０．はじめに
　星３以下のサーヴァント、かつ、レベルの低い状態でも、概念礼装によっては大きく活躍の幅が広がる。
　今回は、自分で使っていて、これはと感じた組み合わせを書く。具体的には、低レベルでも他のサーヴァントをサポートできる組み合わせだ。
　逆に言うと、サーヴァントをアタッカーとして生かすための組み合わせではない。そういうのについて紹介されたツイートは探せばいくらでも出てくる。アタッカーとして相性が良い礼装を知りたいならば、それを検索するのが良いだろう。

１．アンデルセン＋魔性菩薩
　魔性菩薩の効果は、「NP50%スタート＆宝具OC200%上昇（1回）」というものだ。
　アンデルセンは、第一再臨すると「NP50%獲得」効果のスキルを覚える。つまり、即座に宝具が打てるのだ。
　では、なぜ魔性菩薩かというと、アンデルセンの宝具のHP回復量が跳ね上がるからだ。
　アンデルセンの宝具のHP回復量は、OC100%（つまりNP100で使用）だと、1000HP回復×3T=3000回復となる。
　魔性菩薩の効果「宝具OC200%上昇」が乗ると、2000HP回復×3T=6000回復となる。回復量が倍になるのだ。
　第一再臨しておいて、４番手以降に配置し、出てきて即座に宝具を打てば味方を回復できる。そして、回復量6000ともなれば、戦況をひっくり返すに十分だ。

２．パラケルスス＋ゴールデン捕鯉魚図（or魔性菩薩）
　ゴールデン捕鯉魚図の効果は、「NP50%スタート＆登場時にスター20個獲得（最大解放）」というものだ。
　パラケルススは、第一スキルの効果が「NP50%獲得」なので、この組み合わせだとレベル1でも登場時に即宝具が打てる。
　レベルの低いパラケルススの宝具威力など大したことはないと思うかもしれないが、パラケルススの宝具には「敵全体攻撃力力ダウン10%」がついているので、味方のダメージを抑えられる。
　また、パラケルススはA3枚かつArts宝具なので、味方のNPをArtsチェインでためやすいというメリットもある。
　星20個は、運が絡むが、スター集中効果を持つサーヴァントがいれば、初手からクリティカルも狙える。
　なお、魔性菩薩にした場合、　「敵全体攻撃力力ダウン20%」となるので、さらに防御的なメンバー構成だと、こちらのほうが有効かもしれない。

３．メディア＋柳洞寺
　柳洞寺の効果は、「NP20%スタート＆宝具威力アップ10%」というものだ。
　メディアは、第一スキルの効果が「NP80%獲得」なので、この組み合わせだとレベル1でも登場時に即宝具が打てる。
　もちろん、NP20%以上でスタートする礼装は星４以上にもあるが、とにかく登場と同時に宝具が打てれば良いということであれば、この礼装で十分だ。つまり、コスト調整ができる。

４．ゲオルギウス＋葦の海
　葦の海の効果は、「自身回避付与(1回)＆弱体耐性アップ5%」というものだ。
　ここで重要なのは、回避付与である。なので、他にも回避や無敵を付与できる礼装があるならば、そちらを使っても同じようなことができる。
　それをゲオルギウスにつけるととうなるかというと、ゲオルギウスの第一スキル「ターゲット集中（3T）」の効果を更に発揮しやすくなる。
　いかに防御力アップがあるとは言え、3ターンも殴られ続けてしまえば倒れてしまう。しかし、回避があれば、その分耐える。
　たとえレベル1のゲオルギウスでも、1ターンを生き延びる可能性が十分見えてくるのだ。

５．レオニダス（or武蔵坊弁慶）＋葦の海
　葦の海の効果は、「自身回避付与(1回)＆弱体耐性アップ5%」というものだ。
　ここで重要なのは、回避付与である。なので、他にも回避や無敵を付与できる礼装があるならば、そちらを使っても同じようなことができる。
　レオニダスと武蔵坊弁慶　には、「ターゲット集中（1T）」のスキルがある。これに回避付与がある礼装をつけるとどうなるかというと、単体チャージ攻撃を2回まとめてやり過ごすことができるようになる。
　通常、複数の敵のチャージが最大になっている場合、そのターンに順番にチャージ攻撃や宝具を使用する。しかし、味方にターゲット集中持ちが存在すると、ターゲット集中持ちのサーヴァントが倒れた段階で敵の動きが止まる。そうするとどうなるかというと、次のターンもチャージ攻撃をやり過ごさなければならなくなる。
　しかし、ターゲット集中持ちが回避や無敵でチャージ攻撃や宝具をやり過ごすと、残りのチャージ攻撃や宝具もターゲット集中持ちに使用される。つまり、敵のチャージさえ合わせれば、1ターンでまとめてやり過ごすことができるのだ。

６．回避スキル所持サーヴァント＋アウトレイジ
　アウトレイジの効果は、「ターゲット集中（1T）＆NP獲得量アップ15%」というものだ。
　ここで重要なのは、ターゲット集中である。なので、他にもターゲット集中を付与できる礼装があるならば、そちらを使っても同じようなことができる。
　ターゲット集中と回避が合わさり、「レオニダス＋葦の海」のような動きができる。

7．最後に
　ここに書いたものはごく一部の例にすぎない。もしかしたらあなたも、手持ちの星３礼装を見直すことで、何かの可能性に気がつくかもしれない。興味があったら確かめてみよう。