先撮りシーン

暗闇
玄関の扉が開く
「…ただいま」

揺る階段
部屋の扉を開く
制服のままベッドに倒れ込む
「はぁ〜」

俯瞰
寝返り、天井を見つめる
顔アップ
「あー、疲れた…」
紹介テロップ

着替える足元、手の動き
部屋の様子
時計のカット
(ボクは自分が嫌いではないけど…
好きでもない。)
(今の自分に満足できない。
今日も脇役みたいな一日だった。
コミュニケーションが下手くそなせいで、親しい友人もいないし、進学高に通っているものの、赤点と小テストに怯える日々だ。
大学生になったら変わるのかもしれない。
だけど…)

ベッドに倒れ込む
「ああ〜、勉強やりたくないな〜」
顔のアップ
(将来の夢なんかないし、ただただ未来が不安だ)

リディキュールとの会話
肩越し
「り５」
「なんだリディキュールか…今やろうとしてたんだよ。
てか、なんのために勉強ってしなくちゃいけないの？
ほとんどの職業や実生活で役立つとは思えない。
ボクは学校の先生になる訓練として学校に行ってるのかな？」
「り３５」
「皆そう言ってるよ。
やっぱりいい大学いって、いい会社入って真面目に働くのが１番安定して幸せになれるのか。」
「り３５」
「あー５Kの仕事か。それは嫌だなあ。」
「り３０」
１０５ｓの肩越し