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無印丸軸万年筆洗ってみたら面食らった話

先日、無印丸軸万年筆にペリカン4001ブルーブラックカートリッジ入れたはいいのですが、問題発生しまして。

問題

ペン先がすぐ乾く。キャップ締めると数分で。インクが流れてない感じ。思い当たることといえば、無印純正黒カートリッジ抜いてから水洗いはしたけどスポイト洗浄はやってなかった。多分それだ。詰まり気味だったのか…。
とはいえ、手持ちのスポイトってカクノ限定版付属のPilot用しかない。口径合わないし使えないはず…。

スポイトと言えば

プラチナ万年筆セーラー万年筆は純正対応のクリーナーキット売ってたりします。Pilotの場合はクリーナー売ってないので、万年筆の抱き合わせ販売が狙い目かなと(上記のカクノ限定版とか)。欧州共通規格用はというと…

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プラチナ万年筆のインククリーナーキットのヨーロッパサイズ用に同梱されてます。プラチナ万年筆用とはスポイトが違うだけのはず。洗浄液は顔料入れた万年筆洗うのひ必須だしどのみち必要になる予定だ。

洗浄開始

さて、洗浄…と思うけど、なんか全然洗えない。

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奥まで差さらん。首の部分でつっかえてる。ペン先ユニット外すしかないのだろうか。
ダメ元でPilot用差してみるか…

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本体径にピッタリで奥まで入って水も一切漏れないから非常に洗いやすい。なんでや。カートリッジ口径は完全に不一致なんだけど。何度か水を出し入れするうちに詰まりが取れた気がする。

だいたい分かった(分からん)

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カートリッジと並べるとなんとなく分かった。欧州共通規格用のは口が同じ。それは当たり前なんだけど、まさかPilotのスポイトとカートリッジの尻が似たような径。そりゃぴったりだわ。

少し逸れるけど、インクのpHの話

ペリカン4001ブルーブラックは酸性。というか、基本的に古典インクって酸性。一方、古典インク以外は中性だったりアルカリ性だったり。そこら辺はプラチナ万年筆のインク小話的なページに書かれてます。さて、酸性とアルカリ性の液体混ぜるとどうなるでしょう?中和して塩を生じて…察して。原因に関わるかは不明。

経過、2日後

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結論から先に言うと、やっぱり乾くかな。ただ、キャップ締めて一晩放置すると最初出にくい程度には改善した。実はペリカン4001ブルーブラック吸わせたプレジールも数日放置するとかすれるってほどでもないけど最初出にくい症状が。多分このインクかなり乾きやすいんだろうと。ブルーブラック以外ならいいのかなぁ。

さて、と…

欧州共通規格用スポイトが余った。どうしよう。ペリカンのスーベレーン買えってか…?

公開してから気づいた。スーベレーンはカートリッジ式じゃない。クラシックP200がカートリッジ式なんだけど、(じゃぁAmazonの
よく一緒に購入されている商品候補に出てくるのは何…?)

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