初デートは宮殿で

無事に結婚式を結んだ。


年明けからブライダルフェアに何度も足を運び、ふたりの思い出の場所で挙げることができて本当によかったと思う。

家族婚でいいよ、こだわりないし。という当初のわたしの発言から、夫は騙されたと思ってるかもしれないが…


ほとんど外注だから結婚式の準備らしい準備もなくのんびり過ごしていたけど、式1ヶ月前が一番忙しいなんて最初から知りたかった。みんな何故か3ヶ月前に聞いてくるんだもん。余裕かましてたよ

そして遠方からのゲストも多く、ノンストップで走り続けていたら勝手に痩せた。挙式3日前にも宅配ピザを食べる花嫁なんているのだろうか。

引っ越しもあり、バタバタした日々の中で体の疲労、時間の無さがつらすぎて夫ピネスに冷たい態度をとってしまう瞬間もあったけど、式前日に「もう少しだ。一緒に頑張ろうね」とメッセージが送られてきて あぁつらいのはわたしだけじゃない。夫ピネスも一緒に走ってくれてる。と泣けた。


余談だが、眠る前に108本の薔薇の花束、グラフの指輪を思い出すことによって少々心が落ち着いたのでプロポーズは本当に大事だなと思った。


式の前夜、設営中の会場に入ってみたら業者がたくさん出入りしてていよいよ感あった。自分たちのためにこんなにもたくさんの人が関わるなんて、感慨深い。

ここまで大変な道のりだったけど、明日は楽しもうねと言い合った。

部屋にマッサージを呼んですぐに眠れたけど、夫ピネスはウェルカムスピーチと謝辞の準備が出来ておらず深夜まで作業していた。それはほんとになぜ?



当日お支度が済んで撮影しているとき、ホテルにお越しの方から「わぁ…!」と言う声やキラキラした目で見られてとても気分がよかった。

わたしもホテルでウェディングしてる人たちを見るたびにそのような目で見て幸せを感じていたから(ホテル婚に憧れがあったわけではないけど)、自分の番が来た感じがした。


冷静でスマートでミステリアスな夫ピネスが、チャペルでガッチガチに緊張してたのもよかった。なんか手汗も凄かった。出社したらイジられるんだろうな。
うわぁ見たい。



乾杯や友人スピーチもそれぞれ大好評で、わたし側からはみんな大好きE子先生にお願いしたのだけれど、日頃の仕事ぶりが垣間見える完璧さでこれもまたグッときた。

わたしの気分が良くなるから定期的に読んでほしい。



そして結婚式といえば花嫁の手紙。

泣くかな?いや、なんだかんだ泣かないかなーと思ってたけど、視界に母が入るとダメだった。皆そういうものなのかな。
夫ピネスには「早すぎるよ」と後から言われた。



振り返るとあっという間の日々だった。
結婚式、全てのことが初めてで右も左も分からず二人で協力しながら進めてきて、これはパートナーが非協力的だと大喧嘩になるだろうなと思った。

改めて夫ピネスには心からの感謝を。


そしてサポートしてくれた両親、夫ママ、夫ピネス同僚、盛り上げてくれた美しい友人たち、遠方からのゲストの皆様、本当にありがとうございました。



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