12月22日~トリスタン、3時間耐久戦~

※この記事は、2016年12月の出来事を振り返る連載記事です。毎日1日分ずつ投稿されます。

モードレットを倒した俺は、三蔵の呼び出したありったけのワイバーンなどを倒しつつ、この日のメンテナンスまで順調にストーリーを進め、第9節までをクリアした。
周りからは「毎ターン全体宝具のモードレットをいつの間に?」と思われたが、フレンドのギルガメッシュを借りてきてナントカ倒したのだった。

モードレットに関しては、全体宝具連打で苦戦されると思われていたようだが、フレンド頼りだとむしろ突破しやすかった。
というのも、とにかく「全体宝具が来たときにフレンドさえ守れば良い」ので、マシュの無敵付与スキルとマスター礼装の回避付与スキルで2ターンは確実に耐えられるのだ。さらに、「相性いいフレ鯖なら一発耐えてくれる」と言うことも含めると、3ターンは攻撃を耐えられることになる。

3ターンも耐えれば、NPが溜まりやすいサーヴァントだと、被弾時のNPが獲得も含めて、こちらも宝具を打つことができる。
モードレットのHPは27万程度なので、単体宝具や特攻宝具を2回使えば倒すことができる。例えば、NP80%スタートの礼装を装備しているギルガメッシュなら、2ターン目と4ターン目に宝具を使うことができる。

あるいは、回避スキルや無敵スキルを持っているサーヴァントなら、さらに1ターン耐えることができる。ココまで来ると、宝具1回と4ターン目以降のブレイブチェンで押し切ることもできるかもしれない。

モードレットは難なく倒せたが、実は道中の粛清騎士団の方が苦戦していた。とにかく敵が混成クラスだと、相性有のフレンドサーヴァントで一方的に有利に攻撃することができなくなるので、辛かったのだ。

これに関しては、人型特攻&人型特防を持つナイチンゲールなど、耐久力のあるバーサーカーをオススメされた。
これまでは「絶対に弱点を取られない」という理由でアヴェンジャーを借りていた(当時はムーンキャンサーが未実装だった)が、その選択を見直すきっかけとなった。
また、即死についてもアドバイスを頂いたが、「明らかにボスっぽいやつにはほとんど効かない」という結論になり、しばらくは保留することになった。

ここまでFGOを遊んできたが、本当に楽しいゲームだと感じていた。考えれば解決の糸口が見つかるような、そんなパズル的な面白さを感じていたのだ。

さて、夜になり、FGOのメンテナンス終了とともにゲームのアップデートを開始したが、想像より遥かに時間がかかった。おそらく、当時は現在と比較してサーバーの規模が小さかったため、このような事態になったのだと思う。というのも、2018年12月現在、この時ほどゲーム更新データのダウンロードに時間がかかったことがないからだ。

ともあれ、FGOを再開したのだが、いきなり詰まった。

そう、混成部隊なのだ。ここらへんから混成部隊の登場頻度が跳ね上がり、「不利を取られないクラス」での持久戦が増えていく。

なんだかんだ混成部隊がキツイと言いつつも、なんだかんだクリアしていった。その影の功労者こそ、星3の礼装だったのである。

クマのぬぐるみ礼装、正式名称は「ライオンのぬいぐるみ」で、その効果は「自身が退場時に味方のHP800回復」というものである。
これをレベル1サーヴァントに持たせることで、フレンドのサーヴァントの生存率を少なからず上げていたのである。
しかし、そのぬいぐるみ頼りの戦法も、ついに行き詰まる時が来た。

6章12節の3、恐るべき強敵、トリスタンである。
ここで出てくるトリスタンの特性は『クラス相性を変更する(シールダーを除く全クラスに攻撃優位、セイバーに対して防御劣位)&毒を受けなくなる』というものだ。
つまり、アーチャーで相性有利を取りながら攻撃することができない。ならばセイバーを連れていけば攻撃優位同士で戦えるのではと考えたが、そうはいかなかった。

6章12節の3は2waveで、1waveにはアーチャーの粛清騎士が3体登場する。彼らは通常の相性なので、セイバーを連れて行くとそもそもトリスタンにたどり着けない。
「星4セイバーのネロ・クラウディウス(3回ガッツ付与スキルを所持)ならば耐えられるのでは?」というアドバイスを受けて挑戦してみたが、それでもダメだった。

幸いなことに、フレンドには恵まれており、かつ、Twitterで状況を逐一報告していたことで、その時に有効そうなサーヴァントをサポートに並べてくれるという非常にありがたいことがあり、選択できる戦法は多かった。

