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2015年忍者スリスリくんがお気に入りしたツイートベストファイヴ


前略

こんちくわこんぶ、SUZURIデス。

インターネット上の様々な人が2015年のベスト何かを発表するアドベントカレンダー 「2015 Advent Calendar 2015 に参加しておりますゆえ、2015年のベストを発表させていただきたい所存でございマス。

SUZURIからお届けいたしマスのは「忍者スリスリくんがお気に入りしたツイートからベストなものをピックアップしたやつ」デス。

お気に入りの数が多すぎてすべてを追えなかったため、下半期に忍者スリスリくんがお気に入りしたツイートの中からベスト5を選出し、解説いたしマス。


第5位

“よくそんな毎日つぶやく事があるよね“
─ posted by 知ってるちゃん

「お前ら暇だな」「友達とか恋人いねえのかよ」というメタメッセージを強く感じる一言。
日頃からTwitterという優しさの塊のような現場で、己の弱さ寂しさを持ち合い傷を舐めあっている我々にとって、一番つらくきびしく、だけど一番ぼくらのためを思ってくれている、まるでサッポロ一番のような一言。


第4位

“三角形はチャラい“
─ posted by だいけいくん

これは台形による発言であるが、無差別に「三角形」に対して「チャラい」という偏見を植えつけている。

実際のところ、個々の三角形の個性を無視して「三角形はチャラい」と決めつけるあたりに台形の知性が伺える。

ていうかチャラくないし。チャラくないし!!!!!!!なんなの?????!!!!!チャラくないし!!!!!!!


第3位

“昨日久しぶりに本当に生きるの向いてないのでは 社会に適応できない やっぱり死んでしまいたいとなってうおうお泣きながら恋人に言ったら「そんなん無理してやらんでええや〜ん 自分のリズムがあるならそれ大事にしたらさあ〜てか風呂入りや〜おれ腹減ったからメシ食っていい?」って返された“
─ posted by ついえよ

このツイートを一言で表すと「愛」である。

人間だれしも「愛とはなんだろう?」と一度は考えたことがあるのではないだろうか。その疑問に対する解答の1つが、これだ。

例えば前半部分の「死んでしまいたい」「うおうお泣きながら」この部分だけを取り上げると、さながらメンヘラとして叩かれかねないし、相手によっては「面倒くさいメンヘラ」としてあしらわれてしまう可能性がある。

しかし、ともすれば「メンヘラ」として避けられてしまいそうな言動を、この恋人は「風呂に入れ」でうまくまとめて、なだめている。

この恋人はなぜこういった言動ができるのであろうか?それは恐らく、恋人の思想の根底に「赦し」があるからであろう。

だからこそこの恋人は、人間誰しも死にたいと思ってしまうことはある、泣いてしまうことも誰かに頼ってしまうこともある、そんな人間の弱さに対して最大の理解を示し、赦し、励ましの言葉を述べることができるのだ。

そしてそんな恋人の思想をわかっているからこそ、素直に泣いて頼って、不安を表現することができるのであろう。この2者関係を愛と呼ばずに何と呼ぶのか?

あと本当に風呂には入ったほうが良いと思うし、その一言が恋人の発言の説得力をぐっと増している。あと欲を言えばこのあと物語が宇宙に繋がってたら良かった。


第2位

“そして電車内で腹痛に襲われておる
ヤダー!うんこ漏らしたくないヤダー!!“

─ posted by ゆりだいん

人間のいろいろな欲求がこの一言に込められすぎていて、あまりのエネルギーに唖然としてしまった。
まず目に飛び込んでくるのが「腹痛」。電車という、神が作りたもう、僕達の手では決して止めることのできない装置に乗ってしまった後に発生する腹痛。言ってしまえば、宇宙船に乗ってあと数分で発射です!という状況でめちゃトイレに行きたいのと実質変わらない。

しかし、これは人間の生理現象。本能。一時的欲求。誰にも抗うことはできないのである

ただ、その後に続く「うんこ漏らしたくないヤダー!!」という叫びには「恥」を持った、尊厳を保った「人間」であることが伺える。他人の前で恥を晒したくない、優秀な人間だと思われていたい、優秀な人間としてあわよくばあの子と付き合いたい、そんな、うんこすることよりも次元の高い欲求が表されている。

そして、動物として・人間としての欲求同士の葛藤を「ヤダー!!」という幼子でも使える拒否の言葉を使って表現することにより、ただならぬ「嫌だ」の意思を感じる。カタカナを利用して勢いを表現しているのも高評価だ。欲を言えばこのあと物語が宇宙に繋がってたら良かった。


☆.。.:*・゜第1位☆.。.:*・゜

”2人で葬儀抜け出さない?”
─ posted by アンドーナッツ

「こんな○○、2人で抜け出しちゃおうよ」これはセカイ系で見かける言葉。
「このあと、2人で抜け出さない?」これは合コンの終盤で見かける言葉。

さて、我々が今回目にしているのは「葬儀抜け出さない?」である。

葬儀。一人の人間の人生の終わり。もちろん、死があったからといって、葬儀が終わったからといって、その人の存在がまったくのゼロになるわけではない。その人が残したもの、関わった人の記憶、いろいろなものが現世には残っている。
それでも、葬儀というのはひとつの「終わり」を象徴するイベントとしての側面をもつ。

そんな葬儀を、2人で抜け出す。この2人が男女であるという明記はないものの、一般的には男女2人である可能性が高いため、男女2人として話をすすめよう。
「終わり」を象徴するイベントから抜け出す2人は、この終焉のイベントをきっかけに、新しく「恋」へのスタートを切るのだ。終わりは、なにかの始まりへと繋がる。そんな人類の営みの中にある普遍のテーマと、人生への希望を、たった12文字で表現している。圧巻としか言いようがない。さらに欲を言えばこのあと物語が宇宙に繋がってたら良かった。


~おわりに~

今回、本当は「2015年の”うんこ”にまつわるベストツイート5選」をやろうと思っていマシたが、Twitterのハイパー機能改善により「うんこ」で検索すると「便」「糞」も含めて検索してくれるようになってしまったため、諦めマシた。
ありがとうTwitter。いつかこの機能を役立てられる時が来ますように。


2015年もSUZURIをご愛顧いただきありがとうございました。
あと残りの数日も、何卒よろしくお願いいたします。

そして、良いお年を。

敬具


東京・渋谷より愛を込めて
SUZURI

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