12月21日~ガウェイン、なにするものぞ!~

※この記事は、2016年12月の出来事を振り返る連載記事です。毎日1日分ずつ投稿されます。

先日1つ目のクエストをクリアして安心していたが、第六特異点の難易度はやはり高かった。だが、最初はまだナントカなっていた。

スフィンクスに苦戦した話をしたら、[神性]についてアドバイスを受けた。第五特異点までは、基本的にクラスしか考えている余裕がなかった。特攻を意識することで攻略がぐっと楽になるのだということをここで知ることができた。

そしてこの知識は、すぐに活かされることになる。

ニトリクスの鏡軍団戦(6-1-5)では、敵が槍殺術狂と4クラスの混成構成だ。有利を取れる、かつ、不利を取られないクラスとして、剣や術のフレンドを借りてみたが、どうにも突破口が見えなかった。
もはやこれまでかと思った時、[神性]特攻の話を思い出した。早速ルーラーマルタをフレンドから借りてきた。結果はと言えば、ご覧のとおりだ。

ここで学んだことは、[神性]特攻のこともあるが、「ルーラーの耐久力」を学べたことも大きかった。
これまでは、敵が混成クラスの場合、絶対に弱点を取られないアヴェンジャーを借りていた(当時はムーンキャンサーが存在しなかったので、アヴェンジャーに一方的に有利を取れるクラスは存在しなかった)。
だが、ルーラーを借りてきて、その圧倒的な耐久力を感じたのだ。

アヴェンジャーは、「剣弓槍騎術殺の6クラス」に対して等倍である。一方でルーラーは、「剣弓槍騎術殺の6クラス」に対して防御有利である。
防御有利ということは、単純に考えると「耐久力が2倍」ということであり、「攻撃できるターン数が2倍」ということであり、「与えるダメージが2倍」ということである。
もちろん、実際は厳密に2倍とはならない。だが、それでもアヴェンジャーより耐久力があり攻撃回数が増えるということは事実である。
この発見が、後に大きな知識となって俺を助けてくれることになる。

……だが、ルーラー耐久力という戦術を手に入れても、俺の心は折れかかっていた。

ここで今一度、手持ちのどのサーヴァントを育てるかを考える時間がやってきた。候補としては、ダビデ、アンデルセン、エミヤ(最初の10連で出てきた星4アーチャー)がフォロワーから上がってきた。
これまでさんざん言われていたエウリュアレに関しては、この時点では持っていなかったので、話題に上がらなかった。
ただ、全体的に問題だったのは、「どのサーヴァントを育てようと、再臨素材が足りない」という壁だ。具体的には、ピースとモニュメントが足りないのだ。

種火はクラス不一致を気にしなければ、いつでも集めることができる。だが、ピースとモニュメントは、入手できる曜日が限られている。
仮にピースとモニュメントが手に入ったとしても、それ以外の素材がまったく足りないのだ。
すぐに育てることは困難だとわかったので、とりあえずは、誰を育てるべきかを考えながら進めることにした。

……誰を育てるべきかを考えながら進めた結果、ガウェインまでたどり着いてしまった。

いよいよ、ガウェインとの戦いが始まった。俺がFGOを始めた当初から強敵だと言われていたガウェインは、確かに強敵だった。

ありがたいことに、フレンドにエウリュアレが並んでいたので、ありがたく借りてきた。その結果、12ターンで、ガウェインのHPを427027から72113まで削ることができた。

このクエストのガウェインは毎ターン2チャージしてくるので、3ターンに1回の早さで宝具が飛んでくる。エウリュアレは、この宝具連打をチャージダウンと魅了で遅らせることができる。
さらに宝具は[男性]特攻でダメージも大きい。「エウリュアレを育てろ」という言葉の意味を、身をもって理解した。
そして、最初の挑戦で敵のHPをこれだけ削れたのだ。俺はバベッジのことを思い出した。

何度戦っても、HPを半分も削ることができなかったバベッジ。それに比べれば、遥かに望みはあった。
しかし、エウリュアレを借りてきても勝てるかどうか怪しいといったところで、フォロワーからあるサーヴァントの名前が上がってきた。

「オリオンを使うのです」

ありがたいことに、フレンドにオリオンが並んでいたので、ありがたく借りてきた。その結果、9ターンで、ガウェインのHPを427027から47802まで削ることができた。

エウリュアレとオリオンを使ってみて、双方の攻略法の違いを感じた。
エウリュアレはスキルと宝具に魅了があり、さらに攻撃力ダウンもついているので、宝具以外の攻撃をうまく受けきって12ターン耐えた。
一方でオリオンは、回避があるので宝具を1回やり過ごすことができるが、宝具のチャージ減少のタイミングを考えて押し切らないと、宝具を連打されてやられてしまう。

耐えるエウリュアレか、押し切るオリオンか。少し迷ったが、俺はオリオンでの攻略を選んだ。理由はシンプルで、「オリオンの方がHPを削れたから」である。

もちろん、やり方によってはエウリュアレの方がダメージを出せるかもしれないし、それこそ聖杯でレベル90になったエウリュアレなら、宝具レベルの関係でオリオンよりも圧倒的にダメージを出せるかもしれない。
だが、まだこのときの俺は、そこまで深く考えていなかった。
今となっては「レベル70宝具レベル5の宝具の方が、レベル90宝具レベル1の宝具よりもダメージを出せる」というのは理解できるようになったが、まだこの時はそんな知識はなく、「まずレベルが高いほうがよく、宝具レベルはオマケ程度の差」と思っていた。
無知が、無茶な行動を呼んだのだ。

だが、この無茶は、まだ勝機がある無茶だった。

3回目の挑戦は同じように負けたが、運の要素で勝てるのではないかと感じる敗北だった。
そして続く4戦目。

12ターンで、ガウェインのHPを427027から0まで削ることができた。つまり、勝ったのだ。

フレンドのオリオンのHPは残りわずか1935。ガウェインがもう一発クリティカルを出していたら勝てなかったということになる。運が良かったことも、勝てた要因の一つだった。
だが、最も大きかったのは、先程まで「オマケ程度の差」と侮っていた宝具レベルが高いオリオンをフレンドから借りることができたことだ。

このときのパーティは、マシュ、レオニダス、フレンドの宝具レベル2のオリオン、ダビデ、キャスターのクー・フーリン、アーチャーのエミヤ、という構成だった。
今になって見返すと、防御力アップのマシュとターゲット集中のレオニダス以外、まともに考えていないということが見える。
このときの手持ちサーヴァントを見る限りでは、アマデウスでアーツアップを使ったり、ティーチで攻撃力と宝具威力を上げたりするという選択肢が十分にあった。
いくら手持ちが少ないとは言え、もっと手持ちについて理解しておくべきだったとは思う(本格的に手持ちを見直すのは、第六特異点最後の戦闘だった)。

その後、ハサン達との戦いとなったが、これも強敵だった。

ハサン達にはこれから先も苦しめられることになるのだが、それはまた翌日の話である。

この日に学んだこと
○全体的なこと
・第六特異点には第五特異点のボス並みの敵がどんどん出てくる
・第六特異点は味方との戦闘(力試しとか)も難易度が高い
○戦闘システム的なこと
・オリオンはABAEXよりもAQQEXの方がNPが溜まりやすい

【12月22日~トリスタン、3時間耐久戦~に続く】

サポートされると雀botが健康に近づき、創作のための時間が増えて記事が増えたり、ゲーム実況をする時間が増えたりします。