また、この日は物理友人ともDiscordで通話しており、アステリオスの宝具を連打する戦法、通称「無限迷宮」と呼ばれる戦法も教えてもらい、試してみた(流石にレベル1のアステリオスでは無理だった)。
他にもいろいろと試してみて、勝てそうな見込みが見えてきた。

「何度かの思考」とツイートしていたが、これば「施行」の誤字で、とにかくいろいろなサーヴァントを借りて試したのだ。
最終的にどのサーヴァントを借りてきたかは忘れてしまったが、とにかく「敵のクリティカルが一定回数以上発生しなければ勝てる」という状況まで持っていくことができた。
あとはツイートの通り、ひたすら挑戦を続けた。そして、倒した。

ツイッターで進捗状況を実況している場合、投稿時間でどれくらいの時間がかかったは分かるという利点がある。トリスタンには「まるまる1時間」とツイートしていたが、これはアーチャーで戦うという方針にたどり着いてからの時間である。

よく見返してみると、6章12節の3のトリスタン戦そのものは2時間かかっていた。翌日の振り返りでは、「トリスタンはNP撒いてくるから、フレンド無敵ですぐ宝具撃てる」とツイッターで言われたが、確かにそれは唯一の救いだった。
トリスタンの攻撃に一発耐えると宝具が貯まるのでカウンターできるので、とにかく敵のクリティカルが出ないことを祈って戦い続けたのだ。

ともあれ、どうにかトリスタンを倒した。深夜3時を過ぎて、だいぶ遅い時間になった。通話をしていた物理友人は就寝したが、俺はもう少し進めようと思って次のクエストを開始した。

6章12-3はトリスタン戦だった。そして、6章12-4もトリスタン戦だったのだ。
まさかの2連戦である。地獄再びのショックと深夜のぼんやり脳みそがケミストリーして、もはやまともなツイートができなくなっていた。

もはや語彙は死んでいた。だが、その脳みそ状態が奇跡を起こした。

なんだかわからんが勝ったのだ。その後は粛清騎士団がわらわら出てくる戦闘だったので、ここまでやって区切りのいいところで寝ようと思った。

……だが、6章は甘くはなかった。

ここの粛清騎士団軍団は、セイバー、ランサー、アーチャーの混成部隊だ。有利を撮ろうとすれば必ずフリも取られる。そのため、等倍のアヴェンジャーで挑んだのだが、運の要素が強く何度もやり直すことになった。
深夜の疲労もあり、正直なところ、かなり限界を感じでた。

あまりにも限界を感じて、概念礼装の強化に手を出すなどといい出した。今考えると、概念礼装の強化はサーヴァントの強化よりも効果が薄いのだが、この時はまだ概念礼装の仕様をよく理解していたなかったのだ。

1時間近く粛清騎士団と戦っていたのだ。トリスタン粛清騎士団も含めると3時間耐久戦。精神的に限界が近づいていた。
なお、6章12節で12回くらい戦闘していたという記録が残っている。

6章12節の1と2と4は1回でクリアできていたので、6章12節の3(トリスタン1戦目)と6章12節の5(混成粛清騎士団)で、合計10回の挑戦をしたことになる。
正直かなりきつかった。もはやここまでかと思ったが、俺を支えてくれたのは、ツイッターのフォロワーの一言だった。

「我々はマシュとフレだけでオジマンやロンゴミニアドを倒すところが見たいのだ」

俺はこの言葉にパワーを貰った。そして、もう一つ、俺にパワーを与えてくれた言葉があった。

「ナイチンゲールでも厳しいですか?」

そう、日中におすすめされた「耐久力のあるバーサーカー」という手段を、完全に忘れていたのだ。
言い換えれば、これからの戦闘では「耐久力のあるバーサーカー」という手段を取ることで、まだ伸びしろがあるということでもある。

俺は希望を取り戻し、明日からの戦いに備えて眠った。

この日に学んだこと
○全体的なこと
・プレイヤーごとのプレイスタイルの違いがそのまま難関の違いになる
・ツイッター上でフォロワーがどこまで行けるかを期待するようになってきた
・ガウェイン倒したところでフォロワー数が8倍になった
○戦闘システム的なこと
・打たれ弱いバーサーカーでも、防御回復が豊富なナイチンゲールやブラド、回数回避を持つクー・フーリン[オルタ]などは耐久力がある。
・岩の巨人とかの明らかにボスっぽいやつには即死がほとんど通らない

【12月23日~粛清騎士団の悪夢と6章最終決戦~に続く】

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