視力、どれを重視するか
私、目が悪いんですよ、もうず~っとね。それがどんどん悪くなっていったり、途中から他のものも入り込んできたりするものなんですね…。今回はそんなことを書きたいと思います。
目がよかった覚えがない
視力がいいみなさん、あなたはそれだけでお得な人生なんですよ!きっとあまりわかっていないと思うけど。
人間は生まれたばかりから暫くの間は、ぼんやりとしか目が見えてないらしい…。実際、子育てしてみたらそれがわかりました。生まれたばかりの頃は、目と目が合わないですからね。空中ばかり見ていて、ちょっとこわかったり。そんな感じから小学校低学年くらいに向けて、視力が上がるそうです。
だがしかし、私の視力のピークは1.0に到達しなかったんじゃないかな。小学生の間に、視力検査の表の1番上が見えるかどうかに、なった記憶があります。教室の中でまん中くらいの席だと、もう「白」なのか「自」なのか、判別がつかなくなりました。
でもメガネはよっぽどな授業の時しか、かけていなかったんじゃないかな。卒業アルバムを見ても、学生証や受験の写真を見ても、メガネをかけていません。全然授業を聞いていなかったんじゃないのかな~って、今になって思います。
コンタクトレンズとの出会い
高校受験が終わり、もうコンサートに行っていいぞ!ということになって(誰に言われた訳でもないけど)、高校入学後にコンサートに行きました。席はあまり良くなくて、オペラグラス必須でした。その時にメガネだと、いちいち外さなきゃならないわ、曇るわで、かなり嫌気がさして、次のコンサートはコンタクトレンズで行く!と決めました。
コンタクトレンズ、発売したばかりではないけど、周囲に使っている人があまりいなかった頃で、いてもハードコンタクトレンズで、「痛い痛い」言って泣いてるイメージが強かった。私は痛いの嫌だし、ソフトコンタクトレンズとやらで!!って感じでした。
0.1が見えたのはいつだったかな?くらいの状態だったから、メガネのレンズも厚くて鼻が重いし、矯正もいまひとつになってきていたのを理由に、保護者を説得。私のソフトコンタクトレンズ生活、私のソフトコンタクトレンズ人生のはじまりです。
目が傷ついた時の禁止期間以外は、思えばこの時からずっとメガネのみに戻したことはありません。私がソフトコンタクトレンズを使いはじめた頃は、目のためには20年くらいしか使えないとか言われていた気がするけど、いつしかそういう期限みたいなものを、言われなくなった気がします。
目の見えが変わった(泣)
40代になってしばらく経った頃、周りも騒ぎはじめたけど、私もはじまったみたいでした。そう、老眼です。
メガネだと何も問題なかったけれど、コンタクトレンズを使っている時に気づきました。遠くを見ていて、ふいに近くを見ようとすると、すぐにはボヤけて見えない。しばらく見ていると見える。…そんなところからのスタートでした。
でも私の場合、近くを見て3~5秒で見えていたので、そのままいました。老眼鏡を使うほどではない。ただその日の体調によっては、もう少し大変な日もあるから、老眼鏡は一応買いました。1年に何回も使わなかったけれど。
それが50代になった頃から、まず薄暗いところではまるで見えない!という現象が起こりはじめました。ムーディーな店ほどダメで、イライラするか、それを通り越して眠くなるか…という感じ。
暗いのイヤ~と思っていたら、今度は本の文字がまるで見えない!という状態が、突然きました。そうこうしていたら、スマホの文字の見えも怪しくなってきました。私の場合は、あくまでもコンタクトレンズを使っている時のみで、メガネでは何も問題がない。コンタクトレンズの時も、自分で自分のスマホを見る分には、まぁまぁ見ることができても、娘とかに「ねぇ~これ見て!」と、急に彼女のスマホ画面を差し出されると、まるで見えない。やや暗めのカフェでメニューも見づらい。
めんどくさい!!!
ということで、眼科でしっかりと相談することにしました。
そういうことか!!
