12月27日~本当の地獄、真の疑獄、最大の地獄~

※この記事は、2016年12月の出来事を振り返る連載記事です。毎日1日分ずつ投稿されます。

毎日のように「ここからが本当の地獄だ」と言ってきたが、ついに本当の地獄がやってきた。

7章20節1の戦闘では、「ターン開始時に味方全体のHP300減少」というギミックがある。敵のクラスが混成でタフなので、300のダメージもバカに出来ない。

詰まった理由は毎ターンHP減少もあるのだが、敵のスキルによる強化解除の影響も大きかった。
具体的には、「マスター礼装の回避を強化解除で消されてやられる」という場面が何度も発生したのだ。
これはついに限界かと考え、状況を整理することにした。

ここでマシュのスキルを上げるという選択肢を思いついたのだが、その計画はすぐに潰えることになる。

とにかくスキル上げの素材が足りなかったのだ。
イベントに参加して素材交換を続けている今でこそ、ある程度の素材が手元にあるが、当時はストーリーを一直線に進めていたため、とにかく素材が足りなかった。
さらに、時間的な問題も出できた。年内にクリアが間に合うかどうかという問題だ。

こういうときは優先順位をつけるに限る。まず、何を最優先とするかで、他の項目は諦めるという手法だ。
正直なところ、素材が足りないのはスキル上げどころか再臨ですら不足していた。そういうことも含めて、此処から先は令呪を使えるときは使ってしまおうという結論になった。

状況を整理して再開し、とりあえず20節の1はクリアできた。

ここは敵がランサー5体とセイバー1体とだったので、フレンドのセイバーを借りてどうにかすることができた。
リトライ用のAPが尽きかけていたが、しかし、まだ勝てたので進めることにした。それに、ログインボーナスのりんごがいくつかあったので、APの心配はそれほど気にしていなかった。
まだまだこのまま先に進めるだろうと思っていた。
……次のクエストを始めるまでは。

7章20節2の戦闘では、「ターン開始時に味方全体のHP600減少」というギミックがある。先程の戦闘の倍の速度でHPが減っていく。
しかも、敵のクラス構成はライダー1体、ランサー2体、セイバー1体となり、単純に1クラスで有利を取れない敵の数が増えている。

もうこいつはマジでどうしようかと思った。本当の地獄を超えた、真の地獄だった。これは勝てるのか?と。

今の知識ならもう少しなにかやりようがあったと思うが、当時の自分の知識では、どうやっても勝てないと感じた。何度やっても残りHPが5万くらい残り、とどめを刺すことができなかった。
……俺は覚悟を決め、ついに切り札に手を出した。

令呪1画でNPを100%チャージし、宝具を使って決着を付けた。
ついに、令呪を、使ってしまったのだ。

このショックは相当大きかった。

30分くらいFGOのプレイが止まっていた。
しかし、いつまでも立ち止まってはいられないので、次のクエストへと向かった。

敵が1体だけ、つまり敵のクラスが1種類なので、フレンドのサーヴァントで一方的に有利が取れる。
強化解除が来るかどうかの運任せ場面はあったが、運良く1回で突破できた。

次の進もうと思ったその時、フォロワーから恐ろしい言葉が発せられた。

「次が最大の難所です」

本当の地獄を超えた真の地獄、それすらも超えた最大の地獄だあるというのだ。

もはやボジョレー式地獄と化した第七特異点だが、そもそも第六特異点から地獄だったのだ。

最大の地獄とはいえ、クリアはできるだろうと考えていた。
……次のクエストを始めるまでは。

毎ターン宝具おかわり丸が、増える丸となって帰ってきたのだ。
毎ターン宝具おかわり丸軍団より総数は少ないとはいえ、HPそのものが大きく、1体ごとにとにかくタフだった。
しかも、1ターン毎に増えるので宝具のタイミングがずれ、1ターン回避では避けきれない。

もちろんターン開始時のHP減少ギミックも健在だ。その減少量はなんと1200。9ターンも戦うと、それだけでHPを10800も持って行かれる計算になる。蓄積ダメージだけでほぼ致死量ダメージになるわけだ。

もうこいつはマジでどうしようかと思った。真の地獄を超えた、最大の地獄だった。
これはマジでどうやったら勝てるのかと悩んでいると、ツイッターで様々なアドバイスが寄せられた。

「女性特攻のジャックが回避も持っているので有効」
「剣式はスキルのHP回復量が5000もあり、蓄積ダメージを耐えられる」

他にも色々なアドバイスがあったが、最大のアドバイスはこれだった。

「増える丸の増殖はスタンさせると発動しない」

増える丸は最大で3体まで増えるのだが、2体までなら倒すことができていた。つまり、どうにかして敵が3体に増える前に本体を倒せばよいのだが、そのためには1ターンで本体を倒さなければならず、当時の自分の腕前では実質不可能だった。
だが、スタンさせればどうか?

スタンさせたターンは増えないので、3体に増えるまでのターン数がそれだけ増える。つまり、それだけ本体を倒す時間の猶予ができるのだ。
そうして考えた結果が、この戦法だった。

フレンドの凸カレスコを装備した槍スカサハを借りてきて、1ターン目に宝具を使う。そのターンは増える丸が増えない。
そして2ターン目、令呪1画でスカサハの宝具を再度使い、増える丸本体を倒すのだ。
こうすると、もう増える丸は増えないので、あとは敵のクリティカルが発生しないことを祈り続けながら殴り続けることになる。

正直なところ、戦闘序盤で令呪を切るのはかなり不安だった。
どうにか勝てたが、かなり心臓に悪かった。

ツイートの時間を見ると、増える丸を攻略するのに1時間ほどかかっている。
第六特異点に入っていからは、このような難関で1クエストに1時間以上かかることはよくあった。
しかしそれでも、強いフレンドがいたから、ここまでこれたのだ。

改めてフレンドのパワーに感謝しつつ、最大の地獄を乗り越えたことに安堵し、この日は寝ることにした。

この日に学んだこと
○全体的なこと
・クラス一致の種火を与えるとボーナスがあるということは、種火の詳細情報に描いてある
・令呪1画を使うときは声出し確認するくらい緊張する
・凸カレスコ装備したフレンドサーヴァントが本当にありがたい
○戦闘システム的なこと
・ターゲット集中は敵のスキルも吸うので、強化解除もターゲット集中で吸える
・特殊な敵の行動の中には、スタンで止められるもののある

【12月28日~第七特異点決着!決め手はレベル1アンデルセン~に続く】

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