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自炊を再開したら精神的に楽になった話

厳密には、自炊を再開したことによって食費が減って金銭的余裕が出たことにより、精神的に楽になった。自炊というのはあくまで手段でしかなく、ふさぎ込んだ精神の特効薬は金であるということには変わりない。

金がない状況というのは、常に心を蝕み、やる気を削ぎ落とし、飯を作る気力すらなくなり、外食や高いコンビニの惣菜などを買うことになり、更に金がなくなり、更に心を病み、更に食費がかさむ。この負の連鎖に陥ると、もはやしばらく抜け出せない。実際俺は半年くらい抜け出せなかった。

金があるということはすなわち、金銭の支払いを心配しなくていいということだ。毎月の家賃や通信費、保険料や各種税金の督促状が毎月のように届き、どうにか支払うと手元に貯金はないどころか、貯めていたはずの僅かな金ですら減っていき、将来には不安と絶望しか残らない……そういった思考が、『金がある』というただそれだけで頭脳から追い出される。

金があるということはすなわち、脳のリソースを有効に使える状態なのだ。逆に、金がないということはすなわち、脳のリソースをまともに使えていない状態ともいえる。

金が無いというだけで、脳のリソースを常に金銭の支払いと将来の不安に食いつぶされ、行動力や気力も削がれるので、もはや何もできなくなる。俺は、そういう時期が、半年くらい続いた。

そんな無気力な生活で死にそうになりながら生きていたある日、ふと台所を見て、最近全然自炊していないなと思い、少しづつ自炊生活を取り戻していった。すると、数ヶ月たったあたりで自身の経済状況が改善された事に気がついた。具体的には、給料日前なのに口座に金が1万円以上残っていたのだ。

ここから先はプライベートなことに踏み込んだ内容なので有料だ。生活が多少楽になったとはいえ、苦しいことには変わりないので、売れるプライベートは売る。買ってくれ。

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