見出し画像

タロット徒然

タロット鑑定士&ボディートークのセッションをお届けする「すずむぅ」こと、いしいひさえです。

タロットは心を映す鏡、なのですが、心情や今みえていない自分の側面に気がつくために、象徴としていろいろな伝え方をしてきます。
そのカードが持つ基本的な象意だったり、イメージできる出来事だったり、第三者の人物像だったり、数字がキーワードだったこともあります。

タロットあるあるなのですが、「過去にこんなことがありましたか?」とお聞きしたときには「ないです!」と断言していたのに、途中で「実は…」とカミングアウトされたりします。

タロットあるあるなのですが、鑑定の終わりかけにそれまでテーマにしていたこととはまったく違うお題を突然振られたりします。
そちらが本丸なのかな、と思いつつ、時間切れになってしまったり、延長してくださる方もいらっしゃったり。

いきなりは言いにくいのかな、いまいち信頼されてないのかな、聞き方が失礼だったのかな、質問のまとめ方がよくなかったのかな、などなど、地味に悶々としていたのですが。
最近ふと、その過程を経る必要があったという、ただそれだけなのかもという考えに至りました。

とっさに「ない」ことにしたけれど、「ない」ままにはできなかった心の声。
ひとつの問いを越えてから立ち昇った新たな問い。
それが本丸では、というのはあくまでも私の勝手な解釈にしか過ぎず。
そこでカードを展開しなくても、その人の心の中で何かが動き出せばそれで十分なのかなぁと。

ボディートークのセッションでは、体が今、どこのコミュニケーションの調和を望んでいるのかを筋チェックと呼んでいる方法で確認しながら探していきます。

その人が感じている不調をテーマとして扱わず(テーマになるときもあります)、チャートに沿って「はい」と「いいえ」で探していきます。

見えている症状の端緒はまったく違うところにあり、症状や悩みの解消のためには、まずここからバランスしてね、と導かれる。
こんがらがったネックレスのチェーンを力づくで引っ張ってもほどけないように、ぎゅっとなっているかたまりをゆるめながら、どこのチェーンをどっち向きにほぐせばいいのか、丁寧に辿っていくような。

タロットも、その場で「なるほど」にならなくても、必要なことがクライアントさんの中でそれぞれのスピードで起きていくのだろうな。
心の中の変化が、これから見える世界を変えていくのだろうな。などと思った次第です。

自分の目で自分の顔が見られないことに気がついたのはいつのことだったか。
頭の中がぐるぐるしてしまったら、心を鏡に映してみませんか?

はじめましてのご挨拶とモニターセッション募集のお知らせはこちらです。

*タロットあるあるは個人の所感です。
*写真はニチユーさんの鳥マルセイユタロット(11:力/ 文鳥)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?