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とししーたの

2019.10.28

おとこのこ、っつってな

まあここのとこ魅力的な年下との出会いや絡みがが 男女問わずに多くおばちゃんわくわくしています。
物語に突き動かされたことのある子、ってなあなんときらきらしていることか。
いくつか、素敵な話を。

あと2日で20歳になるって子
すきなひとに贈るプレゼントを買いに来てくれて、やきもちの温度、を贈ると。
ちいさなメッセージカードとペンをわたすと、好きな人に想いを伝えに筆を走らせだしたのです。
恋文をかいているひとって、少女漫画みたいに背後にお花をしょっているのかしらと思ったら、ぜんぜんちがくてもうぴしゃっと閉まっていて、まっすぐで、おおお。彼と彼女の世界がそこにあった。
強い想いを嘘なく伝えると、そう腹を括った人間の顔をハタからははじめて見た。
メッセージカードには、ピンクのゼラニウムの精油をたらしてあげました。
花言葉は、決意。
甘いかおり。

ひとの物語を伝えるために、飛び回って走って、珈琲を焙煎し続ける彼。
愛する空間に余すところなく向かうために全力で時間を使う、そのために生活を組み替えて楽しんでいく彼女。
幻想文学の話になると途端に顔を光らせて笑った夢野久作の出身校出身の彼。
じぶんの弱いを苦しいを、ちゃんと呑んでそれでも日々の美しいを、じぶんの感じる素敵を積み上げて綴り、生きてゆく彼女。
遠くから会いに来てくれた、好きな言葉を綴る彼女。
好きなことして生きていっていいねえ〜なんて言うならやってみやがれくってけねえから!それでもこれじゃなきゃ息ができねんだよ!逆にいいよね社会で器用に生きれてさあ!なんてぎゃあぎゃあ一緒に酒を呑んでくれたあの子。

詩人の彼。
愛するお姉さんの不定期ゲリラスナックで出会い。
煙草を呑み、酒場で詩を描きひとにわたすなんてすてきなことをしているんだそうで。
もうずるいそんなの〜。
たまたまお勧めした漫画が、いまの僕には必要な物語でしたありがとう、なんて伝えてくれて。
ああわたしは語り部をやりたかったの。
きみにとってそういう役割の人になれてよかったわあ。わたしは製本家で、物語を愛する人間でよかったわあ。

好きを伝えるのにてらいのないひとってなあいいですねえ。
おねえさんおにいさんは場数を踏んでおられるので、いつでも上手にきゅんとさしてくださるんですが、じぶんより年下の子らの透明感も素晴らしー。
いやうえもしたもないんですけど。話す内容にも人間としてもね。
世代の違いによる色の違いのことです。
嘘がないだろうな、いまこの場に。
って感じられる会話。
うん、綺麗な水に放り込んでもらえたみたいでいいですね。


最近読んだいい漫画。
違国記/ヤマシタトモコ
私の少年/高野ひと深
魔女/五十嵐大介
左ききのエレン/かっぴー
鬼滅の刃/吾峠呼世晴
おすすめ〜。

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