眼科に行ってよく調べてみると、遠くを見る視力は右目だけ1段階悪くなっていたらしい。それよりも近くを見る視力が落ちてるらしく「これはバランスを取るのが難しそうだ」と言われました。
もう単視用のコンタクトレンズだけでは無理なくらい、老眼が進んでいるそうで。これからもコンタクトレンズを使いたいならば、やっぱり遠近両用のコンタクトレンズがいいのかもしれない。ただ遠近両用のコンタクトレンズは、遠近両用のメガネとも違って、ストレートにどちらも矯正できて快適!というふうにはならない。しかもメーカーによっても見えが違う…と、説明されました。
私はかなり視力が悪いから、メガネのレンズは厚い。コンタクトレンズの場合、遠近両用レンズにすると、矯正度合が強い程、遠くを見る方に歪みみたいなものが出るので、霞んで見えるんだそうです。遠くをより見えるようにすると、私の場合はそれだけ歪みが出たり、近くの見えがしんどくなる。とにかく、遠くと近くの見えの兼ね合いを決めなきゃならないんです。
目の見えというのは、最終的にはその人にしかわからない。だから結局のところ、どれを良しとするかは、その人次第なんですって。
例えば車を運転する人ならば、遠くをある程度しっかり見えなきゃ困るだろうし、運転をすることもなく本ばかり読んでいる人は、近くが見えづらいと疲れるから、近く重視で、遠くはある程度見えればいい。…とか、人それぞれなんです。
そして右目と左目の見えをずらすこともある…と。遠くの見えをあきらめると、歪みが少なく近くも見える。利き目の問題もありますしね。
私は今となっては運転をしないし、テレビも1ヶ月に1回くらい見るかどうか。本はよく読むし、スマホやタブレットもよく見る。ということで、遠くをよく見える状態は捨てて、近く重視にすることにしました。そして(たぶん)利き目を近く重視にしました。とはいえ、遠近両用レンズは免れませんでした。
眼科に行ってよかった
私が今回行った眼科は、コンタクトレンズやメガネの矯正を考える人のための時間が、普通の診察とは別枠で取られているので、私の持ち時間は60分でした。これがすっきりはっきりしていて、小心な私にはよかったです。
私は微妙な乱視も入っているせいで、どの矯正度合が1番いいのか判断することが、若い頃から難しかったんですね。要は時間がかかる。だから私の視力検査がはじまると、後ろの患者さんが詰まってしまうことが多々ありました。これが気が重くて重くて…。そこにさらに老眼が加わったことで、判断はさらに難しくなる訳で、かなり気が重かったんです。私の時間枠がはっきりしているだけで、かなり気楽でした。
そして、以前通っていた眼科は、視力検査をする人がみなさん若くて、元々視力が悪い人に老眼が加わった時の見え方や、その兼ね合いを、当たり前だけど知識でしか知らない…という感じでした。それが今回は、私と年齢がほぼ変わらない人で、私と同じく本好きな人が担当だったので、見え方の特徴や、見方のいろいろな話も聞けて、自分がどうするのがいいか、よく考えることができました。
以前の眼科には、私みたいなのが行くと迷惑かな…行くのやめておこうかな…というのがあったけれど、今回の眼科はまた何かあったら行こう!と思えました。
行ってよかった。
最後に…。
「『どれもこれも完全に見えがいい』という状態は、もうあきらめましょう」と言われて、まぁショックを受ける人もいるかもしれないけど、私は今までありがとう!と、素直に思いました。
先程書いた通り、裸眼で0.1のCが見えていたのは、いつのことだったかな~な私が、前から来る人の顔がある程度わかり、対岸の看板もまぁ見えるのは、完全にコンタクトレンズやメガネのおかげ。これらが一切使えなくなったら恐怖だけど、裸眼では見えないものが、別世界くらい見えるのは、本当にありがたいことです。
手や足の筋肉がこれだけ低下してるんだから、そりゃ目の筋力も低下するよね…。穴あけパンチをつづけて使っただけで、手は簡単に腱鞘炎になるようになった私。こんなこと30代、40代の頃には思いもしていなかった。でも、これも序の口なのかな?と思うと、先々がちょっと恐怖に感じたりすることもあります。
これから先は、個体差が特にあるのかもしれない。今の私からすると、定年退職70才は考えられないな。シニア向けの仕事がしっかりあればいいけど、今の就職情報を見ると、シニアokの仕事は、単純に若い人が敬遠した仕事な気がする。人によっては体力的に厳しいよ。
私くらい筋力やら何やらが低下していても、他のタイプの仕事がない、もしくは就けない関係で、力仕事とかをしている人も沢山いるんだろうな~と思うと、私も無理してでも働くべきなのか、否なのか、考えてしまう。
プロテインとコラーゲンは一応摂取してるけど、筋肉の向上は全く感じないな。
食堂のら1周年!
早いものだね。同級生が毎日お客様に食事を提供している間、私はこの1年何をやっていたんだろう…。
東京三鷹生まれの三鷹育ち。自分の居場所を求めて富良野、京都、東京多摩地区を転々としたのち三鷹に戻り、以降ずっと三鷹に在住。2016年2月、本好きと、長く続いた居場所探しの経験を活かし、地元でゆるい感覚のまちライブラリーをスタート。ひっそり人好き。地域クリエイター。