツとアラビアコーヒーを
ファーストクラスのウェルカムで
パフォーマンスしながら
注いでくれるんで、

ANAも着物着た乗務員が
お抹茶たててくれてもいいと思う。

なんてったって
クールジャパンですから。

ちなみにファーストでは
エスプレッソマシンがあるんで
カプチーノが作れます。

なので応用して
ミルクを泡立てて
抹茶ラテ作ってもらえますよ。

ANAのファーストで
抹茶ラテは裏メニューです。
CAさんが暇な時を見計らって
頼んでみてください。


ファーストだからこそできる
スペシャルサービス。


(これを足がかりに
ぜひともビジネスクラスで
インスタントでいいので抹茶ラテ
サービスしてほしい。)


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そして
ANAのファーストクラス
10年前から変わらんこと。

それは
「客の好みはその都度変わる」
ってことがわからないどん臭さね。

過去のブログでも記事にしてるが
国際線搭乗の際は
その日の体調や、疲労度
着いてからのスケジュール
睡眠をとるのか起きてるのか
時差調整などがあるため
発着地や出発時間で
機内での過ごし方や
機内食のチョイス
お酒を飲むか飲まないか
(到着後すぐレンタカー運転する事情)
その時々で臨機応変に
こっちも考えてるわけですが。

ANAったら
前のフライトで伝えた好みを
未来永劫変わらないと思ってるのか

「お客様の好みはわかってますよ」
と変なアピールをしたいのか

「甘いものお嫌いなんですよね〜」
とか言ってくるので
すごい困惑する。

「あの時は食べたくなかっただけで
今は疲れてるから
甘いものを欲してて食べたいです。」

って客に説明の手間を取らせるのが
いいサービスとでも思ってるんだろうか?

コーヒーなんかでも
ブラックで飲みたい時
ミルク欲しい時
砂糖も入れたいなって時

全部その日の気分で変わるんだから
ブラックしか飲まないとか
決めつけて勝手にサービスしないで
欲しいなと。

客の好みの情報共有を
するのは悪くないけど
知った上で
本日は如何いたしましょうか?
くらいのマージンは取って欲しい
のである。

先述したが
欲しいものが通常の好みと
変わるのは
国際線で時差があって
発着地も多様だからだよ。

昭和のオフィスのお茶くみのように
◯◯部長はコーヒー砂糖なし
△△副部長はブラック
□課長はミルクあり
とか常に条件が一緒の
毎日のルーティーンなら
好みを覚えることに
意味があるのかも知れないけど。

その辺のサービスが
ANAはやっぱり洗練されてないんだよね。
これは結論を言うと
ANAはそろそろ「察する」サービスから
卒業する時期なんだと思う。
客を「察すること」で甘やかしたツケは
払わんといかんと思うが。


そんなこんなで。
ANAファーストクラス
他社と比べて
飛行機の中のサービスは
落第もなければ
素晴らしいもなく
中の下くらいかな。

ややフレンドリーすぎるのが
毎回気になるけど
(客は友達じゃないんで)
これは私の好みとは違うだけ。

ANAのサービスは庶民的を狙ってる
んだろうし、客層も若く
それが好きな人が多いので
よろしいのではないでしょうか?

ファーストクラス乗ってる感は
とても薄いので、
気軽に乗れるファーストクラスなのでは?
と思うのだった。

カジュアルファーストクラスね。


地上のサービスで
気になってることに関しては
おまけとして書きます。

「地上サービスで気になってること。」


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成田のZカウンターにいる
黒服のスタッフ含め
毎回気になるの

爪のお手入れです。

チェックインの時って手元見えるでしょ。

特にファーストクラス用の
Zカウンターは
チェックイン作業してくれる
スタッフの手元が丸見え。

なんだけど、
爪のお手入れがダメなスタッフが多い
ジェルネイルが何本の指か外れちゃってたり
これが毎度気になる。

ファーストクラスカウンターではなくとも
このだらしないネイルは
不潔感があるので無いわ〜って
思うんで。

Zカウンターでそこ
ゆるい感じだと
なんかとっても気になる。

身だしなみって大事よ。

爪は綺麗にしておきましょう。

ネイルってちゃんとしてないと
すっごくだらしない感じに見えるんだよね。

ここもう少し頑張ってほしいと
いつも思う。


あとはファーストクラスラウンジの
そばうどんコーナーが
まるで地方のショッピングセンターの
フードコート。

そばやうどんができたことを
食堂のおばちゃんが
番号をがなり立てて呼ぶの、
あれファーストラウンジに
ふさわしいのか
超疑問。

シャワーが空いたら
光って知らせる
ポケベルみたいなの
せっかく導入してるんだから
そばうどんも
あれで静かに呼んだらいいのに
って思う。

静かなラウンジに響き渡る
食堂のおばちゃんの
番号呼び出し

あれが庶民的だと
好かれているのかしら?


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この空間に食堂のおばちゃんによる
そばうどんの番号呼び出しが
聞こえてくるギャップ。
これギャップ萌え〜とか
受け入れないといかんのでしょうか?

できればもうちょっと
ファーストクラスっぽい
落ち着いた雰囲気にしてほしいな。と
思うのでした。

ともあれ、いろいろ言っても
治らないと思うので、まずは
クリュグをワイングラスに入れるのであれば
ファーストクラスで使ってるグラスを
もうちょっとマシなものにしましょう。
って事をここに提案したいと思う。
(去年のクールジャパン抹茶が
ファーストクラスでは叶ったので
言ってみるだけ言ってみる。)

それではANAの皆さん
来年も頑張って庶民的で
親しまれるサービスをしてくださいね。


有料版もやってます。

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