世界は美しいモノにあふれている。

今日の１枚は、紫陽花。

ほとんど誰も足を踏み入れない裏庭に、ひっそりと咲いている。

ここの所、私が忙しくて、庭の手入れもおぼつかず、雑草ぼーぼーになっているというのに、知らん顔して咲いている。

私の事情なんておかまいなし。

人が見ていようが見ていまいが、まるで関係ない。

きれいね…とほめられることすら、どうでもいいような。

ただ時がきたから、ただ咲いた。

それがなにか……？ 的な。

こんな風に泰然としていられたら、いいんだけどね。

人間の世界は、あっちでもこっちでも波風が立って、人の課題はその人のものと思っていても、どうしても巻き込まれてしまう。

なんで私はいつもこんな立場にいるのだろうね…。

人間ってバカねぇ…と紫陽花に笑われている気がする。